第2話 ???

「---ぎはー---いー」

「い---い---れもの---」

アナウンスの声がする。

頭がぼんやりする、ぐっすり寝ていたらしい。思ったほど疲れているのか、バスの到着に備え、早めに準備する。忘れ物の確認、置き忘れは無し。

バスが停車してドアが開く、定期を片手に降り口へ向かい、運転手に定期を見せる。その時アナウンスの声をはっきり聞いた。


「終点ー異世界ー異世界ーお忘れ物の無いようご注意下さい。」


その単語を聞いた時、自分はバスの降り口から降りた瞬間だった。

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FantasyBaseball @yoshiyuki-shinguzi

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