戻ってきたタイ

11/29  シーパンドン→ウボンラーチャターニ 


 早起きして荷物をまとめる。かわいさんも起きていたので、一緒に朝食を食べに行く。サンドイッチを食べ、出発時間が近づいたのでお別れする。


 ルアーを売ってくれたお店の前に集合して、ボートに乗る。さよならドンデット。


 10分ぐらいで近くの町へ着き、用意されていたバスに乗る。ドンデットで見かけた日本人カップルも一緒だ。日本語が話せる白人じいちゃんがいて会話する。バスはパクセーに向かって走る。途中でカップルは降りる。どうやら“ワット・プー”を見に行くみたいだ。


 パクセーの市場に到着する。ボーダー(国境)まで行くので、バスターミナル行きのトゥクトゥクに乗る。5000キップで安い。白人のじいちゃんと、よくしゃべる背の高い白人のおっちゃんはボーダーに行くらしく、別のトゥクトゥクと交渉している。慣れた感じがする。年の功だ。直接ボーダーに行くらしく、人数が欲しいらしい。ちょうど良いので自分も参加する。一人4ドル、安くはないが楽だ。


 外国人のおっちゃんとじいちゃんは、休むことなく話し続けている。ポジティブで陽気だ。本当にすごい! 国境に到着する。すぐに国境を渡りたかったが、外国人さん達はお店を見るらしく、一緒に行こうというのでついていく。外国人女性ももいて奇妙な四人組だ。お店でみんなとはぐれる。


 色々なものが売っている。日本刀のようなものがあり、ちょっと欲しくなる。釣具もたくさんあり、自分の竿と同じものが大量に売っている。値段もほぼ一緒だ。トランプを買い、針を買う。


 3人と合流して国境を渡る。親切で治安の良いラオス、何もないところだけど良い国だった。次は一ヵ月後だ。


 アライバル(入国手続き)を済ませていると、じいちゃんはまた交渉している。一人150Bでウボンラーチャターニに連れて行ってくれるらしい。断る理由はないのでそれにのる。移動の手配から交渉まで、じいちゃん一人がやってくれるので本当に楽だ。ライトエースのような車で出発する。


 ウボンの駅に到着し、外国人さん達は列車でどこかに行くらしい。ここで一泊したい自分はタクシーに頼みGHまで連れて行ってもらう。ハイテンションの外国人じいちゃんと、おっちゃんに別れを言う。本当にすごい人たちだった。


 駅から10分ほどでホテルに着く。みた目は高そうで、レセプションには女性が三人いる。いちおう値段をきいてみると、300Bとみためどおりのお値段だ。ドライバーに別の宿を紹介してもらう。再び車に乗り込み1分、160Bでシャワーつきの宿を紹介してもらう。他をさがしてもわからなそうだし、1泊だけならいいか。ここに決める。


 荷物を置き、トイレに入ると、あっ!ゴキブリが3匹いる。立派に成長していて、貫禄のある大きさだ。部屋に出るよりはましなので、気にせず小便をする。水を流そうとするが、水はすこししかでない、赤茶色だ、ひどい。流れないのでバケツの水で流そうと持ち上げると、ゴキブリが下にいる。4匹目だ。けっこう嫌だな。


 外に出てネットカフェを探す。ラオスの町に比べるとずいぶんと広い町で、店の数が多く、にぎわいがある。食事する場所がたくさんあるので本当にうれしい。セブンイレブンを見つけるとタイに来たのだと実感する。


 ネットカフェを見つけたので、先にメシを食べることにする。チャーハンが食べたいので、それらしい雰囲気の店に入ると日本料理屋だ。どのメニューも高く50~100Bだ。安くおさえたいので、店を出ようかと思うが、失礼になる。安い35Bの焼きそばを頼む。量は少なく日本の焼きそばと多少違っているが充分おいしい。


 ネットカフェに入ると店の人がいない。待っていても来なさそうなので、別のネットカフェを探す。


 30分ぐらい周辺を歩くがみつからない。移動の疲れと、暑さで歩くのがおっくうになり、最初の店に戻る。今度は人がいて大丈夫だ。


 パソコンを起動させるとウィンドウズ98でドキッとするが、XPもある。おもったほどメールはたまっていないが、いろいろな人から送られている。返信を一気に終える。やっぱりパソコンは近くにあったほうがいいな。


 腹が満たされていないので、宿へ戻るときに屋台でメシを食べる。GHに戻り一服入れて眠ってしまう。


 久々の移動は疲れるらしく、ブリの耐久性がなくなっている。タイはメシは安いが宿が高い。言葉が似ているのでどうも間違えてしまう。

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