第二話、狂いそうな彼女たち
綺菱の拳は迷っていない。
が、あんまり力入れてない,ほぼ威嚇のつもりだ。零もあんまりダメージを受けてない、ただのびくりだけ。
「もう、わかったろ!つべこべ言うつもりじゃないぞ!」
「ぐ、容赦ないな,ほんと...」
「もう言っただろ?私、あんたの事が嫌い。大嫌いだ!」
「えと,それは仕方がねえけど、俺は...」
「で、どうする?」
「どうするで?」
「...とぼけじゃねえ!」
「はいはい,分った分った!俺は絶対、君たち一緒に人をいじめなんで言い出せないから!ね?」
「何が‘一緒に人をいじめる’だよ!私たちはただ、こいつに少しの教え...そう、教育だ!わけをはっきり話すだけ。」
「でも,みんな同じ学校だし,少しの手加減でも...」
「だから、もうつべこべ言うなさっさと失せろで!一緒に‘教育’を受けたくないなら,黙って雑用でもやってけ!」
「俺も、雑用じゃないで...君たち不良とは違うぞオオプ!」
零の腹にもう一発のパンチが受けた。
けっこう力いれだけと、それほどの痛みじゃない。
女の子だからそう力持ちじゃないのかな?
確かにこの不良っ子たちはただ人数の優勢だけ、一人一人は手足細くで,見た目は派手ですごいけど、これ以外は弱そう。
全部力持ちじゃないし。
「不良だと?」
「けほけほ...まあ言うなら、君たちのこのやり方,不良とは同じだろう..」
「ほお...そか、そういうことか。あんた、ヒーローになりたいのか?姫を助け騎士様のつもりか?」
「そんなわけないだろうが。通りすがりのライ...だけだ。」
「...なにそれ。」
「まあ気にすんな。どうせはもう、ただで済まないだろ。」
「ああそうだ。どっちにしても、きょうという今日は絶対、あいつに‘教育’だ!止めたいなら止めてみろ...あんたも一緒ぶん殴るぞ!」
「ヤハハ、反抗したら後の立場はやばい,だろう?」
「ええそうよ。もしかして、数日後『零のやつ校舎の裏でか弱い女の子に痴漢行為だ』なんでね。ここで人間失格よ。」
か弱い...か。
目の前の不良っ子たちはみんな、自慢そうな笑っている。
やはや、か弱いね。
「えっと、これで,威嚇?」
「冗談だと思う?」
「そう見えないよね。」
「...こう何でも気にしないそうな態度こそが、私あんたが嫌い理由の一つだ!」
「そか。やっと君が俺を嫌い理由がわかるぜ,ヤハハえぐ!」
零の片膝の裏、そばにいるもう一人の不良っ子で蹴り,思わずたじろいて、もうすこしで転ぶ所だった。
ほんと、情けないな。
「もう一回言う!私、あんたのこのなにも気にせず馬鹿みたいな笑顔が大~嫌いだ!」
「本当に俺をなにも気にかけないのか?俺は二分間迷ったぞ!」
「道理で先誰が見ているな感じだから...やっぱ気のせいじゃなかったか。」
「鋭いね。」
「今更私を機嫌が取りたいのか?」
「いや全然。ちょっと待ってね。」
零は手を振り、少しの待てろと合図して,ちょっと離れでパン達をしっかり置いて、そしてもう一度,不良っ子達の前に戻った。
不良っ子たちは彼を睨んでる。
「パンはみんなのだから...君も他人に知りたくないよね、こんな事。」
「ふん。」
「それと...顔に当たるなよ。」
こう言いて零は、両手を膝に支えてあぐらをかく,あのまだ頭を抱えてるの少女の前に座ってた。
「ちぃ...やっぱヒーローのつもりか?」
「ただちゃんと寝たいだけだ。力行使なら俺に迎え。反撃しないからな。」
「...やっぱあんたが嫌いだ!」
「それは君次第だ。とにかく、俺は巻き込まれてる以上,もうほでおきないね。」
「ふん...黙って失せたら痛い目に会わないのに!」
「こういうのはできないからな。」
「余計なことしあがて!」
「...で、殴るか殴らないかさっさと始めろ!もうすぐ授業が始まるぞ?次の体育、遅れたらこうぇい罰だぞ!」
零は突然声を大きなて、不良っ子たちにも驚いた。
「こんな要求、初めてだ...もうあの臆病者に怒る力がない...」
「へへ、いいんじゃない——ぷおお!」
綺菱からのびんたをくらっだ。
_______
そして不良っ子たち、本物の暴力行為が始まった。
彼女たち,先もう言いたが、いろいろアクセサリーが付けてるから,ただびんたでもけっこう痛い。
全部女の子だから、それほどの力持ちじゃないが,彼女たち、どうやら全力を尽くした。
多分自分でもこれを知ってるかもしれない、もしくは、女の子にとってパンチよりびんたの方が慣れているからみんなびんただ。
もちろんびんただけじゃなく、蹴りもした。それにある不良っ子はあつぞこくつを履いているから、その蹴り流石にちっよと重い。
とにかく、この攻撃は全部、零が受け取った。
ただの雨の雫でも、嵐になったら人を飲み込む。どんな頑丈な壁でも、多くの人が押さえは倒れる。
零はこうやって、雨のような攻撃のなか、そのまま膝を支えて座っている。
幸い,不良っ子たちはあの頭を抱えているのこに手を出してない。どうやら零だけはその怒りはけ口になった。
彼女たちにこれほどの情けがないのは、一体どんな問題かな。
これ、本当に甲斐あるの?
