仕事です!!
008 色々されます!!!
エリナさんに連れていかれたのは、事情聴取でもされそうな小さな部屋だった。
「さて、口開けて☆」
「ハァ……」
「大丈夫、変なことはしないから」
「わかりました」
ということで、口を開けたら綿棒を突っ込まれた。そして、頰のあたりをグリグリされた。
2秒後、口から綿棒が抜かれた。
「イッター」
「痛かった?でも、粘膜が、手っ取り早いのよね」
「わかりました。で、他には何やるんですか?」
「写真とったりするね」
「はーい」
ということで、目の写真、顔の写真、耳紋、指紋などなどを取られた。
「お疲れ様」
「ありがとうございました……」
「ところで、もうそろそろお昼時を過ぎたけど、お昼どうするの?」
「お弁当(?)を持たされています」
「そう、じゃあ、食堂行こっか」
ということで、食堂に来ちゃいました。なんと、食堂とは思えないほど綺麗だったのです。つか、白い壁が、本当に白い。あと、天井も高くて、装飾も綺麗だ。
「じゃあ、私はお昼買ってくるから、ちょっと待っててね。あっ、あそこの席に座っててね」
「わかりました」
時間がちょっと遅いためか、人は少なかった。
でも、向こうの方で固まっている職員らしき人たちから、「あいつ、誰だ?」「誰かの子供だろ」「いや、また、カスタムが見つけて来た人たちじゃないのか?」「あいつら、仕事をかき回すだけかき回しといて、すぐにやめてくんだよな」「本当、メーワク」などなどの声が聞こえて来た。自分のことを言われているようで、どんどん顔が下を向いていった。蒔絵を助けられなかった。
そうこうしてると、悲鳴が聞こえて来た。さっきのグループの人たちのものだ。
さっきほど、何があったかというと、お昼を買って戻ってこようとしたエリナさんが、グループの人たちの背後から忍び寄り、リーダート思われる人に、ちょっと怖めの顔で起こっていたのだ。
「まったく、あいつらあんな無駄口叩いてないで、さっさと仕事しなさいよ。あっ、待った?」
「ううん、全然待ってません」
「さっ、お昼食べましょ!」
「「いただきます」」
「いや~、ここの食堂の料理は、すごく美味しいのよね。ところで、それってお弁当っていうの?」
「絶対言わないと思います。だから、''?''をつけたのですが」
「ああ、だから、''?''が付いてたのか」
なんと、今日のお昼は、サンドウィッチなのだ。ただし、ピーナッツバターのものと、はちみつレモン、ボリュームミーなテリヤキ、の3種類なのだ。2:1で、多分スイーツだ。うん、多分。
とまあ、こんな感じで、黙々とお昼を食べた。結局、旨味の比が、2:5なので、お昼ということになりました。
To be continued……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます