自作の詩

さて、何年生きられるだろうか？

何か思いつくまで寝そべって浮かべば起き上がって死んだ目で働く僕ですが

　楽しいこともあれば悲しいこともあるわけで、ただそれだけじゃつまらないわけです。

　昼間思いついた欠片をつなぎ合わせ物を語るように紡いだり

　ふと気づいた何かを削り合わせて歌うように詩をつづったり、

　それ以外はてんで駄目で、ただ俯いて、憂鬱に漂うだけです。

　ただ生きているだけじゃ目の前が何も見えないんです。

　そんな思いを抱えて

　さて何年生きるだろうか？

　この思いが続くまであとどれくらい？

　さて何年生きれるだろうか？

　この思いが報われるまであと何年？

　別れてから何年？　いや確か十年？　

　数年前でも思い出せないのに、もはや過去の過去　古ぼけた過誤の外

　出会いは確かに偶然　でも別れるまで僅かに数年。でもその間に育んだ執念はいまだ終焉迎えずここにたってます。

　毎日つまんねえ、何もかもがうざってえ、　愚痴る自身に叱る君

　毎日がつまらないならあなたが面白いことをすればいいじゃない。　よっぽど疎のほうがマシでしょう？

　当たり前に思えるかい？　でも当たり前が当たり前に見えないほどに辺りが見えなくなって他人事に思えてた盲目の僕にくれた一言が気づかせてくれた唐突に

　さてどうしようか？　

　何を書こう？　捨てた思考の先を

　さてどうしようか？

　何を語ろう？　古ぼけた物語を

　一人になって、ボロボロに擦り切れても離れられない初期衝動

　報いるために良き行動をしよう

　それじゃ本を読もう　外に出よう　人と出会おう　仕事に励もう

　出来たのはほんの僅か

　でも進んだ軌跡を振り向けばそれ自体が奇跡だ

　君よ　あいもかわらず僕は駄目です。

　君よ　愛終わろうとも僕は君の言葉で生きています。

　後ろを見ても変わらぬのは当たり前で、前向いてもいまだに足元の轍につまずきまくってます。

　明日にしよう　明日にやろう　思って消えたアイディア　永久にさようなら。

　明日死のう　明日旅立とう　思って消えた感情　また合う日までさよなら

　そんな毎日だから

　さて何年生きるだろうか？

　この思いが続くかぎりは終われない

　さて何年生きれるだろうか？

　この思いが報われるまで進むだけ

　この十年で変わったことも変わらなかったこともある。　その全てをいま自分の言葉に変える。

　駄目なところもしてきた恥に悪癖、悪徳、それらで拵えた思い全てを捜索、模索、工作して創作し続けるだけ。

　それが全て終わるまで

　さて何年生きられるだろう？