第40話 活動記録の写真
仕方ない。
「ある程度は」
と言って僕はパソコンを受け取る。
と言っても、
○ 父の趣味もあってパソコンを余った部品から組み立てた。
○ ついでに設定して何とか使えるようにした。
○ ネットを閲覧したり、
○ フリーゲームをダウンロードして遊ぶ。
なんて感じでオフィスとかはあまり自信が無いのだけれど。
「そこに出ているLANの線をつなげて起動して下さい」
と先生に言われるままにパソコンを起動する。
「IDとパスワードは何ですか」
先生がメモを渡してくれた。
IDがyagai、パスワードがSotodeasobimasu4だな。
なお両脇で彩香さんと美洋さんが画面を見ている。
顔が近い。
2人とも意識していないんだろうけれど。
「デスクトップが出ました」
「フォルダリンクの『野外滑動部』をダブルクリックして」
言われるままに操作。
色々なファイルやフォルダが出てきた。
「それが今までの活動の記録ですよ。あとはネット。クロームを起動すると色々なリンクが入っています。そのあたりを見ながら次はどんな活動がいいか、考えてみて下さい」
そんな訳で色々出してみる。
「あ、きっとこの前の写真だ。このフォルダ」
すぐ横で彩香さんの声がした。
近すぎてどきっとしてしまう。
「見てみる?」
「お願いします」
これは美洋さん。
『20140411お試し合宿』というフォルダを開いてみる。
ほとんどは写真ファイルだった。
ワードやエクセル形式の文書も少しだけあるけれど。
なので写真の1枚をダブルクリックしてビューワーを起動。
「これで左右の矢印キーで写真を入れ替えられるから」
そう言ってパソコン前から待避。
両側思い切り近くから女の子に挟まれているのは心臓に悪い。
これが待避した理由だ。
2人とも全く気づいていないようだけれども。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます