ラスト小説
仮にこれが小説ではなくて
仮にそれが駄作だとしてもかまわず書き続けようラスト小説
神の前に立たされて
仮に罵倒されたとしても笑い答えようそれがラスト小説
紙にたたきつけた情熱で気がふれそうだ
ガキのころにはなれるとは思えなかった大人
生きて迎えるとは思わなかった三十路の大台
見えたのは思いもしなかった未曾有の失望とわずかな期待
あの日に祈った神は助けてはくれず誓った愛もあっさりと崩壊
意味があるのか? 問い質す死にたいか?あいまいに笑う
生きたいのか?
問いが来る今までは答えられずただ書きたいんだ。とうとう問いに返す。
ただ書きたいんだ ラスト小説
仮にこれが小説ではなくて
仮にそれが駄作だとしてもかまわず書き続けようラスト小説
神の前に立たされて
仮に罵倒されたとしても笑い答えようそれがラスト小説。
たとえば究極の短編小説に長編小説
書けたとしてもまた更新する次のラスト小説
あがき続けても未だ交信できぬ君と俺の情熱
神を殴りつけてでも送信しつづける。
死にそうでも証明する
君を奮わせる以外にしたいことは無く もう消えそう? でも見せてあげる
かつて俺を救い上げたあの人のバース 飲み込んで 加工して 出す小説
彼と同じように掴み続ける。そしたら離さないぜ? そして君はもう目を離せず手を離せず
髪と神は無く 紙に書き続ける そして俺はそこで神になる
出しまくる奮わせるラスト小説!ラスト小説!
さあ 余すことなく使い続ける 残りの寿命
ああ無駄に生きています? ドクリと唐突に終わるなら命は不毛?
そうだ!だから書き続けるラスト小説
いやあ クダを巻き続けてしまう? コクリとうなづくなら君と俺は同類項
馬鹿なやつだと笑ってもいいぞ? ゾクリと君をうならせる物書く いずれ
無理ねと笑うなら まあ待てよ 捲り上げて見せるぜその硬い心の奥をね
泣くこともある 書くことがある 止めることは出来ぬ 書いてみせる
そしてそれが ラスト小説! ラスト小説! ラスト小説! ラスト小説!
記憶してくれ ミスター&ミスにミセス
刻み込んでくれむせ返る感動
魅せてみせる 見えぬなんて言わせぬ
君に言われても気にせぬ 次の作で君の心をこじ開ける
掃除する チリ一つ無く もう満足 言ってもまだ読ませる
閉じる 開く そしてまだ君の心に入り込む
君はまた喜び 受け入れる それを見て俺も生きる意味を感じる
指も無くなり 身体も消え去り 人もいなくなり それでも残り続ける
終わりに向かう日々 空っぽになり 俺も死んでいく それまで書き続けるラスト小説
仮に これが小説ではなくて
仮に それが駄作だとしても
かまわず書き続けようラスト小説
神の前に立たされて
仮に罵倒されたとしても笑い答えよう それがラスト小説
仮にこれが小説ではなくて
仮にそれが駄作だとしても
かまわず書き続けようラスト小説
神の前に立たされて
仮に罵倒されたとしても笑い答えよう それがラスト小説
ラスト文頭! ラスト文節!ラスト段落!ラスト文章!
さあ繰り出すとしよう 最高のラスト小説!
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