第190話 アニイ暴走
『殺すだと!?』
「うん」
それは一瞬だった。
鉄の銃口が火を噴き、音速を越える速度で小さな弾丸が放たれるのをアニイは見る。
その銃弾の行き先には、まさに気を失っているマキの頭がある。
それは人間では絶対に視認することなど不可能なはずだった。
そしてそれを止めることも同様に不可能であるはずである。
「なっ⋯⋯!」
しかしそれをアニイは止めた。
いつの間にか彼女はマキの傍らで手を構えている。そしてゆっくりと掌を開いた。
すると彼女の手の中から銃の弾丸がコロンと転がり落ちる。
「いつの⋯間に!!」
マキに銃弾を放った傭兵の襟首にアニイの手が伸びる。それを傭兵は跳ね除けようとした。だがしかし、彼の襟首を掴むアニイの手は今まで彼が触れたことのない圧倒的な『絶望』を纏っていた。
「うわああああアアアアッ!!」
飛距離は30メートルほどだろうか。もし天井によって止められていなかったら、きっとさらに遠くまで飛んでいたかもしれない。
アニイに投げ飛ばされたその傭兵は天井に頭から直撃する形で突っ込み、不自然な方向に跳ね返りながら地に落下するとそのままピクリとも動かなくなった。
『自分が⋯⋯自分が何をやっているのか分かっているのか!?』
狼狽しているその声の主はミスターだ。
彼の頭の中の計画図をメチャクチャにされ、彼は混乱していた。
『お前はもう人類の味方ではない! お前は、お前は我等人類を敵に回すことになったのを理解しているのだろうな!!』
その時だった。
「アニイを倒せるなら、やってみなよ。『人間』」
アニイの手首にあるブレスレットからシューという音が漏れ始めた。
そして部屋全体を不自然な地鳴りが揺らし始める。
「アニイはね。気づいちゃったんだ。いつのまにかアニイが、人間のために生きてるわけじゃなくなってることに。⋯⋯ううん、最初からそうじゃなかったのかも」
その声はまるでおとぎ話を話して聞かせるように柔らかい声だった。
だが一方で、地鳴りはどんどん大きくなっていく。
「アニイは何のために生きてるんだろうって、ここに来るまでずっと考えてた。アニイはあの人が大好きで、きっとそれは変わらない。あの人はアニイに名前をくれて、命も救ってくれた⋯⋯アニイの恩人」
空気が重い。それは雰囲気ではなく、物理的な意味で。
まるでハチミツのプールに飛び込んだかのように、息苦しさすら感じる空気の粘性は何によって引き起こされているのか。
「人間はきっと理解してくれると思ってた。あの人がアニイを救ってくれたみたいに、きっとアニイを理解してくれると思ってた。月で一人きりの時も、きっと時間が経てばアニイを分かってくれると思ってた⋯⋯」
アニイを中心として、床が割れた。
強大なアニイの魔力がいよいよ抑えきれなくなっているのだ。
「でも、分かったよ。人間はきっとアニイを受け入れない。あの人だけが特別なだけなんだって気づいちゃったんだ。だから⋯アニイの『特別』はあの人だけでいい」
さらに大きくなっていく地響き。その場に居た無力な人間たち全員が、その地響きこそアニイの強大すぎる魔力によって引き起こされているということに気が付いた。
しかし同時にもう一つの現実にも気付く。地に伏す人間たちに、暴走を始めんとするアニイを止める手段など存在していないことを。
『お前たちッ! DB-S-002を殺せ!!』
「し、しかし⋯⋯我々とDB-S-002には大きな戦力差が!!」
『この私に歯向かうのか!? 早くやれ!!』
ミスターの命令が限りなく不可能であることを分かっている傭兵たち。しかし、ミスターはそんなことなどお構いなしに彼らに命じる。
『命に背いたお前たちを生かしておくと思っているのか? 逃げ帰ったところで、今度は貴様らが私に殺されるだけだ。貴様らの代わりなどいくらでもいる!』
「⋯⋯!!」
その言葉を聞くや、傭兵たちの様子が一変する。
それを隠れて見ていた摩耶は、傭兵たちもまたミスターに弱みを握られているということを理解した。アニイ同様に彼らも退路を断たれているのである。
すると傭兵たちは、各々が一瞬の葛藤を見せた後に携えたマシンガンをアニイに向けた。それがまるで荒れ狂う怪獣に棒きれで挑むような愚行であると知りながら。
「やれ!!」
そしてアニイに無数の弾丸が降り注いだ。
その一発一発が対DB用に強化され、一度並の生物が喰らえば骨まで砕かれるほどの威力であるそれを、アニイに何百発も浴びせる男たち。
しかし、その集中砲火は突然途絶えた。
何時の前に移動したのか、人間の目には止まらない速度だった。
弾丸を雨を浴びたアニイの体には傷一つなく、彼女は彼らが持っていたマシンガンを光のような速さで奪い取ると、小さく呟く。
『八獄・焦熱』
その瞬間、マシンガンが一瞬で白熱すると気化しながら溶けた。
さも息を吐くかの如く簡単に行われたその行為は、マシンガンを融解させるほどの爆熱を一瞬で生み出したアニイの炎異能によるものである。
そしてアニイの異能力が遂に解禁されたことを示すものでもあった。
「次は、君たち」
囁くようなその声と共に、アニイの手に黒い炎が灯った。
白でも青でも赤でもなく、吸い込まれてしまいそうな程の真っ黒な炎が、大蛇の舌先の如くチロチロと人間を捕食せんと踊っている。
『貴様らッ!! 何をやっているさっさと⋯⋯!!』
ミスターの声が聞こえたその時だった。
『大焦熱』
その場にいる全員が、それが異能によるものだと認識するのには時間を有した。
底無しの暗黒を纏った何かが空間を包み、この世から一瞬だけ光が消えた。そして暗闇が光を吸い込んだ後に発生したのは、爆熱の大放出。アニイが右手を広げ、指差したその先を真っ黒な炎の息吹が吹き抜けたのである。
『き⋯⋯ギ⋯⋯ザマッ!!』
ミスターの声が消えていく。アニイの炎によってミスターと回線を繋いでいた通信機器が破壊されてしまったのだ。
『もう⋯⋯手遅れだ⋯⋯お前は⋯⋯殺され⋯⋯!』
プツッ、という音と共にミスターの声は完全に消えた。
そしてアニイが放つ黒い爆炎がようやく収まる。
その時摩耶と傭兵たちが見たのは、信じがたい光景だった。
「は、ハハ⋯⋯⋯!」
裏返った声でへたり込みながら声を漏らす傭兵の男たちの内の一人。
自分たちが一体どれ程恐ろしい存在に対峙しようとしていたのかをその時、彼らはきっと有無を言わさぬ現実として理解したに違いない。
地下100メートルに位置する地下アジトから地上まで、アニイの放った爆炎はまるで通気口の如き穴を穿っていたのである。しかもその穴の直径は実に50メートルは下らないだろう。文字通りの火力のみで地盤を融解させ、吹き飛ばしてトンネルを作ってしまったアニイの力は人類の常識を優に超えている。
しかもアニイは、そんな異能すらもほんの小手調べのつもりで放っていた。
そして、その場にいる全員を舐めるように見回すアニイ。
全員が『殺される』と、脳裏に走馬灯がよぎったその時だった。
「ミスター。つまらないジョークはこの辺で終わりにしよう」
カツカツという足音、そして片手に光る剣を持った大男が現れる。
少し乱れた髪型を手櫛で治し、身を隠していた摩耶の隣にやってきたのはスライムフェイスと戦っていたはずのアレクだった。
だが彼は目の前の光景を彼らと同じく目にして、すぐに状況を飲み込んだらしい。
「⋯⋯⋯僕が動くまでもなく終わってたみたいだ」
すると突然彼は、隠れている摩耶の方を向いて言った。
「マヤ。もう姿を隠す必要はないはずだよ」
彼は摩耶の身隠しを平然と見破っていた。
摩耶の方にポンと手を置く。すると彼女の身隠しがあっという間に解除された。
「彼は、スライムフェイスは僕が倒した」
するとアレクの存在を目で見ずとも察したか、アニイがこちらを向いた。
「⋯⋯怯えちゃダメだ」
摩耶がピクッと肩を震わせたのを見て、アレクはそう耳元で囁く。
しかし摩耶の反応も無理はなかった。何故なら今のアニイは今まで見てきた彼女とは完全に別種の、『人間の敵』たるオーラを放っているのだから。
「状況は理解したよ。アニイは僕らを殺そうとしているようだね」
アレクの視線の先にはアニイに投げ飛ばされ、動かなくなった傭兵の姿がある。
ボロ雑巾のように打ち捨てられたそれがアニイによる行動であるのはほぼ間違いがなく、同時にそれはアニイが人間に対して牙を剥いたという何よりの証拠だ。
するとアレクの登場でほんの一瞬アニイの眼が離れたその隙に、完全に戦意を失った他の傭兵たちは一斉に出口に向かって退散した。
傭兵たちはミスターの命を最終的には放棄し、逃げ去る道を選んだようだ。
しかしアニイは最早逃げる彼らにも興味を持っていないらしい。それは代わりに現れたアレクが『そこそこできる』人間だと分かったからだろうか。
