第189話 宣言
「降ろせ。そしてここから先はお前たちが連れていけ」
人の居住地から遠く離れ、山を越えた先にある平地にヘリコプターは着陸した。
人どころか野生動物の影すらないその場所にあるのは、苔が目立つ古びた鉄の扉と、目立たないように設置されているコード入力装置。
そしてヘリコプターから、スライムフェイスが現れた。
マシンガンを手に持った傭兵たちを脇に従え、その中の一人はコロを収容した小型の檻を持っている。その檻はいつでもコロを串刺しに出来るようにスイッチ一つで伸縮する黒い棘が周りを囲んでいる。そしてその後ろには完全に拘束されたアニイの姿もある。彼女は身動き一つすることなく無抵抗のままだった。
スライムフェイスは入力装置に扉を開けるためのコードを打ちこむ。
するとゴゴ⋯⋯と低い重厚な音を立てながら閉じられた扉が開けた。
その先には地下に続く階段がある。
「中にDB-S-002を連れていけ」
傭兵たちに命じると、彼らは台車に縛られたアニイを連れて台車ごと中に入っていく。アニイを囲む傭兵は総勢8人、全員が武装している。
そして彼らは隠されていたアジトの中へと姿を消したのだが、何故か一人アジトの外にスライムフェイスだけは残っていた。
「⋯⋯面倒な風が吹いているな」
それは経験によるものか、はたまた別の何かを感じ取ったからか。
スライムフェイスは自分たちを追いかけている勢力がいずれここにやってくるであろうことを薄々感づいていた。
「騎士王アレクサンダー⋯⋯間違いなく私を追ってここに来るはずだ」
アレクは自由奔放な男だが、同時に彼には恐ろしいほどの野生の勘があることをスライムフェイスは知っている。自分たちがアニイを連れ去ったことも、ここにアジトを構えていることもすぐに彼なら嗅ぎつけるだろうという確信があった。
「だが、アレクサンダーなど今の私の敵ではない」
スライムフェイスは再び姿を変えた。
顔、ボディ、その全てがみるみる内に一人の人間の体を構成し始める。
「⋯⋯アレクサンダーよ。お前の力を完全に再現するこの私の力があれば、貴様を足止めすることなど造作もない!」
その言葉の根拠は変身した姿が雄弁に物語っている。
巨大な体躯に、極限まで磨き上げられた肉体を持つまさに騎士王本人。アレクそのものがスライムフェイスの変身によって忠実に再現されていた。
するとここでブオーン!!という猛獣の唸り声を彷彿とさせるようなエンジンの音と共に、猛スピードでドリフトしながら一台のスーパーカーが現れた。
そしてキキッと急停止すると、車からまさにスライムフェイスが変身したそれと全く瓜二つの大男が運転席から姿を見せる。
「サプライズ付きのお出迎え⋯⋯って感じじゃなさそうだね」
車のカギをクルクルと指に掛けて回しながら、自分と全く同じ姿をしたスライムフェイスの登場を面白がるように見つめるアレク。
「騎士王殿、ここはミスターが所有する私有地だ。貴方といえども、ここに許可なく立ち入ることは許されない」
アレクと全く同じ声で言葉を返すスライムフェイス。
その言葉には牽制的な意味合いも込められている。
するとアレクが肩を竦めながら言った。
「他人とは分かっていても、僕と同じ顔をした人間がそんなことを言っているのを見せられるのはショックだよ」
ポッケに鍵を入れ、スライムフェイスと対峙するアレク。
「だってそうだろう? 世界最強と呼ばれ、絶対的な強さの象徴たる騎士王の座に就くこの僕が、下品で女性に対するリスペクトの欠片も持ち合わせていないミスターのような人間に尻尾を振るなんて、絶対にありえないことだからね」
するとここで、後ろのスポーツカーの助手席から摩耶が現れる。
「えっ⋯⋯!?」
全く同じ人間が二人いることに目を疑ったのだろう。
摩耶は己の目がおかしくなったのかと目を何度も擦る。
「マヤ! 君は先にあの扉の向こうに行くんだ!」
そう叫んだアレクは、魔力を集中させて手に白の西洋剣を召喚した。
『デュランダル・
それは、パンドラ討伐時に使ったデュランダルとは形状が異なる新たな刀。
彼が敗北の後に修行して手に入れた新たな力だった。
「ハアアアアアッ!!!」
斧と槍の形が複合した形をしたそれをアレクは大きく振りかぶると、思いきり振り下ろした。すると斧の部分が一瞬白く光ると、斧のカールした刃を拡張するように白く輝く大砲を思わせるような巨大な斬撃がデュランダルから放たれる。
「フンッ!!」
それをアレクに化けたスライムフェイスが躱す。
