シリアス×コミカル 悪役令嬢(えんざいかのじょ)のヒーローは、とある世界の廃課金者(せんし)です。
第8話 「ステータスポイントでスキル取れるってチートだよね!特に作者の都合に合わせられるところがさ!」
第8話 「ステータスポイントでスキル取れるってチートだよね!特に作者の都合に合わせられるところがさ!」
火達磨にされたが何とか生還し、ハイライトの消えた無表情のリンから
このまま樹海に行ってレベル上げしようとしてたが、リンが思った以上にレベル上がるの早すぎて、何とかパーティーから外さないと俺がリアルNice boatされてしまうだろう。賭けだが聞いてみるか。
「そういえばリンって料理とか作れるの?」
「え?その…経験ありません///」
「…女の子は料理が作れたらもっと魅力的だと思うから楽しみにしてたんだけど…そうか…作れないのか…」
「で、でも!冬也君のためなら私頑張って作りますから!」
「でも、これから俺と一緒にいるときって基本外食でしょ?作る暇がないから練習できないと思うよ。」
「ううぅ~~~~~~~っ!」
「もし良かったらさ、田中っていうシェフがいるんだし、しばらく教えてもらったら?俺、リンの料理楽しみだなぁ」
「分かりました。私、頑張ります。でも私の代わりに誰が一緒に行動するんですか?まさか一人なんてことありませんよね?」
「討伐者になったし、これから樹海に潜っていくつもりだからね。さすがに一人で行くなんてことないよ。お凛、りゅう、佐藤と山田を連れて行く。さすがに田中と二人だけは心配だからセバスチャンは残していくよ。」
「…分かりました。田中に料理を教えてもらって、冬也君をメロメロにして魅せます!でも、冬也君が居ないと、冬也君成分が不足してしまいますのでギュってしてください!///」
え?この街中で?それは無理、頭が沸騰しそうだよおっ!
「帰ってからね。」
「今して欲しいのに…分かりました。」
リア充ならここで頭を撫でたりするんだろうが、俺にはそんなこと無理だ!あれは今から12年前のこと、近所のツレとその妹と公園で遊んでた時、その妹が転んで泣いてしまった。おでこが赤くなってたので
「痛いの痛いの飛んでいけ」
って言いながら頭を撫でた。そして泣き止んだ妹は俺の目の前で公園の水道で頭をゴシゴシ洗ってた。あまりのショックに家に帰ってから吐いて病院に担ぎ込まれたな…グハッ
「冬也君!?!?」
黒歴史(こころのふるきず)でも最大レベルの痛みに俺の意識は暗闇に吸い込まれていった…
「いやーーーっ!?冬也君死なないで!!」
気づいた時にはキャンピングカーの俺の部屋のベッドにいた。どうやってここまで帰ってきたんだ?なぜか体が動かない。ぼーっとした頭で状況を確認してみると、なぜかベッドに雁字搦めにされていた。え?え?何事?え?
「あ、冬也君起きたのね!///」
横を見るとリンが居た。めっちゃいい笑顔だがハイライトが消えている。ナニコレ怖い。
「もう、冬也君心配させないでよね?急に倒れちゃうから私心配でどうにかなっちゃいそうだったよ?やっぱり、冬也君は私がついてないとダメな子なんですから、これからは私が面倒見てあげます。ご飯もちゃんとあーんしてあげたり、か、体も全部吹いてあげたり、し、下のお世話も私が全部見てあげるからね///だから冬也君はもう何もしなくても良いんだよ?これから毎日私がギュっとしてあげるし話し相手にもなってあげるしおはようのキスもお休みのキスも毎日毎日一生してあげるねこれからは絶対に離れないよキャンピングカーのことは心配しないでね全部セバス達がやってくれるからただ旦那様のことは私だけが見るからあなたは私だけのもの私だけのもの私だけのもの…」
「うわああああああっっ!!」
「冬也君?!大丈夫?急に倒れてどこか悪いの?」
「ふーっふーっ…あれは夢?」
周りを見てみる。ここはまだミトリーの街だ、あれは夢だったのか…ぅひょうい!リンさんが居る?!あ、でも今はきちんとハイライトがある…よかった、あれは夢だなうん。
「いやすまない、過去の恥ずかしい思い出を思い出しちゃってちょっと錯乱してたよ。」
ハハハと笑って誤魔化しながらいう。俺健康、インディアン嘘つかない。
「本当?ウソじゃないよね?もし病気を隠してるんだったら私あなたを動けなくしt「大丈夫俺は健康だよ!ホントだよ!リンなら信じてくれるよね?俺がリンに隠し事するわけないじゃないか!」
これ以上はヤバい、とにかく誤魔化してさっさとリンから離れないと、ガチで監禁されかねない!
「という訳で狩りに出かけよう!」
「いや、意味わかんないです社長。」
「という訳で狩りに出かけよう!!」
「いやだから「という訳で狩りに出かけよう!!!訳は後で話す。」…はい。」
うむ、すんなり了承が得られた。持つべきものはいい部下だね!
