第6話 大火事の前兆

土曜日は暇な金曜日の後にドタバタやってきた。


遊んでる2人の後を尾行するのは気が引けるけど、ルールは守るためにある。

これも、ゲームの一環。





「ねぇねぇ、3人でプリクラ撮ろ!」

「いいねいいね!撮りたい!」

「え、いや、2人とも彼氏いるんだし、流石にこれはまずいんじゃないの?」

「いいの!いいの!それとも何?私たち2人じゃ不満なの?」

「いや、そんなことないよ!でも、さ、、、」

「じゃぁ、いいじゃん!ほらほら、こっちだよ。」



これは福田への地獄からの贈り物。明日からやってくる地獄からの幸せを満喫するようにと贈られたプレゼントなのさ。実際、僕はねむの計画が今でも少し怖い。





プリ画ができあがった。



これでようやく機も熟した。



どうやって大火事を起こそうか。



どうやったらぼっとキレイに燃えるだろうか。









この4つのことが僕の頭を回って消えては現れるを繰り返しながらやることは一個だけ残ってる。







ねむからのミミムで相談を受けたって事実を作成すること。

これは、神田も作らなきゃいけない事実。





そうしないと、火種があっても燃えない。




そして、炎は出ず、失敗におわる。

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