コミカルパート1

第2話 爆死するやつを笑ってた過去の自分を殴りたい

 初めまして、相沢 冬也です。この春大学生になりました。今は親元を離れ、一人で上京しています。普段は、ツレと遊んだり、授業受けたり、リア充に中指を立てたりと普通の学生生活をしてます。そしてこの春、俺は運命の女性と出会ってしまったのです。


「なぁ冬也氏、新春ガチャ引いた?」

「当たり前だろ!?マリアたん引くために50万突っ込んだぜ!」

「ヤリきってくなお前!?」


 スマフォの中でマリアたんが俺に微笑んでるぜ!










 今この国で一番の話題とは何か?それはゲームアプリ【ピクニックへGO!】通称PGである。ジャンルは育成交流RPGというもので、5体のパートナーと共に『なりたい自分に俺は成る!』というのがコンセプトのゲームだ。俺も高2の時に回りがやっていたから何となくやり始めた。最初はリセマラもせず仲間もフレンドガチャで集めて適当にノーマルクエストをやっていた。プレイヤーのステータスは、


・レベル

・基本値(ステータスポイント300Pで、HP・MP・攻・防・魔攻・魔防・素早さ・器用さ・賢さ・ラック・スキル・マジックアイテムに振り分ける。レベル1Upごとに基本10P追加される。)

・装備品

・パートナーボーナス


の3つとなる。レベルと基本値と装備品は龍な探索でお馴染みのゲームとほぼ一緒と考えてもらっていい。このゲームの特徴として、4つ目のパートナーボーナスがある。その項目は多岐にわたっており、パートナーの


・レア度

・親愛度

・条件行動


がある。レア度は、初期値1~9で、レベルをカンストさせるなどの条件を満たしたパートナーを進化(2段階まで)させることで上げることが出来る。まぁここまでは一般的なゲームと変わりがないが、残りの二つがこのゲームを数年にわたって人気No.1の座に君臨することになっている要素だ。


 まずは親愛度、パートナーとパーティーを組んでいる時に、時間経過によって加算されていく数値である。基本1種族が1時間に1上がる。すると、ステータスポイントに1P追加される。この時間経過は99時間が上限である。


 が!ここにガチャ要素がかかわってくる。ガチャには2種類があり。


・フレンドガチャ…助っ人キャラに選ばれたり、マルチプレイで得られるフレンドポイント(FP)で引ける無課金ガチャ、排出パートナーはレア度1~5


・ピクニックガチャ…初期配布やログインボーナス、イベントクリア報酬、ゲーム内マネートレード(GMT…レートは100億で1枚)、課金(1枚100円)で得られるレインボーコイン(RC)で引けるガチャであり、1回引くために5枚RCが必要になる。ちなみにその排出率は、


レア度6…50%(現在全1800種類)

レア度7…43%(現在全1500種類)

レア度8…6.9%(現在全225種類)

レア度9…0.1%(現在全12種類)←マジザケンナよ!!


ゴホンッ…失礼少々取り乱しました。上記の通りとなっており、非常にシビアである。よくネット上ガチャ動画が流れており、爆死したユーザーがネタにされている。


そして、とある動画配信ユーザーが、その月の給料を全ツッパした結果、


「もう…飛び降りるしかねぇ…」


と呟いたことから、通称・飛躯肉ぴくにっくガチャと呼ばれ、


「ちょっと飛び降りてくる。」


と、動画の最後で締められるのが恒例である。



 


 親愛度は、初期レア度が高いほど追加Pが上がり、6なら2、7は3、8は4、9は5となる。が、これはあまり重要ではない。真に重要なのは同一種類のパートナーを引いた場合である。この場合の選択肢は2つあり、そのままそれぞれ育てるか、合成して+値を上げるかである。この+値を1上げるごとに、6なら100P、7なら150P、8は500P、そして9が1000P追加となる。そして+値は限定ガチャは1体で最大+5になるが(レア度8・9は+5固定)、上限が存在する。


