電撃《新文芸》スタートアップコンテスト

【コンテスト情報】

選考委員:電撃文庫編集部

ジャンル:オールジャンル

文字数:読者選考期間終了時点までに本文が8万文字以上

応募受付期間:2018年7月6日〜 8月26日

読者選考期間:2018年7月6日〜 9月2日

最終選考対象作品発表:2018年9月中旬頃

最終選考結果発表:2018年10月下旬頃

大賞作品:30万円+書籍化+コミカライズ


【応募オススメ度】

★★★★☆ 応募しない理由が無い



 みなさんこんにちはあさかんです。


 今回のコンテストはかなりオススメです。


 特設ページの『新たなメディアとして《新文芸単行本》に挑戦いたします』とのコメントにもありますように、ある種のオープニングを飾るコンテストにはとにかく作品が欲しく受賞させて売り出したいという意欲が十二分に伺えます。


 例に漏れず特別賞もアリということから、複数作品を受賞させる構えがあることも間違いありません。


 考察としましては『いまの電撃に足りないのはコレだ!』『面白ければ何でもアリ!』と新しいものを求めているということみたいですが、過度に額面通り受け取ってライトノベルの基本を大幅に外すような奇をてらう作品は危険かもしれません。


 それは『ラブコメも、SFも、異世界ファンタジーも、現代異能もなんでもアリ』というメッセージの一文から、ライトノベルの基本は抑えつつ今までになかったような新要素を含んだ作品が欲しいというレーベルの思いが感じられるからです。


 つまり、読者層を広げるために今までレーベルカラーに合わないからと蹴っていたジャンルや設定の小説をこれからはどんどん拾っていきたいという感じでしょうか。


 今まで電撃では扱っていなかった他レーベルの売れ筋路線などを考慮すると受賞へ一歩近づくのではないでしょうか。


 ラノベで新しいものへの挑戦というと何かと異世界外しを想像される方がおられると存じますが、電撃文庫はこれまでそれほど異世界ファンタジーに注力していなかったので、ラノベ市場の主力路線である異世界モノもどんどん取り入れていきたいという狙いもあるかもしれません。


 実際、カクヨムのコンテストでは蓋を開けてみたら異世界モノばかりだったということもありますので、今までに無い要素を含んだ異世界ファンタジーも全然アリだと思います。


 後は副賞でコミカライズが既に確約されておりますので、コミカライズしやすいか否かは十分に考慮すべきでしょう。


 むしろコミカライズありきといっても良いかもしれません。レーベルサイドでは漫画化を営業活動のメインに持っていきたいのは必然でありますので、いくら面白い作品でも視覚化が困難な複雑な設定の作品では実際に選ばれた大賞作品より面白い小説であっても、コミカライズを設定していない特別賞などへ格下げされるのは無理からぬことですね。


 実際に以前に行われた『漫画原作小説コンテスト』の講評では漫画化しやすいかどうかが重要なポイントだったとコメントがありましたし、今回のコンテストに挑戦する方は是非、読んでいて容易に絵に起こせるような文章を心掛けてみてはいかがでしょうか?


 日常系の作品などもコミカライズありきでは有利になる点も多いと思いますね。

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