韻踏詩

『夢想の島』

　俺は夢見る　君に夢見せる　夢を見られなかった昔の分を取り戻す

たとえそれが夢想だとしても　夢を想い君に見せてやる　

何度目かの覚悟を決めた　自称　夢想家の有象無象屋

この文を読んでっか？　韻はちゃんと踏めてっか？　

俺の物語は楽しめるか？　つまらなくても知ったことか！

　誰かの真似事？　なんて気にして　誰にも見せないで勝手に決めること？

何度目の絶望？　気にして　書けなければ意味無いぜ　勝手に言わせてろ

揚げ足取りの自称玄人共　　面白いかどうかはまず自分が決めることでしょ？

出した後の評価なんざ関係ない　お前らに出来ることは読むか読まないかの二択だけ。

殴られても気にしない　俺に出来ることは書くか書かずに死ぬかの二者択一だぜ

書き続けてまだ数年間　積み上げた文の数なら軽く数千万か？

思い続けて数十年間　ボツにした数ならその数千倍さ

うず高く集められた文の山　その上にたたずんで一人戦う俺は数多の有象無象屋

一人で文の山にたたずむ孤独の創作家　まだまだ小山の上にいる自惚れ屋

たまに飛び降りたくなるビルの谷間　程度の高さにいるピヨピヨのヒヨッコさ

だがそれがどうした！　必要なのは面白いか面白くないか

積み上げられた数字と実績で　競い合うのは　もうたくさんだ。

だから足に引っ付くのやめろや　ならば死ぬ間際までついてこれるかついてこれないか？

俺は夢見る　君に夢見せる　夢を見られなかった昔の分を取り戻す

たとえそれが夢想だとしても　夢を想い君に見せてやる　

何度目かの覚悟を決めた　自称　夢想家の有象無象屋

不健全？　世界をかき回す覚悟無くて出来るのか創作

うざったいぜ　世界にひき肉にされる覚悟は出来てるか創作家？

アヘだ　ヤクだ　寝取り寝取られ屋　俺の頭の中はそればかりだ。

愛だ　友だ　想い　想われだ？　俺の周りには無いものばかりだった

こちとら　親に　山に埋められかけた三歳児

それでも　確かに　それは有ると知ってるぜ不健全児

俺はリアリスト！

だからこそのロマンチスト　

口だけで騙される初心なネンネ共

こんなはずじゃなかったとどうにも無くなってから気づかされる未来を想像しろ

忘れるな初期衝動　止めるな考察活動　そして俺がお前を騙す創作活動

リアリズム無き　ロマンチシズム　

現状維持望み　ジリジリ後ずさる

探す物があるのなら　変えてみろ　位置視点

同じところからじゃわからない　立志起点

この意味がわかるか？　わからねえならとりあえず読みな　俺の作

あれ騙そうとしてね？　そこに気づけるならもう一歩　だから読み解きな俺の策

俺は夢見る　君に夢見せる　夢を見られなかった昔の分を取り戻す

たとえそれが夢想だとしても　夢を想い君に見せてやる　

何度目かの覚悟を決めた　自称　夢想家の有象無象屋