017 お昼のお誘い
「よし、じかんぴったり」
僕は今、神保町の駅にいる。そろそろ時間だし、エリナさんがくるはずだがまだいないようだ。よし、本を読もう。流石に電車の中では落ち着いて読めないからなー。名古屋だともう少し空いてるらしいけど。
「ごめんね、ナ、カジくんまった?」
「いえ、そこまで待ってません。本がありましたし」
「ならよかったわ。さっ、車に乗って。多少はスピード加減するから」
ほんとお願いしますよエリナさん。と、心の中で祈ってしまった。すると、発進が昨日より穏やかだったのである。
「よし、今日は大丈夫だったでしょ」
すごい、ゆっくりにすると、この人の運転スキルがかなり上であることが良くわかる。
「はい、本当に静かで、急な動作がなかったです。おかげさまでさっきは酔いませんでした」
「ならよかった」
「それじゃあ、今日もジンさんのところにいってきてね。あ、お昼ってもってきた?」
「はい、コンビニでかあったものですけど」
「わかったわ。それじゃあ、ジンさんを誘って食堂で一緒に食べましょ。そうねー、時間は……午後一時でいいかしら?」
「わかりました。ジンさんを誘っておきます。それじゃあ、行ってきますね」
ちょうど、目的の階である8階に来たので降りた。
「よ、さっきたきた。これから、昨日説明したことの続きをやるぞ」
「おはようございます、ジンさん。あ、そう言えば、エリナさんが1時からお昼を三人で食べましょって言ってましたよ」
「おお、そうか、あのお姫様からのお誘いとあれば断るわけにわいけないな」
なんか、すごく遠回しに一緒に食べたいと言っているのがわかる。て言うか、エリナさんって人気なのかな?
カジくんって、美人慣れしてるのかな?普通の職員はめをそらすし、顔を赤らめたりするのに、顔色一つ変えずに直視できるなんて。高校生だからかな?でも、普通の高校一年生って性欲がかなりあるんじゃないのかな?あ、資料で見たお母さんの写真がかなり綺麗だったから、それでかも。なら納得よね。
「よし、それじゃあ今日は一つ一つのアプリについて説明して行くな。そうだな……、大体30分ずつの説明と30分ずつぐらいの実践かな。だから、三つぐらいできるかな。それでいいか?」
「かなり時間がかかるんだなー。」と思って喉のところまで出かかって、このパソコンのキーボード自体が変わってるのを思い出してそんなこともあるかなと思えたので、コクリと頷いておいた。
「よし、それじゃあ、この赤いアプリを開いてみろ。開いて見てわかると思うが、いはゆるワードだ」
To be continued……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます