イタチの道

ヨナヨナ

動物のイタチです。

文字を書き残そうと試し、

グダグダに溶けた布海苔のよう、

一日に平均50本と抜ける髪の毛とおまけのようだと見る。

「なんだ。こんなものつまらない。退屈の極みか。」

君はいつもは、はーっとため息を吐くのをあえて言葉でやり返すか。

もし君にこの文字を初めて使う感動が文章にあれば僕はそれで十分だった。


退屈な世界。少年の手記。通勤。エンドレス。

見ようとすれば見ることは叶う。

聞こうとすれば聞くことは叶う。

だが書こうとするのに書くことに足りない。

言葉は終わったあとに記録として残すものだった。


移動。

退屈な移動。

汚い川も頭の中よりは面白い。

美しい汚い川の情景を夢に見る。

起きて闇鍋を食らう。

一口で舌が麻痺してしまった。


「次はろうそくでも売ろうってかい」

そんなつもりは毛頭ありません。

「世界破滅願望!」

僕が"気まぐれ"に見えたばかりにとんだ誤解を招いてしまい申し訳ありません。

「背後に誰がいる 言いたまえ 言わないと酷いぞ」

僕にはこう聞こえる。「友達いないだろ」

「「「働かずに食っているのがいけないんだ!」」」

『働かずに食う』をチョイスしたばかりに起きた惨劇だった。


ここが僕の居場所です。あなたには次のコマンドが用意されています。

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おわり

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イタチの道 ヨナヨナ @yonayona47

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