すると放たれた斬撃は扉に直撃し、そして顔を覆いたくなるような爆風と魔力の暴風が辺りに広がっていく。そして暴風が収まったその時一同が目にしたのは、アジトの入り口どころか、その奥の小高い山までもが吹き飛んだ光景だった。
「扉を壊すには十分すぎたみたいだね。そこにいるミミックマンは僕が止めるから、マヤはアジトの中に入って囚われたアニイを助けてあげるんだ!」
しかし、スライムフェイスが化けたアレクが摩耶を止めようと立ちふさがる。
アニイが運ばれていったその先に摩耶を入れるのは何が何でも阻止したいのだろう。忠実に再現されたアレクの身体能力を武器に、摩耶にスライムフェイスの魔の手が伸びる。
だが本物のアレクは、スライムフェイスが伸ばす手を丸太のような右腕の手で摑まえると、スライムフェイスを投げ飛ばした。
「グフッ!!」
木に衝突するスライムフェイスは、その衝撃の余りに顔がブルンと不自然に揺れた。
アレクに化けた顔が僅かに歪み、まるで出来の悪い人形のような風貌へと一瞬変わるが、すぐに元の精悍なアレクの顔立ちへと戻る。
「マヤ! きっとバーのマスターもあの地下の先にいるはずだ!」
するとアレクは、スライムフェイスが倒れた隙に摩耶へ封をされた小さな試験管を投げ渡した。そこにはドロっとした液体が入っている。
「もしかしたら彼女は薬で眠らされているかもしれない! もしそうだったら、その薬を飲ませてあげるんだ! その薬には薬品を解毒する作用がある!」
摩耶はコクリと頷くと、薬をポケットに入れる。
そしてアレクの一撃で開かれた地下の奥へと向かっていった。
「アレクサンダー! お前と私には因縁がある。忘れがたい因縁が⋯⋯!!」
するとスライムフェイスはアレクの姿のまま、パチンと指を鳴らす。
するとその瞬間、アジトの周りから一斉にパワードスーツを想起させるようなパーツがスライムフェイス目掛けて飛んでくると、全身を覆うようにしてパーツが組み立てられていく。
「お前ではなく、私が騎士王になるべきだったのだ!!」
そしてスライムフェイスは、機械の体を持つ巨大な戦闘ロボットの如き姿へと変貌した。さらに地面に隠してあった巨大アックスと盾を地下から引っ張り出し、アレクを倒すための全ての準備を整える。
その体は全長およそ5メートル。巨漢のアレクでも小人のように見えるほどだ。
「そうか⋯⋯君も候補生の一人だったね」
だがアレクはそれを聞いて小さく呟く。
「騎士王を選出する過程で、世界各地から選抜された騎士王候補生たち。その中の一人に君の名前があったのをよく覚えているよ」
実はスライムフェイスはかつて、DHとして名を馳せていた時期があった。
そして彼はDHの最高位である騎士王の座を欲し、アレクとスライムフェイスの両者の間でその座を争った過去があるのである。
しかし結果はアレクが満場一致で騎士王に相応しいと認められ、アレクが頂点に立つまでに蹴落とした数多の敗者の一人としてスライムフェイスは脱落していた。
「君が脱落した理由は、『人の力を真似るだけのDHは騎士王となるにはふさわしくない』というものだったよね」
冷静にそう話すアレク。
「でも僕は、君は凄い能力者だと思っているよ。そんな装備に頼らなくても違いを生み出せる一流の人間だとね」
アレクは、スライムフェイスを覆うそのマシンがただアレクという人間を倒すためだけのマシンではないことを見抜いた。
「そのマシンもミスターに貰ったのかい? 君の中にある強さへの渇望と、『オリジナルがない』というコンプレックスを満たすために」
スライムフェイスは常に何かに化けることで真価を発揮する。
だが言い換えれば何かに化けない限り、彼は強みを生み出せない。
彼が装備しているそのマシンは、まるでスライムフェイス自身が内に秘めている自身の能力に対するコンプレックスを表しているようにアレクは見えたのだ。
しかしスライムフェイスは、そんなアレクの言葉をよそに口を開く。
「この時を待っていたぞアレクサンダー。お前が死んだ暁には、私がお前に替わって騎士王になる。お前の屍を踏み越えて、私は頂点に立ってみせる!」
するとスライムフェイスが着るマシンから強烈なレーザー光線が照射されると、彼が乗っていたスポーツカーを一瞬で爆発させ、鉄屑へと変えた。
それは彼の着ているそれの性能と破壊力を誇示したかったからだろうか。
爆発炎上した車を「気に入っていたのにな⋯⋯」と小声で言いながらアレクは見ると、迫るスライムフェイスにアレクは静かに告げる。
「残念だよ。これで君を倒さざるを得なくなってしまったからね」
