第11話 水鶏奈の今後を考える。

「なぁ、兄さん。」


「耕哉。お前が水鶏奈の事を思っているのは凄く分かる。例え、頭部が存在しなくても彼女の身体を触れる事で生きている事が分かるからな。」


「あぁ、ありがとう。兄さん。」


 俺の兄さんの名前は、野町陽一のまち よういち


 モスクワ大学の大学院生で医学に関して凄い知識と量を取り揃えてある。

 ただ、英語圏での論文発表は、兄さんも控えている。

 英語圏で発表すると裏の勢力に殺される事を承知で発表しない事を彼は分かっているからだ。


 だから、医学界の論文発表の際に、兄さんは英語用とロシア語・中国語用できっちりと分けている。

 俺も、英語で書いて良い事と悪い事を理解しないと非常に危険だと感じたのでそれを理解した上で英語用とロシア語・中国語用を分けるのは俺の母さんから既に聞いていた。


「なぁ、耕哉。水鶏奈くいなは医者になるのが凄く良いかと思うぞ。」


「確かにモスクワ大学で医者をやれば、首がなくても無事に医者が出来る事を分かっているから、それはそれで安心するのは確かだ。」


 英語で発表してはいけない医学はいくらでもある。

 首から下だけ生かす医療技術は英語圏では非常に禁じられている。

 何故なら、英語圏ではプロテスタントの思想と資本家のある計画によって抹殺される事を俺と兄さんは非常に理解しているからだ。


 だから…、


「耕哉。お前が、水鶏奈くいなを大事にしながら、彼女に愛情を与えて、医者となる道を歩ませてやってほしい。それが彼女の為にもなるからな。」


「あぁ。同時に俺は電子構文製作者プログラマーになって、スマホ依存の患者を救ってあげたいから…。」


 最も俺は電子構文プログラムも非常に勉強している。


 だから俺が水鶏奈くいな電子構文プログラムの内容と医学の授業の双方を教えれば、彼女は何か助かる事が幾らでもあるかと思うとこの価値観は非常に大事だと感じた。


 だから、水鶏奈くいなには…、


「水鶏奈。お前は俺が教育しながらずっと良い人間にして見せる。例え、頭部を失ってもずっと生きて行ける状態になるとお前を保証する。」


 俺は今の水鶏奈くいなに行っても何もかも通用しない。

 しかし、彼女は首がなくても非常に通用する人間であって欲しいと思った俺は彼女の首がなくても無事でいて欲しいと思いながら、俺は彼女を医者にする事を補助しようと感じた。


「ありがとう。兄さん。」


「あぁ、お前はこれから日本に戻って、水鶏奈くいなを手助けするんだよ。」


「あぁ、そして水鶏奈くいなを補助しながら、大学になったらここに来るから約束する。」


「あぁ、その気で行けよ。耕哉。」


「おぉ…。」


 俺はこうして、水鶏奈と共に高校を卒業したらこれで本格的なロシア留学を検討しようと感じた。


「で、耕哉。お前と水鶏奈はモスクワ大学のただで入学させるように、プーチン大統領に一応、頼んでおく。」


「兄さんは、プーチン大統領と仲が良いの?」


 俺はロシアのプーチン大統領と兄さんが凄く仲良いと思うとこれは何か関係あると感じ、プーチン大統領と兄さんがどんな繋がりがあるのか凄く気になった。


「俺は、大学院で医学の勉強をしていたらプーチン大統領が俺の学術を非常に評価してくれた。頭部を失っても身体だけ生きて行ける方法はプーチン大統領から非常に評価され、国を守れる対策として注目されていると。」


「それが注目されるのは欧米の人口減少計画に対抗する為だと…。」


「その通りだ。欧米の人口減少計画として女性蔑視や男性同性愛の過剰な賛美も含まれている。」


 確かに…、


 欧米の過剰な男性同性愛ゲイ賛美は何か疑ってしまう。

 何で、マッチョな男性ばかり出した広告ばかり出すかと思うと何だか気持ち悪くなる。


 人によっては男同士の愛には純愛と叫ぶ奴がいるが実際は違う。

 実際の男性同士の恋愛はお金と学歴、体形だけで繋がっているだけだと俺は思っている。

 だから、学歴とお金、体形だけの希薄な関係で、それ以外に繋げるものがないから、金がなくなると簡単に離婚するのは当然だと感じた。


「兄さん。俺は水鶏奈くいなを大事にしてみせる。男同士の同性愛が禁じられているのは人間同士の関係を希薄化する危険性が高いと俺は感じたからだ。」


「うん、そうだね。だから、耕哉。お前が水鶏奈を大事にしてくれよ。」


「うん、ありがとう。兄さん。」


 兄さんが俺を信頼しきっていると思うと、如何に俺が水鶏奈くいなを大事にする必要があるのか。


 そして、彼女を大事にする事できっと救われる命があると思うとそれは凄く嬉しくなってきた。

 だから、彼女を大事にしながらこれから俺が出来る事はやろうと感じた。


 俺が出来る事は俺がやると…。

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