・レア度6…+50

・レア度7…+70

・レア度8…+100

・レア度9…+100


である。まさにレア度が正義!である。つまり理論上、親愛度でステータスポイントは、1体最大101,495P上がることになる。怖いものなしである。そしてこのガチャの最大のウリが、毎月それぞれのレア度で親愛度MAXに達したパートナーのスクリーンショットを公式サイト経由で運営に送ることで、レア度により1体5枚~100枚のRCが還元される。抽選でレア度6・7は毎月一名、8は毎月3名、9は今まで存在しないが達成者すべてに特別特典があり、なんとパートナーキャラの声優さんに、当選者の希望するオリジナルセリフ(100字以内)を追加された特別仕様のパートナーが配布される!毎月何名もの動画配信者が「ちょっと飛び降りてくる。」と言っているのか…


 最後に条件行動だが、これは所謂公式の縛りプレイである。その内は


・パートナーすべてを女の子キャラ(進化前)にし、プレイヤーのみ戦闘を行う騎士プレイ

・プレイヤーと反対の性別キャラ1体のみで進める夫婦プレイ

・パートナーを女の子1体、男性キャラ4体とプレイヤーが戦闘を行う姫プレイ


など幅広い条件があり、運営が用意した公開プレイ用ダンジョンを攻略することで、毎月クリア者の中から抽選でピージーグッズがもらえる。


 ガチャだけなら批判が多そうなゲームであるが、此処まで人気が出たのはユーザー還元も多いからである。RCもそうだが、先ほども述べたオリジナルセリフについて有名なエピソードがある。当時小学3年生の男の子が、課金もせずコツコツクエストクリアして貯めたRCでガチャを引き、あるレア度6のキャラの親愛度をMAXにして抽選に参加し、オリジナルセリフを希望した。その時のセリフが、


「あかねちゃん、頑張って元気になったら家族みんなや私とピクニックに行こう!大丈夫みんながついてるよ!」


である。その少年の妹が、大きな病気に罹っており「妹が手術を受けることにななったけど、毎日怖くて泣いているので、妹の大好きなアップルちゃんに慰めるのを手伝ってほしいです。」というメッセージが添えられており、少年の家族に対する思いに運営が迅速に対応し、何とか手術予定日に間に合い彼女に聞かせられることが出来た。そして、無事手術が終了し、「あかねが元気になりました。本当にありがとう。」とのメッセージが後日運営に届けられた。


 後日公式サイトでこのエピソードを掲載した時の反響はすさまじく、多くの人が感動し、一気に人気No.1ゲームに昇り詰めたのである。そして同時に「ちょっと飛び降りてくる。」と爆死するユーザーも増えたのでした。ちゃんちゃん♪


 当時俺はそれほどこのゲームにハマっていなかった。というのも、その時は株にはまっていたからだ。とある有名な大手会社の大不祥事によって、一時期株価が一口122円まで下がっていた。その会社は業務内容的にほぼ潰れる心配のない会社であるため、今まで貯めていた小遣いとお年玉を全力で投入した。その結果一般的な社会人の年収の5倍くらいの利益が出た。その後、その株を換金し、毎月分配型のいくつかの投資信託に変えて運用していくうちに、今では月30万ほど入ってきている。このことは親も知らない俺のへそくりとなっているが、あまり使うことがなかったので、たまっていく一方である。そんな状況で、高校卒業後は大学行かずに、「フリーターでまったり暮らそうかな」なんて思っていたりした。ちょうどそんな時ツレに、