デュランダムを再び召喚し、アレク目掛けて巨大なアックスを振り下ろすスライムフェイスに対抗するように白く輝く宝刀を振り上げるアレク。
「君の目を覚ましてみせるよ」
「やれるものならやってみせろ! アレクサンダー!!!」
そして両者の渾身の一撃が二人の間で交わった。
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「うわっ!!」
突然の揺れにそう口にするのは一早く地下へと向かった摩耶だ。
地響きが地面を大きく揺らし、思わず摩耶は壁に手をつく。
地上で何かがあったのだろうか。それは彼女には分からない。
地下奥深くまで続く階段は、下に行けば行くほど湿度が高まり蒸し暑くなってくる。
さらに施設内に異能による探知を阻害する仕掛けが施されているようで、摩耶の高精度空間探知も徐々に機能しなくなり始めていた。
『身隠し』
彼女の十八番をここで発動する。それは微かに彼女が人の気配を感じ取ったからだ。
気が付くと階段は終わり、その少し先に開けた場所があるのを摩耶は確かに見る。
間違いなく敵がそこにいるはずだ。摩耶は息と足音を殺して身を隠しながら人の気配がする方に近づいていくと、その先へと目を向けた。
するとそこには四方50メートルほどの黒い床に、僅か3つの電球が置かれた広い空間がある。そしてその中央には、アニイがいた。
『私に従う準備はできたか? DB-S-002よ』
だが摩耶が更に顔を覗かせようとしたその時、声が聞こえてきた。
それに驚いて顔をひっこめる摩耶。しかしそれは摩耶に気付いての言葉ではないようだ。空間全体に響き渡るようなその声は、アニイに向けられたものだった。
『私はお前に自由を与える者だ。私を知る人間からはミスターと呼ばれている』
その声は、ミスターの声だった。だが彼自身の姿はない。
遠隔通話で遠くから会話をしているようだ。
『私に従うならば、この女性かお前が隠していたDBのどちらかを解放しよう。だが救えるのはどちらかだけだ。選ばれなかった方には死んでもらう』
そしてアニイの前にスポットライトが二点に注がれる。
そこには俯いて身動き一つしないマキと、串刺し寸前になったコロがいた。
(マキさん!!)
何故マキが人質にされているのか。摩耶にはまるでそれが分からない。
するとアニイがここでミスターに向かって口を開いた。
「マキが人質にされる理由なんてない。この取引は不当よ」
一般人を一方的に連れ去り、人質にするのは理に反しているとそう訴えたかったのだろう。だがここでミスターは言った。
『不当ではない。何故なら、その女は一般人ではないからだ』
「一般人じゃない?」
『知能の高いS級DBなら私の言うことも理解出来るだろう。その女はただの一般人ではない。お前は知らないだろうが、悍ましい血塗られた過去を持つ女だ』
するとミスターは続けた。
『その女は本来なら既に死んでいるはずの存在。第一級重犯罪者の判決が下り、死すら天の許しと見なされる地獄の要塞、魔導大監獄に送られるはずのところを『実在しない人間』とされたことで難を逃れた女であることをお前は知らないのだろう?』
『つまりだ⋯⋯』と彼は続けた。
『その女は戸籍上は『死んでいる』 だからまさにDB-S-002よ、お前の覚悟を知るには丁度良いということだ。お前が真に人間を救いたいと思っているのなら、例え死者であろうと人間を救うことを選ぶはずだからな』
すると傭兵の一人が懐から小型拳銃を引き抜くと、マキの頭に向けた。
そして銃を持たぬほうの手に、コロを串刺しにするためのボタンが握られている。
『それとも、同じ血が流れるDBを救う道を選ぶか? それもいいだろう。この私に免じてお前がそのDBを連れ添わせることを許してやる』
一方、アニイは命の危機に瀕するマキとコロを前にしても口を開こうとしない。
だが彼女が苦悶の表情でどちらの道を選ぶかに苦しんでいるかと問われれば、それもまた違った。
アニイはまるで達観した様に、響くミスターの声を聞いている。
『さあ選べDB-S-002!! 人間を救う道を選ぶか、DBを救う道を選ぶか!! お前がどちらかを選び、『誓いの果実』を食ったその瞬間、私はお前が選んだ方を生かし、選ばれなかった方を殺す!』
すると、また別の傭兵がカラカラと音を立てながらガラスの移動式テーブルを引いて持って来た。そしてその上には、虹色の美しく輝く林檎のような果実がある。
(あれは⋯⋯誓いの果実!?)
物陰からそれを見た摩耶はそれが何なのかを知っていた。
それは『誓いの果実』と呼ばれる物で、摩耶は幼い頃に兄の真司から聞いていた。
肥沃な大地に一粒だけ植えられた林檎の木に、呪いを司る霊術師が何年もかけて呪いを込め続けると、たったの一個だけ林檎の実が実った林檎の木が生える。
その林檎は虹色に美しく輝くが、一つだけ実ったその果実を摘んでしまうと木もろともすぐに枯れ果て、肥沃だった土地までもがやせ細った大地に変わってしまうという曰く付きの呪われた果実だ。
そして完成するのが、今ここにある誓いの果実。
約束を祈りに込めながらその果実を口にすると、食した者には絶対に抗えない誓約としてその約束は永遠に刻まれ、二度とそれに背くことは出来ない。
何故なら背いた者は、誓いの果実に込められた呪いによって殺されるからだ。
そしてその呪いは、S級DBであるアニイすら抗えない程強力なのである。
『私に服従を誓い、そしてその果実を食え。そうすれば人間かDBか、お前が望む方を今すぐに解放してやる。さあ、どちらかを選ぶのだDB-S-002!!』
果実を口にすれば、アニイといえどもうその誓いには逆らえない。
ミスターが提示している条件は、彼に今後服従を誓うこと。そうすれば、マキかコロのどちらかを助けることが出来る。
「⋯⋯⋯⋯」
だがそれでも、アニイは何も言わなかった。
やがてそれはミスターを苛立たせ始め、何時になっても口を開かなく、そして動きもしないアニイに対する怒りへと変わっていく。
『お前たち! DB-S-002の拘束を解け!』
するとミスターは、傭兵たちにそう命じる。
その命に一瞬、拘束が解けると同時にアニイが暴れる可能性を危惧したか、怯むような素振りを見せる傭兵たちだったが、ミスターの命には逆らえないのか彼らは錠を取り出すと鍵穴にそれらを差し込む。
『どの道お前は私の命に従う以外の選択肢はない。体が動かせなければ口も開かぬというのなら、拘束を解いてやる』
そしてアニイは解放された。
だがそれに一層危機感を感じたのか、マキに彼らはより近くに銃口を突きつけ、コロの檻の針を動かすスイッチに力を込める様子が見て取れた。
『どうした! 遂に口も動かせなくなったか!』
ミスターの声が響く。しかしその時、アニイの眼がギロリと光った。
その迫力は彼女が人類の友であることを忘れさせるような凄まじさで、明確に敵意を向けられるミスターのみならず、遠く後ろにいる摩耶ですらアニイの放つ緊張感のあまりに、彼女の背中を冷たい汗が流れ落ちた。
『お前の命運は私が握っていることを忘れたわけではないだろうな! この私が一度命じさえすれば、お前を数十万の連合国軍が殺しに来るのだぞ! お前が大事にしている人間との絆も、そこの矮小なDBも全て私が命じれば破壊できる!』
その眼から放たれる圧力から逃れるように声を張り上げるミスター。
「⋯⋯⋯⋯」
その時、遂にアニイが動いた。
ゆっくりと彼女は目の前に置かれた誓いの果実に手を伸ばす。
そしてそれを手に握った。
「⋯⋯アニイが君に従うなら、どっちかを救ってくれるんだよね」
『その通りだ。その果実をたった一口齧るだけでいいのだぞ』
アニイを支配する時がやって来たことを確信し、満足げにそう口にするミスター。
彼女が果実を口にしたその瞬間、アニイはミスターの物になる。
そしてアニイは誓いの果実をジッと見つめる。
『さあ果実を食え! DB-S-002!』
だが、アニイはそれを口にしなかった。
そしてパシッ!という音が暗く湿った部屋に響き渡る。
「決めた。アニイ、もう人間に味方しない」
ポタポタとアニイの白く小さな手から雫が垂れる。
そして虹色の破片が黒い床にコロンと落ちた。
「でもアニイ、DBにも味方しない」
首を絞められているかのような苦しげなミスターの呼吸音が聞こえてくる。
だがそれはミスターだけではない。周りにいる傭兵たちも、後ろにいる摩耶も、ミスターと同じくアニイがとった行動に目を疑っていた。
「アニイが信じるのはあの人だけ。人間でも、DBでもなく、あの人だけでいい」
『き、き、貴様⋯⋯!!』
「アニイはこれからあの人の言葉だけを信じる。だからもしこの決断であの人がアニイを軽蔑して、もう相手にしてくれなくなったらアニイは⋯⋯」
するとアニイは、自らの白く細い首筋に人差し指を当てた。
「死ぬ」
アニイは、誓いの果実を握り潰していた。
それは彼女なりのミスターへ、そして人間に対する決別宣言だったのかもしれない。
「マキもコロも、君たちの好きにしたらいい。アニイは救わないから」
そしてアニイは宣言した。
「アニイはアニイの思うように生きる。だから、これから君たちを殺す」
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