自室でただ横たわる

薄くなる透明な世界 徐々に暗闇に包まれる


散らかる小部屋 空っぽだと寝返り向かいあう壁


複雑な分子結合の表面紋様、ゴツリと額をつける


願いと罪悪感に掴まれしがみついて涙零せば


瞳と瞳、その間に流れる滴の軌跡に繋がる橋


指先触れて不思議に唇歪ませ 軋む心の音を聞いてまた眠りに落ちる。







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