やっぱり行こう!

10/24  バンコク→スコータイ


 やってしまった! 眠りすぎた! 昨日の一服が思ったよりも効いていて、14時間ぐらい寝てしまった。頭は完全にぼけていて、体を動かそうとしても重く感じる。何とか起き上がり、パソコンをさわりにCH2の入り口に行くが、まだネットカフェはやっておらず、外は雨が降っている。今日はスコータイに行こうと思っていたのに、、、 パンガンの帰りも雨だったし、ついていない。荷造りだけは済ませて、暇つぶしに散歩に出かける。


 ネットを使える時間になったのでメールチェックをするが、腕の太いゲイのマスター、ダンさんがからんできて集中できない。結婚当時の写真を見せてもらうと、意外にきれいで驚いてしまう。雨が少し止んできたので、チェックアウトしてスコータイへ行く事に決める。


 今回はツアーにたよらずに行くので少し緊張する。スコータイやチェンマイなどの北部に行くには、北バスターミナルからバスに乗らなければいけないが、具体的な場所がわからない。近くまで行けばなんとかなるだろうと思い、バス停で最初に来たバスに乗り込む。「しまった、エアコンバスに乗ってしまった!」雨が降っていて今日は暑くないのにエアコンバスだ。料金が少し高いのでもったいないことをしてしまった。


 乗客に北バスターミナル近くにあるウィークエンドマーケットの場所をたずね、目当ての場所で降りる。地図上ではここから近いのですぐにいけるはずだ。タクシーをつかまえ、運転手にバスターミナルに行きたいと伝える。だが、さほど近くないので60Bかかる。カオサンからタクシー直行でもさほど金額は変わらなかったかもしれない。


 なんとか北バスターミナルへたどり着く。どこでチケットを買っていいかわからず、窓口で言われるまま買うと380Bもかかってしまう。「あっ!またやってしまった!」グレードの低いバスならその半額で行けるのに、一等のエアコンバスのチケットを買ってしまった。スコータイに行くのに計450Bもかかっているよ。

買ってしまったことをくよくよしても仕方がないので、気を取り直してバスに乗る。うーん、とても綺麗だ。お菓子と水がついていて、コーラもサービスしてくれる。間違えて正解かもしれない。


 出発して3時間、食堂にバスは停まり、バスの乗客みんなでランチをいただく。昼飯のサービスまでついているとは思ってもみなかった。食費がうくのでうれしい。メシを食べ終わり、ひとけのない場所で食後の一服をいれる。んー、昼間のバスツアー、景色は良く、最高に心地良い。“時の輪”を読み熟睡する。


 起きるとすでに17時。頭が痛くて体がだるい。眠りすぎの体にこれ以上の睡眠は毒だ。すぐにスコータイに到着する。


 ソンテウというのりあいトラックに乗り市街地へ向かう。予想していたよりも小さい町だ。“TR”というGH(ゲストハウス)で一泊することにする。150Bと少し高めだが、部屋が良い。十畳ぐらいの広さで、トイレとバスがついている。ファンは新型だし、ベランダが付いていて150Bは上等だ。


 荷物を置き、さっそく町中をはいかいする。自分にとってのインフラであるネットカフェはすぐに見つかり、値段は一時間30Bでとても良心的だ。メシも好物のフライドライスがスープ付きで20Bで、水は5Bだ。とにかく安い! けど、何もなくて暇な町かもしれない。まあ、のんびりするにはちょうど良い。


 部屋に戻り、途中で買ったインスタントラーメンをかじりながらビールをのみ、ジャンベを叩いてから寝る。


 一日中体がすっきりしなかった。眠りすぎと吸いすぎにはご注意!

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