「なぁ、PGの年末年始ガチャのやるだろ?」

「PG?あぁやってたねそんなの。何かあるの?」

「新たなレア度9のキャラが増えるみたいだぞ。」

「あぁ、あの見事に養分と化してる人達が狙ってるやつね。わざわざ運営の養分になりに行くなんてご苦労様だよ。」

「ああいう人たちは有名になると動画の広告収入なんかで賄えるから、基本自分の懐はあんまり痛まないと思うけど

ね。まだどんなキャラか全く情報が流れてないけど、今年の年末も盛り上がるだろうな。」

「うーん、俺も一応ログボは貰ってるから、コインが150枚くらいたまってるし、かわいいキャラだったら引いてみようかな。」

「俺は7月から小遣いをやりくりして、その時に一気に投入してみる。」

「養分乙。」


 そんなやり取りがあり、一応引いてみるかなんて思っていたが、発表された新キャラに不覚にも胸がときめいた。つぶらな瞳に長い黒髪をアップにし、こちらに手を振って笑いかける。そんな彼女に俺はハマってしまった。そして、それまでしなかった課金を始めて、ゲーム自体も1日の大半プレイするようになった。所謂重課金尚且つ廃人プレイヤーである。幸い資金は今までの貯えがあったので問題なかったのだが、高校生であったため、月2万しかできなかった。そしてフリーターでは、今後も課金を続けていくには収入の面で不安があったので、いい大学を出ていいところに就職して、投信と並行して金を手に入れようと考えた。そしてこの春大学生になり、スマフォの名義と引き落とし口座を自分にし家を出て自由気ままに、そしてマリアたん似合う為に廃課金者に片足を突っ込んでいったのである。そしてこの春ようやく〈皇国の巫女姫マリア レア度9〉と期間限定キャラ〈新入生巫女マリア レア度9〉を引くことが出来たのである。ここまで使った資金88万なり!


 そんな生活をしていたある日、不思議な夢を見た。なんか目の前に白い髪に猫耳を着けたやたらとプロポーションの良い美人が現れ、異世界に行きある女性を助けてほしいと言ってきた。


「これは明晰夢だな。」


 猫耳女がなんか喋っているが、適当に相槌を打ち、じっと観察する。うん、胸も大きいし夢の中だからだれに気兼ねする必要もないな。それに一度夢と気づけば勝手に目が覚めてしまうものだ。これは覚める前に


「この際いろいろ触ってみよう。目が覚めるまでに!」

「え?何ですか?」


 それから猫耳女に近づき、耳やしっぽ、胸などを触ったり舐めまくる。


「きゃぁぁぁっ!」

「やめっ!そこは…」

「もう…離して…アンディー私汚されちゃった…」


 なんかぐったりしてたが気にせず触り続けた。そしたらだんだん目が据わってきて、なんだかやばいと思い離れてみた。夢なら痛くないというが、前明晰夢を見たときじぶんの頬をぶん殴ってみた。そしたら普通に痛かった。今にも射殺さんばかりにこっちを見る猫耳女を見ていると、このままだと絶対痛い目に合うとなぜかわかった。


「話の続きをしますねっ!行先はこことは違う世界です。その国の名はルバーネット王国、街はミトリーの街です。そこの街にあるトレーター家にいるカトリーナという女性があなたの守るべき対象です。そして、これから先彼女を襲う悲劇をあなたに直接追体験していただきます。」


 そう言いながら手を俺の頭に置いた時、俺とは違う誰かの目線で映像が頭の中に入ってきた。この女性は、相当過酷な状況にあるようで、両親が死んでから貴族社会でつま弾きにされ、いわれのない罪を裁かれ、過酷な労役、そしてまた冤罪と不幸のオンパレードだ。なんで俺に助けを求めるんだ?これ無理ゲーだろ、俺一般人よ?


「いいえ、私たちが助力を乞うことが出来るのがあなたしか居ないのです。あなたの元に少し緑が買った指輪があるはず、その指輪が我々と繋がりのある証ですので、それを必ず持ってこちらの世界に来ていただきたいのです。」


 いや繋がりって、俺にいい年して猫耳着けたやべー知り合いなんていないぞ。間違いなく夢だな。適当に返事しておこう。


「わかったよ、たぶん家のひいばあちゃんの形見だな。持ってると運が上がるらしいが…でも俺には何の力もないぜ?」


「あなたに私の力を分け与えます。これでも神の1柱に数えられていますので、たいていの力を与えることが出来ます。」


 とうとう自分を神とか言ったよこいつ。マジパネェ!いくら美人でもリアルでは絶対近づきたくないね!でも夢だから最近ラノベとかで流行っているゲームキャラのパラメータを持つ俺っていうのをやってみたいね。


「じゃぁ、PGの主人公みたいな能力にしてくれ。」


 というわけでいうだけ言ってみた。


「ピージー?何ですかそれは?」


 そこから説明や、スマフォも持っていきたいという旨、向こうでも使えるようにして欲しいし、そのスマフォを壊れにくくすることと、向こうは魔力があるらしいので、それでスマフォを充電できるようにしてほしい、あと撮った画像を3Dホログラムとして出す機能を付けてほしいと要望を出した。これで立体マリアたんに会えるぜ!


