ドラゴンノベルス新世代ファンタジー小説コンテスト
【コンテスト情報】
選考委員:ゲーム・企画書籍編集部(ドラゴンブック?ドラゴンノベルズ?)
ジャンル:ファンタジー(新世代のファンタジー小説)
文字数:読者選考期間終了時点までに本文が10万文字以上
応募受付期間:2019年5月7日〜 6月30日
読者選考期間:2019年5月7日〜 7月31日
最終選考対象作品発表:2018年8月頃
最終選考結果発表:2018年9月頃
大賞(1名):賞金30万円+ドラゴンノベルズより書籍化
特別賞(若干名):書籍化検討
【応募オススメ度】
★★★★☆ かなりオススメ
皆さんお久しぶりです、あさかんです。
カクヨム内の最大級コンテストであるカクヨムコンの読者選考期間が昨日時点で終了し、精も根も尽き果てた方が多いと存じます。最早賽は投げられたと言うことで中間発表までモヤモヤするかと思います。
因みに私は今回短編部門しか参加出来ておりません。メインの長編は現在注力して書いている『~長い経緯』を完結させてからと決心しましたので見送る形となりました。
カクヨムコンに参加された方は、取り敢えずは一段落して自作品に向けて色々と考える余裕も出来た事でしょう。そこで今回この丁度良いタイミングで開催される『ドラゴンノベルス新世代ファンタジー小説コンテスト』を考察していきたいと思います。
これは前回一年前に開催された『ドラゴンブック新世代ファンタジー小説コンテスト』で受賞した作品をドラゴンノベルズというレーベルで売り出したことから、第2弾はレーベル名で開催しようということみたいです。
オススメ度は星4、レーベルコンテストとしてはMAXと言って良いでしょう。前回の受賞実績も、808の応募作から大賞1、特別賞5と破格の結果となりました。同時期に開催された2429応募作品中受賞4作品の電撃新文芸スタートアップコンテストと比べたら、一目瞭然ですね。応募数が1/3なのに受賞数が2つも多いという、およそ4倍の合格率を叩き出していました。
前回の受賞傾向としましては、新世代のファンタジー小説ということでやはり一癖ある異世界モノが受賞しやすくなっておりました。
受賞作品の大半が現実世界の要素を含んだ異世界モノでして、それが『新世代のファンタジー』の解答なのか、応募作がそういったものばかりだったのかはわかりませんが、今回もその路線で攻めたら少なくともレーベル不向きというマイナスポイントをくらうことは無いかと存じます。
作者の方の中には壮大な世界感や設定で構成されているハイファンタジーや昔のRPGゲームなどで見られたノスタルジックファンタジーの冒険活劇などを書いてみたい方も多いと思いますが、やはり今の小説市場や受賞傾向を鑑みると難しいと言わざるを得ません。
寧ろ、そのような作品は長い時間をかけてじっくり読者の評価を伸ばしてから応募する方が得策とも言えます。少なからずWEB市場での一定評価を得ておりますので選考側が選ぶポイントにもなります。
私は以前、カクヨムコンは読者選考の重視でカクヨム内での評価が重要であり、レーベルコンテストはカクヨム内での評価が少ない編集部推薦枠での受賞が多々見られたことから、カクヨムでの評価を余り必要としないと申しましたが、今回のコンテストはひと月も読者選考期間を設けていることから、かなりカクヨム内での評価を気にしているのかと感じました。
カクヨムも会員数30万突破、非会員の読み専の方も含めると100万人に届いていそうな勢いですので、カクヨム内での人気が書籍化後の人気に繋がるといったデータが揃いつつあるのかもしれません。
それまではカクヨム内の人気が書籍化後の販売力には1割程度しか反映しないという情報もありましたが、恐らくそのバランスが著しく変化したのでしょう。
今回のコンテストに応募される方は是非ともカクヨム内で貰ったコメントなどをこまめに返信したり、SNSで情報発信したりセルフプロデュースに心掛けてみるといい結果に繋がるかと思います。
色々書かせていただきましたが、前回の受賞傾向で現実世界の要素を含んだ異世界モノが強い理由の考察としまして、それが読者が深く読み込まなくてもピンとくる面白さに繋がる要素だというのは間違いありませんので、軽く読めて、尚且つイメージしやすい面白さを心掛けてみては如何でしょうか。
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