ドラゴンブック新世代ファンタジー小説コンテスト
【コンテスト情報】
選考委員:ドラゴンブック編集部
ジャンル:ファンタジー
文字数:読者選考期間終了時点までに本文が10万文字以上
応募受付期間:2018年5月31日〜 7月31日
読者選考期間:同上
最終選考対象作品発表:2018年8月中旬頃
最終選考結果発表:2018年8月末頃
大賞(1名):賞金30万円+ドラゴンブック編集部より書籍化
特別賞(若干名):書籍化検討
【応募オススメ度】
★★★★☆ かなりオススメ
皆さんこんにちはあさかんです。
春眠暁を覚えず、ということで正直とても眠いです。
さて、今回も新コンテストの解析ということで色々書き連ねていこうかなと存じます。
コンテスト解析もかなり数が増えましたので、今回からはコンテスト情報や私のおススメ度などを入れてみました。
今回は星4つ。
ちなみに星5つは今後クリティカルなコンテストが開かれることを想定して残していますので、単レーベルコンテストにおいては現時点で星4が事実上ほぼ満点のようなものです。
それではこのコンテストをお勧めできる理由を上げていきましょう。
まずは新レーベル立ち上げに先立つコンテストであることが大きいでしょう。とにかくひとつでも多く作品を欲しているということが一目瞭然な謳い文句です。
新しく出来るファミレスとかに例えたらわかり易いでしょうか?オープニングスタッフは限られた期間でゼロから全員揃えなければなりませんので、採用数が多く、それに応じて人事評価面においても採用されるボーダーラインがグッと下がります。
逆に言いますと、欠員が無いのに優秀な人材が応募してくれたらいいなと人材募集している会社などは、余程優秀な人でもなければ採用されません。
それと同じように、小説コンテストでも作家サイドが見極めるべきはそのレーベルが本気で新規作品を欲しているか?という部分なのですね。
その点で今回のドラゴンブックが『新レーベルを立ち上げる』というコメントは実に本気で作品を採りに来ていることに対して実に真実味が高いと判断できるわけです。
次に好感のもてるポイントはレーベルがこのコンテストで欲している作品を明確にしていることです。
私が以前からコンテストの考察で重視しているのは、募集要項や特設サイトにかかれているメッセージに具体性があるかどうかでした。正直、コンテストで選ばれるかどうかの評価ポイントがそこでしか判断できないからです。
例えば、コンテスト選考会で最終選考まで残って弾かれたポイントが『この小説は面白いけどウチのレーベル向きじゃないな』という理由だったとしたら、作者側からすれば『じゃあ、最初からどんな小説が欲しいか書いておけよ!』となるかと思います。
なので、応募する側はレーベルが求めているソレを募集要項や特設メッセージでしか読み取れません。
そのことから、私は常にどれだけ具体的なメッセージであるか?矛盾がないか?という部分を重視しているのです。
その点において今回のコンテストでの募集要項に書かれているメッセージは文章量的には短いながらも、かなり具体的に求めているものが読み取れる内容になっております。
ジャンルはファンタジー一本に絞っていますので売り出したい作品カラーが実に明確です。
メッセージの中に”先進性”と”普遍性”の両面を取り入れた『新世代のファンタジー作品を求めている』とありますね。
先進性というのは現在の流行にマッチしているものということで間違いないでしょう。ファンタジーで言えば、”異世界もの”や””俺THUEEもの”など、現在ヒットしている作品を読んでいる読者が面白いと感じる要素をキチンと取り入れているかどうかですね。
普遍性というのはファンタジー作品が持つ、以前から前提とされている要素のことだと思います。平たく言えば”王道的要素”でしょうか。無知な少年少女が冒険や出会いを経て未知の世界に飛び込んでいくといったような、ファンタジーならではのワクワク感をキチンと取り入れているかどうかでしょう。
後は、募集に際して『下記のいずれかの条件を満たしているファンタジー小説』と言明している部分も素晴らしいと思います。
・魅力的なワールド、魅力的なキャラクターを備えている小説
・大人が興味を持つテーマを取り扱った小説
・現代社会の要素をファンタジー世界に反映した小説
すなわちこれらが取り入れられてなければ『面白いけどウチのレーベル向きじゃない』になってしまう危険があると事前にわかるわけですね。
今から自分が書こうとしているファンタジー作品に魅力的な世界観とキャラクターが存在しているか、大人が興味を持つテーマが存在しているか、現代社会の要素を取り入れているか、などかなりの判断材料になるでしょう。
特に『現代社会の要素』などはネタ出しにも持ってこいです。例えば、現代のブラック企業を反映したファンタジーのブラックギルドなどの要素も面白いのではないでしょうか。
ホワイトギルドは1日8時間、休憩アリの優良ギルドなのに、主人公が所属しているブラックギルドは24時間休みなしでぶっ続けの極悪ギルド、しかも一人当たりのノルマが半端ないとか、面白い作品が書けそうですね。
と、まあ、今回のコンテストはこのような理由で自信を持ってお勧めできます。
皆さん、同じ時期に多数あるコンテストの中で選ぶのをお困りなら、是非ドラゴンブック新世代ファンタジー小説コンテストを応募してみませんか?
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