「人間を殺したDBは、如何なる理由があろうと殺さなければならない。アニイ、君はそれを分かってやったはずだよね」
「⋯⋯⋯」
何も言わないアニイの眼には、もう紫のカラーコンタクトレンズはない。
彼女本来の金色の瞳。DBの証であるそれが輝いていた。
「アレク⋯⋯」
「心配しないでマヤ。僕は世界最強さ、だから絶対に負けたりなんて⋯⋯」
その瞬間アレクとアニイ、両者の姿がブレた。
アレクの白色の剣が刹那の瞬間に煌めき、アニイの右手による手刀と交わる。
剣を振るアレクと、その剣を武器を使わず素手で受け止める怪物が火花を散らした。
摩耶にはいつアニイが右手を出したのかも、アレクが剣を振ったのかも気配すら感じ取ることが出来なかった。ただ一つ分かったことは、両者が摩耶の手に到底届かない程の遥か高みにいるという事実のみ。
がしかし、それはアニイとアレクが同等であるという意味とも異なった。
まるで象が小石を蹴飛ばしたかのような、それほどの力の違いが両者の間には存在していたのかもしれない。
凄まじいスピードでアレクが吹き飛ばされ、壁に衝突したのがその証だった。
マトイで体の強度を大幅に強化しているものの、合金を超える強度の壁に猛スピードで突っ込んだアレクを凄まじい衝撃が襲う。
「アレク!!」
「プッ」と血の混じった唾を吐き、すぐに立ち上がるアレク。
彼の持つデュランダルに傷はない。だがしかしアレクの一撃をアニイはあっさりと弾き返し、その力の差を明確に誇示していた。
「マヤ。バーテンの彼女と子猫を連れて君もここから逃げるんだ」
間髪入れず、今度はアニイの凶悪なキックがアレクの胴を狙って放たれた。
それも摩耶の目では残像すら捉えられぬほどの速度だったが、アレクは初撃を見てそのスピードに順応したか、今度は剣でそのキックを受け流した。
両者のぶつかり合いで生じた衝撃波が摩耶を吹き飛ばさんと吹き荒れる。
「アニイはここで僕が止める。君たちはここからすぐ離れるんだ!」
「でも、ここにアレクを置いていくなんて⋯⋯!」
「ここで僕が止めなきゃ、他に止められる人間なんていないんだ!」
その言葉にはアレクの強い覚悟が滲んでいた。
摩耶は走った。そして最初にコロが格納されているケージに手を伸ばす。
檻のロックを外す赤いボタンを押すと、カシュッというガスが抜けるような音と同時に檻の扉がカランと外れる。
するとコロはニャーと鳴くや檻から飛び降り、黒い体毛を闇に溶け込ませて短い脚をパタパタと走らせながら逃げるように消えていってしまった。
恐らくは野生の勘が、ここが恐ろしい戦場だとコロにそう理解させたのだろう。
続いて摩耶はマキを目覚めさせるための薬を取り出す。薬で眠らされているマキの口にアレクから渡されたそれを流しこむと、ゴクリと飲ませた。
「うーん⋯⋯」
効果てきめんだ。彼女は薬を飲んですぐに目を覚ました。
マキは薄く目を開くと、ゆっくりと身を起こし始めた。
「アタシとしたことが⋯⋯鉄火場を離れすぎて耄碌しちまったのかねえ」
椅子に自らを縛っていた紐を、簡易なマトイを使って力づくで引き千切ると少しよろめきながらも立ち上がるマキ。それを見て摩耶もマキに手を貸した。
「舞姫ちゃんが助けてくれたのかい?」
「マキさんを助けられたのはアレクのおかげです。でも今は⋯⋯」
と言っていたその時だった。
マキがつい先ほどまで立っていたその場所に、宙を飛びながら巨体の男が墜落した。
そしてマキが座っていた椅子を破壊する。
「⋯⋯まいったねこりゃ」
摩耶が目を話していたのはほんの数秒。
だがその間にアニイとアレクの間では無数のやり取りがあったに違いない。
アレクのデュランダルは真っ二つに折れていた。
そしてほんの数分前まで元気だったはずのアレクは、今や見るも無残な状態になっている。体は傷だらけで、もはや立ち上がるのもままなっていない。
「グハッ⋯⋯パンドラの方がまだ⋯⋯!!」
「あんな雑魚とアニイを一緒にしないで」
アレクはパンドラの強さを基準にアニイに挑んでいた。
しかし、それは大きな間違いだったのかもしれない。
窮地のアレクを見て、思わずマキは口を開く。
「パンドラは精神汚染と再生能力が驚異的なだけで、一体あたりの破壊力は上位のA級DBと同等レベル。つまり、アニイの戦闘力こそが真の意味での『S級』さ」
アニイは異能がなくとも、パワーのみでアレクを圧倒している。