「あとお凛とりゅうと佐藤もね。セバスチャンは引き続き管理を頼むよ。田中、リンに料理を教えてあげて、でも無理は禁物だよ。」
何気にリンが料理するところを想像出来ずにいる。あり得そうなのは漫画とかでよくあるあの大惨事の場面だ。
「もう、絶対に冬也君を満足させてあげるんですからね!」
あ、なんか余計にやる気出てしまった。
「社長…君付けって…マジかよ…」
「いやだって、街中で陛下とか様付けで呼ばれてみ?絶対注目されるね!そんなのが街に行くたびに繰り返されたら俺絶対吐くよ?」
それどころか喉搔き毟るよ?ウッディ!
「ご主人様、オラ、森行く?」
「そうだよ佐藤、お前には早く進化してほしいからな。」
佐藤が進化すればオークリーダーとなり、賢さが相当上がる。となれば、このキャンピングカーの守りを全て任せて安心できるようになるはず。何せこの世界のトップクラスの人間より強くなるからな!
「じゃぁお凛もりゅうも行くよ。後は頼んだセバスチャン。」
「行ってらっしゃいませご主人様。」
「冬也君、忘れ物です。」
そういってリンが手を広げる。恥ずかしいがやるしかない。
「行ってきます。」
皆が見てる前でハグして出かk、いや何この娘全然離してくんない?!やべぇ、全然力に対抗できない。このままだと犯(や)られる!
「帰ってきたらリンの料理を楽しみにしてるよ。頑張ってね。」
「はい///絶対満足させて見せます!」
「じゃぁ、リンさん俺も楽しみにしてます。」
「………」
「無視?!」
おい山田止めとけ!この子マジでお前を家畜としか思ってないぞ!
「ご主人様の好物は何ですか?」
「好物ね…麺料理が好きだね。うどんとかパスタとか。」
「じゃあパスタにしましょうかリンさん。」
「はい、では田中よろしくお願いします。」
「じゃあ俺たちも行こうか。」
樹海に着いてから思った。これ森の近くまでキャンピングカーに乗って、着いてから就寝モードにして置いておいたら楽になってたんじゃないか?態々何時間も歩かないで済んだはずだ…
「今日はギルドにある低級の依頼、パーテルを狩る。50cmほどの草食モンスターで、こいつが人里に出てきて田畑を荒らすので、定期的に狩る必要があるらしい、そして、その肉もなかなかの美味ということだ。1匹大体3000円で取引される。」
「小遣い稼ぎみたいですね。」
「まぁ初心者用みたいだからな。危険度も3級で、俺たちなら余裕だろう。ただ偶に上位種のドパーテルっていうのが出るらしい。こちらは危険度1級で、1匹30000円だそうだ。そして肉は極上らしい。」
「ご主人様、どのくらい、狩る?」
「マジックボックスが有るから狩れるだけ狩ろう、血抜きは後でいいや。ただ、あまり肉を傷つけたくないから、狙うなら頭で頼む。」
「分かった。オラ、頑張る。」
佐藤もやる気だ。
「お凛とりゅうも、もう出てきていいぞ。」
そう声をかけると佐藤の背負っているリュックから2体が出てきた。
「がう(やっと出られた~)」
「アタイも酔いそうだったよ。」
?!お凜が喋った?
「社長知らなかったんですか?お凜さんは猫又だからすごく賢いんですよ。車の中で結構喋ってましたよ?」
「そういえば旦那の前で話すのは初めてだねぇ、遅ればせながら猫又のお凜と申します。あの時は生まれたてで声が出せなかったとはいえ、挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。」
「あぁ大丈夫、気にしてないよ。この前伝えたけど、お凛には積極的にレベルを上げて進化してほしい。君の能力は今後俺たちの生命線になるはずだ。ただし、危ないと思ったときは命を優先してくれ、これはみんな同じだ。俺たちにはやることが有るから、こんなところで大怪我や命を落とすことはあってはならないってことを認識しておいてくれ。」
「隊列はどうしますか社長?」
「基本斥候タイプのお凜が先頭だ、そして、山田はタイプ的に支援系統になるから、近づいてくる奴を攻撃してくれ、りゅうは遊撃手的な立ち位置だな。俺たちからあまり離れず、敵を倒してくれ。佐藤は殿を頼む。俺はステータスポイントで獲得したいくつかのスキルを試してみたい。お凛とそこは役目が被るが、俺は基本水魔法で敵を攻撃、足止めをする。パーテルは毛が多いらしいから水を吸うと動きが鈍るはずだ。お凜は最初の内はそういうやつから攻撃していってくれ。」
「了解だよ」
「分かりました。
「了解」
「がう」
「それじゃぁ狩り開始だ!」
索敵Lv1New:半径300mの範囲で敵を探す。毎分MP1消費 150P
自動MAPNew:自分を中心として1kmのマップを表示する。(スマフォで確認) 100P
異常状態耐性Lv3New:毒・麻痺・幻覚・催眠・精神的苦痛に耐性ができる。耐性中 20P+40P+60P
クククッ、これで
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