「では300Pをステータスに振り分けてください。ちなみに向こうでの一般人の平均はPGに当てはめると、


HP60

MP8

攻30

防20

魔攻0

魔防0

素早さ20

器用さ20

賢さ50

ラック5


と、いったところでしょうか?兵士などになると賢さとラック以外は大体2~3倍、トップクラスの討伐者や魔術師、そして騎士などは、


HP900~2000

MP50~1500

攻80~430

防50~380

魔攻20~1800

魔防30~1300

素早さ30~400

器用さ30~450

賢さ65~150

ラック7~50


となります。しかし実際には無効ではステータスなどは無いです。したがって自分のものでも見ることは出来ませんよ?」


「じゃぁこのスマフォで見えるようにして、あとカメラに映した他人のもね!」

「う~~っ、わかりました。」

「あとこの依頼を無事に終えたときの報酬なんだけど、具体的に何かあるの?」

「逆にお聞きしますがどのようなものが欲しいですか?」

「お金、あと運。」

「でしたらこの夢から覚めたら、あなたの運が上がるようにしておきます。今のあなたのラックを見ると、数値は2です。これを上昇させ100にしましょう。」

「前払いってことね。100って具体的にはどういう基準?ていうか俺のラック低いな!」

「目安としては、普通100回に1回当たるクジがあるとすると、あなたの場合2回に1回は当たるくらいの幸運ですね。」

「圧倒的じゃないか!?お金の方は?」

「作れるとは思いますが、既存のお札を複製することぐらいしかできません。私の力では無から有を生み出すことは難しいのです。よろしいですか?」

「じゃぁ運だけでいいや、お金コピーしたら通貨偽造になるしね。じゃあ振り分けるか!」


 さて、この場合どれに振り分けるか?という風に普通は悩むが、PGの廃人の端くれである俺はもう決めている。最近はやりの異世界転移に関する『もし異世界転移した時にPGのステータスでスタートしたらどんな振り分けする?」というスレがあり、熱い議論を交わしたものだ。それを踏まえまずはステータスはと…


HP50

MP0

攻30

防23

魔攻0

魔防0

素早さ15

器用さ30

賢さ110

ラック3(100)


「ラックは分かるけどなんか他のもあるんだけども?」


「今のあなたの素の身体機能です。こちらは魔力がないので、MP、魔攻、魔防が0になります。賢さはあなたの世界では皆学院に通ってすでに学業を修めているためです。」


 なるほど、うれしい誤算だ。確かに1とかなら赤ちゃん並みだね、つまり攻が筋力、防が頑丈さとかそんな感じだろう。まぁステータスは後で上げられるから、まずは初期選択でしか選べないスキルを中心に選ぶ。



親愛度上昇速度アップ…親愛度が倍の速さで上がる。50P

火魔法…小さな火を出す魔法10P

水魔法…水を出す魔法10P

全世界全言語・文字翻訳…すべての世界のすべての言語と文字が理解できる。100P

マジックボックス…手ぶらで快適!アイテム所持数UP50P


次に、マジックアイテムだ。


キャンピングカー快適な旅をあなたに!燃料はMP、移動速度5倍~80P


 親愛度上昇速度アップは文字通り30分で親愛度が1上がるようになる。わざわざ99時間も待つ必要はない。火魔法と水魔法は異世界行ったらスレで「当然必要でしょ!」と多くの声が上がった生活必需スキルである。次に言語理解系のスキルである。最初はネタスキルだと思われていたが、なんとこれを取ることで、メインクエストの後半で出てくるクエスト『古代遺跡の謎を求めて』で楽できる。なんと野生のモンスターとも会話ができることがあるのだ。逆にこのスキルを持っていないと、〈全言語理解の指輪〉と壁画を解読するための〈全文字翻訳の眼鏡〉を手に入れなければならず、非常に面倒臭い。それに初っ端からモンスターと会話できることで、逃しがちな時期限定クエストを受けることが出来る。次にマジックボックスである。プレイヤーは20種類各5個のアイテムや装備を持つことが出来るが、このスキルがあると、100種各99個まで所持することが出来る。


 最後にマジックアイテムのキャンピングカーであるが、10分で1MP消費で移動速度を上げられる。MP消費数を1~10まで設定でき、移動速度をさらに上げることも可能である。またゲーム内の時間で夜になると宿屋の代わりにもなり、HPとMP、異常状態が回復される。恐らく、頑丈な装甲を持ち気兼ねなく休めることと、中に薬箱があるのだろう。ということを考察していたユーザーがいた。またPGのマップは広大なため、徒歩移動となるとめんどくさい。であるので、キャンピングカーを持つプレイヤーが多いのである。ちなみに後で手に入れようとすると、ゲームマネー20億が必要になり、さらに部品を集めるクエストを5つクリアしないといけない、非常に面倒なうえ時間も掛かってしまうのである。まさに初見殺し!幾多の先人たちの労力の上で分かった情報である。


 これでステータス配分は終わり、いよいよ本番。初回のRCなし10連ガチャの出番である。


「配分が終わったから、ガチャを頼む。」

「わかりました。1度しかないのでいいのを引いてくださいね。」


 なんか猫耳女がやつれているが、そんなのどうでも良い、それより目の前に存在するガチャBOXに目が釘付けだ。此処が運命の分かれ道、今の俺ならいいのが引ける気がする。爆発しそうなくらいバクバク言っている心臓を落ち着けるために深呼吸し、いざレバーを回す。


「俺の豪運を見せてやる!」


 ガチャが回り、10個の玉が出てくる。さぁ、運命の時間だ!













・ゴブリン営業マン 山田☆6

・ゴブリンシェフ 田中☆6

・ゴブリン営業マン 山田☆6

・恥ずかしがり屋の女王様 リン☆7

・オークの戦士 佐藤☆6

・狼獣人の執事 セバスチャン☆7

・りゅう☆7

・ゴブリン営業マン 山田☆6

・ゴブリン営業マン 山田☆6

・猫又 お凛☆7


ゴブリン営業マン 山田 ☆6 (ゴブリン族)


HP90

MP10

攻30

防20

魔攻0

魔防0

素早さ20

器用さ20

賢さ100

ラック1


スキル 営業・交渉


「山田あああああああああ!!お前何人いるんだよおおおお!!」



ゴブリンシェフ 田中 ☆6 (ゴブリン族)


HP70

MP30

攻40

防10

魔攻30

魔防20

素早さ10

器用さ20

賢さ60

ラック1


スキル 調理 火魔法 水魔法 風魔法


「ゴブリンで種類水増ししてんじゃねぇよくそ運営どもがっ!!!」



恥ずかしがり屋の女王様 リン ☆7 (ヒューマン)


HP120

MP50

攻60

防30

魔攻40

魔防30

素早さ40

器用さ50

賢さ80

ラック5


スキル 鞭打ち 火魔法 緊縛術 回復魔法


「お前の居場所は此処じゃない!青年マークがついたゲームだろ!PGは健全なゲームです!!!」



オークの戦士 佐藤 ☆6 (オーク族)

HP150

MP10

攻80

防40

魔攻0

魔防0

素早さ5

器用さ20

賢さ10

ラック1


「なんという力持ち、でもあなたの知能が心配ですっ!」



狼獣人の執事セバスチャン ☆7 (獣人族)


HP120

MP70

攻100

防60

魔攻50

魔防50

素早さ20

器用さ80

賢さ150

ラック5


「俺より賢さが上っ??!」



りゅう ☆7 (ドラゴン族)


HP200

MP150

攻100

防100

魔攻100

魔防100

素早さ100

器用さ20

賢さ30

ラック5


「強いよ?強いけどもっ!名前が雑すぎるっ!!」



猫又 お凛 ☆7 (妖魔族)


HP80

MP80

攻30

防20

魔攻100

魔防70

素早さ200

器用さ100

賢さ130

ラック5


「ペット枠、ほのぼのします。でも俺より賢い??!」


「リセマラを要求するっ!」

「出来ません。これで終わりです。」

「夢とはいえ、ひど過ぎる!ていうか何なんだよ山田!どんだけ俺の所に来たいんだよ?!確率偏りすぎだろ!!」

「それでは、3日後の満月の夜に迎えに行きます。こちらの体では魔力のあるあちらの世界に馴染みにくいので、向こうでの体を用意しておきます。よろしくお願いしますね。」

「いやちょっと待って。」

「??」

「ちょっと飛び降りてくる。」

「駄目ですよっ??!!」


 俺は盛大に爆死した。











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