つまり異能はおろか、単純な腕力でもアニイは同じS級と称されるパンドラを遥かに超える存在なのである。
「遂にアニイがキレちまったかい⋯⋯でも、いずれこうなる気がしてたよ」
マキはまるでこの未来すら見通していたかのような口ぶりだ。
アニイは捕食者の目をしてこちらに歩いてくる。異能を武器としながらも肉弾戦でアレクを圧倒するアニイはまさにS級のトップクラスたる覇気を纏っていた。
「アニイ。アンタはアタシらをこのまま殺す気かい?」
するとアニイは頷いた。
そこに考える余地などないとでも言うかのように。
「何故だい? アタシらは仲良くやってきたじゃないか」
「⋯⋯もう、全部終わったこと」
終わったことだと、アニイはそう言って拳を振り上げる。
しかしその時、摩耶は違和感を感じた。
アニイは人間と決別し、敵になるという意思表示をしている。しかしアニイの本来の力をもってすれば、異能で摩耶たちを皆殺しにすることなど造作もないことだ。
それこそ炎で全員焼いてしまえばいいはずである。
しかし彼女は、アレクと対峙する際も異能は一切使っていない。
いつの間にか跡形もなくなったブレスレットが示す通り、アニイの異能を妨げるものなど何もないというのに。彼女はひたすら素手で人間と戦っている。
それはまるで⋯⋯
「⋯⋯私達に手加減してるみたい」
摩耶が小さくそう口にした。
まるでアニイがずっと
その姿は、怒りをただぶつける幼子とも、正気を失った猛獣とも違う何か別の印象を摩耶に与えた。
「⋯⋯アニイ、ちゃん」
何故この状況下で、前に一歩進む勇気が出たのかは分からない。
人間を殺すと言っている怪物に自分から歩み寄るなど正気ではないはずなのに、気づいた時、摩耶はマキとアレクの前に立ってアニイの目の前に進み出ていた。
「⋯⋯寂しかったんだよね」
それは深い思慮から生まれた言葉ではなかった。
今のアニイを見て摩耶が思った感じた全てが、その言葉だったのだ。
が、その言葉はアニイが摩耶の胸倉をつかんで引き上げたことで途切れた。
ウッ、と首が絞められることで苦し気な声を摩耶は漏らす。
「最初にアンタから殺してあげる」
「やめるんだアニイ!」
しかし、それを止めるためにアニイに手を伸ばしたアレクを、空いていた左腕で鷲掴みにすると、ゴムボールを投げるかの如くアニイは平然とアレクを投げ飛ばした。
そして彼の姿は遥か彼方へと消えて見えなくなった。
「あの人を
そう話すアニイは、摩耶に一際強い敵意を向けている。
しかし摩耶には、『あの人』とは誰なのかが分からなかった。
「あの人⋯⋯って⋯⋯?」
「そんなこと言って分かってるんでしょ。あの人はどんな人でも差別しない。だってあの人は、誰も差別する必要がないほど強いから。アニイを受け入れてくれた唯一の人、それをアニイから奪おうとしたアンタはここで殺す」
それはまるで、万力で潰されていくかのような力だった。
摩耶は自分の細い首をアニイが本気で絞め潰そうとしていることを理解する。
「そんな⋯⋯奪おうなんて⋯⋯!!」
絶望が目の前を覆っていく。
まさに自分は今怪物の手で殺されようとしていることを、摩耶は否応なしに理解させられていた。
「たす⋯⋯けて⋯⋯!」
視界がどんどん暗くなる。そして、目が見えなくなってくる。
摩耶は誰も居ない暗闇に向けてそう助けを求めた。
「アニイ。その手を離せ」
だがその時、静かで、秘めた熱を帯びた声が聞こえてきた。
顔は見えない。ただ、見えない視界の中で聞こえる低い男子の声。
「俺の命令を聞けアニイ。離せ!」
その瞬間、揺るがぬ力で絞められていたアニイの手が緩められる。
崩れ落ちる摩耶。しかし片膝をついて、彼女は気を失わないよう持ちこたえた。
リアルな死の恐怖と、極度の酸素欠乏で息を荒らげる摩耶の視界が徐々に開け、そしてその視線の先に一人の男の姿を確かに見た。
「⋯⋯助かったよ」
マキの心から安堵するような声が後ろから聞こえる。
そしてアニイは、その男の存在にも驚くことは無かった。
「⋯⋯やっぱり、来ると思った」
「こんな形は望んでいなかったけどな」
片手に黒い刀を持って現れたその人物を見るアニイは、少しだけ微笑んでいる。
それはまるで彼がここに来るのを確信していたかのようだった。
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