　――対象を捕捉。

　名称：熱の外理（カーマ）。

　――解析（Analyze）………………不可（ERROR）。

　――再現（Reproduce）………………不可（ERROR）。

　――操作（Control）………………不可（ERROR）。

　XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

　――対象から二次対象候補を選定。

　――選定完了。

　壁に付着した破壊痕から、該当する実体を検索。

　・

　――検索完了。該当項目1034件。

　――周囲の環境をスキャニング。

　――除外項目（フィルター）を設定。配列に挿入。

　――フィルタリングを実行。

　[18]から[224]を破棄（デストロイ）。

　[467]から[876]を破棄（デストロイ）。

　[900]から[1002]を破棄（デストロイ）。

　――近似値を算出。

　――仮説を展開。

　対象が発生させる焔は、物体の構成組織を完全破壊するほどの極めて高い熱量を持つものと推定。

　また対象から分離し、5分以上経過した焔に関しては、微量な熱量の減少を確認。この状態であれば、火元素による再発火。風元素による形状変化。2つの外的要因による干渉が可能であることを実証。

　――以上のデータから、対象の脅威判定を算出。

　・

　――算出完了。

　熱の外理（カーマ）。

　脅威判定『SS』

　――記録完了。

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