身を委ねなさいあるがままに

傷は怪我になりもう歩くこともできない

ボロボロの心と身体 地面に倒れこみ呟く もう駄目だ思えたとき


誰かが囁く 『身を委ねなさい』

全てはなすがままに過ぎていく

だから今は休み、明日への戦いへ

そのために『身を委ねなさい』と


あの人は言う『身を委ねなさい』『なるがままに』

その声で瞳を閉じよう。 案ずることもなく、ただ静かに緩やかに

ただ誰かが語りかけるんだ『身を委ねなさい』って。




心は変わらず覚悟も崩れる 脆く

ガタつく肉体と削られザラつく心

まるで砂の中に埋もれていくよう

誰かが語りかける『身を委ねなさい』と

かの人は言う『なるがまま誰も恨まずに』

静かにうなづき 僕は涙を一粒流すんだ、生きていく辛さを飲み込んで


それだけのことで息を吐ける 全てを許し、これからに向かうため

あの人は言う『悲しみを慈しみ、ただ流れるままに』

例えば泥に足を取られ、汚れるだろう


皆同じ ささくれ立つ棘で互いを傷つけあっていく

でもあの人はきっと言うだろう

『身を委ね、なすがまま』

いつかはお互いに笑いあえる日が来るのだと

それまでは『身を委ね、あるがまま』に

あの人は言うだろう。 きっと言うのさ。 僕と同じように。

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