もしこんな攻撃、あの子にあたっだら...
やはり女の子は笑い顔が一番じゃないか。
だが目の前のこの子たち、まるで頭が狂う、顔までも歪んだ。
実はみんな、顔がけっこうかわいいなのに...
絶対何が違うだろうが。
そりゃあ零もわかる,彼が今度のことに巻き込まれて以上、綺菱はその不良ボスのカリスマを維持するため,ただで彼を離さない。
零も、少しの代価で問題を解決するの覚悟をしている。
だが、これは予想と大違いだ。
目も当たった。視線が...
零は目を細めて、そのぼんやりの視線から、不良っ子たち狂気の顔をみだ。
絶対何が違う。
どうして、ちゃんと話せないのか?
零は歯を食いしばって、呻きを抑える。
「零!あんた!後悔したのか!」
「ほう...かい?」
口も破れて、言葉も良く出来ない。
「余計なお世話を!ヒーローになりたいを!」
「俺はたら、ちゃんとれむりらいらけら。」
「何がわけわからんことを...!」
これほど凶暴の彼女たち、全然聞いて事もない。
確かに彼女たち、普段自分で群がって人とちょっと分かれてるが,一応平和で無事にみんなと付き合ってる。こんな事、ほんとに初めだ。
痛い。
「も、もうやめて!え、や、やめてください!」
——ずっと頭を抱えてるの子は、やっと泣きそうな声を出した。
_______
この子の声、零もどこかで聞いているのような...
でも一時的、よく覚えない。
背を向けているから、彼女の顔も見えない。
この怯えそうな声で、不良っ子たちの攻撃は止まった。
「ふん。お前、やっと勇気出したのか?」
「わわわ私...」
「私」の末、結局なにも出ない。
「ち!相変わらずまったく気に入らねえな!」
「も、もうやめてくだ...」
「こいつを見ろ!ぼろぼろでお前のせいだぞ!お前の悪いだよ!」
綺菱、君こそが理屈をこねるだろ——と言いたいが、零は痛くで声が出ない。
「え?わ、私のせい、なの?」
「そうだ。こいつ...この馬鹿、お前の為に飛んで来たよ!たく、お前みたいな変な奴、なんでカバーするかよ!」
「わ、私、ごめんなさい!」
...お前が謝るなよ。
こんな弱気でなんか可哀そう...
「き、綺菱...」となりの不良っ子は怯えそうで綺菱に声を掛け,「ち、ちょっとやりすぎないかな?」
「はあ?何言ってんの?今更?」
「こいつをよく見てろうよ!まあいいだろう?どうせ、もう気が済むだし...」
「零がなんだ?え、ええ?」
綺菱は零を見た。
彼女の目の前、元々はちょっとだらしないけど一応美少年の零,今はもう整形失敗のようなボロボロの顔になった。
だが、最も不良っ子たちに驚いたのは,零の姿、全然変わっていない。
まるで山だ。
「や、やべえな...」
「だから綺菱,もう、行こう?」
「う...んん。い、行こう!今日は置いて行く。」
「「お、おお。」」
事情がやばいそうと思った不良っ子たちはみんな、頷いた。
「き、今日はあんたの責任だぞ、零!誰に言い出すなら承知しないからな!それと、お前!今日はこの馬鹿がいるけど、また今度はこんな幸運はないからな!」
綺菱も少し怯えてた、だからこんな凶悪そうな威嚇のあど、慌てて逃げた。
_______
不良っ子たちが校舎のコーナーから消えた姿を見て、零はやっと体勢を維持出来なく,後ろに倒れた。
だか彼の後頭部、硬い地面に当たってなく、ある柔らかくぷにぷにのものに落ち込んだ。
なんかの座布団か?
些細な香りだ...
そか。
そのいじめられた子か。
目も腫れた零は、誰なのかを見たいいが,なんか暖かい液体が顔に当たった。
その泣き声を聞いて、零はようやく覚え出した。
「ごめんなさい...零、本当に、ごめんなさい...」
「ええと、まあ,お前のせいじゃねえぞ,白(はく)。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます