その後のお話


 モルレード公爵家の反乱は鎮圧されて少し経った後、嘗ての勇者パーティは一旦行方を眩まし、リネット王女は魔王軍の撃破と魔王の討伐だけを世界中に発表した。

 

 あの偽勇者は厳重に幽閉してある。

 もう何も出来ないだろう。


 それとあの偽勇者は公爵家に繋がる貴族や教会の人間達はあの偽勇者は逆らう者は片っ端から殺していたらしく、そのせいで国の運営は前よりも楽になったと国王から聞いた時は何とも言えない気分になった。


 そして現在、リネット王女は責任を持って公爵家の土地を戻って来たプリスやガルド、アルトたちと共に復興の手助けをした。


 勇者ミツヒコ達についてはソッとしておいた。

 そっちの方が幸せだろうと思ったからだ。


 この世界の人間同士のイザコザにこれ以上巻き込むのは筋違いと言う物だろう。


 これから先の国の未来は自分達の手で切り開こう――


 END

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