2話
こんにちは、高辻秋也です。妹の小春の恰好をして学校に行ったら初日から水ぶっかけられました。
一同「クスクス」
小春「…、水浸しだから着替えてくる!」
クラスメイト「バイバーイ!別に戻ってこなくていいよーなーんて!」
扉を閉める。
水飲場で制服の水気を取りながら心の中で文句を垂らしていたがついに我慢できず
小春「あー!!なんなんだよ!エリートだから調子に乗ってんじゃねぇよ!!マジふざけんな!!マジ卍!!意味は知らないけど言ってみたかった!!」
ストレス発散するかのように窓から叫ぶと後ろからクスっと笑い声が聞こえた振りむくと男?がいた
男?「久しぶり小春。元気そうだなもう大丈夫なのか?」
小春「えっ、まぁ…ところで誰だ?」
男?「忘れてしまうなんて寂しい。時雨さ宝来時雨。」
宝来時雨…、聞き覚えがある。よく小春の出していた名前のクラスメイトだ。じゃあこの男っぽいのは女か?
小春「あっ、そうだったな!忘れてごめん」
時雨「まあ少し記憶が曖昧でもおかしくないし。…忘れたいだろうし」
小春は最後の部分が聞き取れなかった。
小春「なあ!いま」
時雨「何でもないさ、早くしないとHRだよじゃ」
さっきのは聞けないまま別れた。教室に入る前に自分の顔を叩いた
小春「よしっ!」
扉を開けるとまたバケツが落ちてきた。今度は垂直に落ちてきたため水がかかることなくバケツごとキャッチすることができた。小春は水の入ったバケツを持ち不敵に笑った。対するクラスメイトの顔はゾッとしたような顔
小春「さっきはよくもコケにしてくれたな!!仕返しだ、色水にしてお前らの真っ白の制服の色塗ってやる!ス〇ラト〇ーンのようにな!!」
クラスメイト一同「キャー!塗られるー!」
クラスメイトに色水ぶっかけてると扉があいた
百合「何ですか!!騒がしいんですけど!風紀を乱すのは許しませんよ!」
クラスメイト「生徒会長の百合様…、しかも生徒会総出で…」
生徒会と呼ばれた集団は4人その中に朝会った時雨もいた。それより真ん中が生徒会長?なんか…なんか微妙と小春は思いつい口に出してしまう。
小春「あ?生徒会長?コイツが?」
そういった瞬間教室がシンとなった。コソコソと話している生徒もいるが
クラスメイト「高辻さん、生徒会長になんて口の利き方を…」
いろは「!?、何この女!百合このゴミ女捨てていい?」
百合「落ち着きなさいいろは。あら、高辻さん復帰して初日にそんなこと言っていいんですか。まさかまた同じ目に遭いたいの?」
同じ目…、まさか!
小春「まさかあの時小春を事故に遭わせた原因ってお前関係してるのか!?」
百合「だから口の利き方が鳴ってませんよ?このクラスのマナーはどうなっているんですか?連帯責任にしますよ?」
小春「おい!質問してるだろ答えんぐ!?」
クラスメイト「大変申し訳ございません、私たちでこの子に口の利き方の教育をいたしますので今回は見逃してもらえないでしょうか?」
百合「はぁ…、あなたたちの言葉を信じて今回は見逃します。次やった場合は反省部屋ですからね」
不満げな顔をしながら教室から出てった。そして口を塞がれていた小春も解放された。
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