第4回カクヨムWeb小説コンテスト(ホラー・ミステリー部門)
皆さんこんにちは、あさかんです。
長いこと更新を忘れておきながら、頂いたレビューを切っ掛けに前回のラブコメ部門を更新させていただきましたが、コメントで『ホラーも』と仰って頂いたので早速書かせていただきます。
ホラー・ミステリー部門と言えば最も応募数が少ない(と思われる)部門であり、言葉は悪いですが地味な部門でもあります。特設ページでも一番下に置かれているくらいですから💦
第3回では唯一の大賞特別賞の両部門受賞ナシといった快挙も遂げています。その時の講評では『ジャンルを意識し過ぎて自由度やエンタテイメント性が縛られている作品が多かった』とありますように、特にホラーなどは『恐怖の物語』に拘る必要は無いかと存じます。
第2回のホラー部門特別賞で書籍化したうみさん作の『格安温泉宿~』などもホラー部門でありながら、恐怖感は無くちょっとエッチな人外ラブコメで好評を得られておりましたし、実際もの凄く面白いのでみなさん是非ご参考にされては如何でしょうか。
さて、今回も例に漏れず前置きが長くなりましたが、早速特設ページのメッセージ考察に移りたいと思います。
『ホラー作品には、しばしばその作品を象徴する強力な「アイコン」が存在』
アイコンというとピンと来ない方も多いと思いますが、恐らく物語のキーとなる部分のことだと存じます。リ●グで言うところの呪いのビデオなどそのキーワードがホラーストーリーの根幹になるような仕掛けをつくるといったような具合でしょうか。
人外などキャラクターなどがキーとなる場合もありますが、なんにせよ中核となる部分がしっかりしていないとホラーのホラーたる部分が弱くなってしまいます。その存在感を如何に増幅させられるかが肝になるかと思います。
『「実話要素」を含んだホラー作品』
この実話要素というのはホラーに限ったことではなく、他のジャンルでもかなり効果的です。実際某掲示板発信で恋愛ストーリーの『電●男』も実話のリアリティー感があったからこそ登場人物の一挙一動にハラハラドキドキさせられたのです。
読む前に読者へ実話だという認識を持たすことが出来れば登場人物の発言も行動も創作物のソレとは比べ物にならないほどの魅力を与えることができるでしょう。
賛否両論はあるかもしれませんが、TVバラエティー番組などでもかなり創作が入った『実話を元に作成した映像』も多々ありますので、小説でも9分9厘創作物であっても元ネタさえ実話であれば『実話を元に作成した小説』と言っても良いと思います。少なくとも私的にはアリです!!
『批評家・専門家を思わず唸らせるようなトリックや話の構造のある作品』
まあ、これが出来れば苦労しないよね?というメッセージですね。面白い小説を書いたら受賞するかもよ、というくらいミステリーではその通りのことだと思います。
トリックや話の構造で言うと、最後まで読んで思わず最初の方のページを読み返してしまうような大仕掛けといった具合でしょうか。
伏線の張り方など色々な手法があるかと思いますが、現状ライトノベルの市場を考えると余り小難しい話は敷居が高く幅広い読者受けは厳しいかもしれません。仕掛けの部分以外など日常シーンは出来るだけコミカルに描くようにして敷居の高さを低くしてあげるのもある種の技術ではないでしょうか。
『登場人物が魅力的なキャラクターである作品』
氷菓(伏字にしたら何だかわからなくなったのでそのまま💦)などは如何にもソレだと思います。これは定番の学園ラブコメにミステリーをぶっ込んで大成功した例でもありますし、現在既に定番になっている異世界ファンタジーでもその舞台にミステリー要素をぶち込んでも成功するのではないかと思います。
異世界医療、異世界飯、異世界マート……など異世界モノの受け皿は様々なプラス要素を引き込むことができる懐の深さがありますので異世界ミステリーも面白いかもしれませんね。
今回も色々と書かせていただきましたが、前回のコンテスト講評にありますようにホラーやミステリーといったジャンル要素に固執し過ぎて面白さを見失わないようにするのも重要かと思います。
定番や流行の要素を活かしつつ徐々にホラーやミステリーの面白さへ誘導することができれば選考者も大きく頷いてくれると存じますので皆さん是非多くの読者に馴染み易い作品へと挑戦してみては如何でしょうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます