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現実でこの時期やることが無さすぎて昼夜逆転した生活を送っていた私は今日もまた同じように日が昇る頃にまぶたが落ちる。


これはきっと夢だろう。しかし私の体は現実を生きる私の体のまま、全裸である。目の前にある某有名なランドのような広い敷地、そこの区域から私がたっている黒い大地を区切るように立っている檻のような扉から多くの人か私が向かう方向とは真逆に歩いていく。

(あぁ、ここは文字通り夢の国かなにかなのだろう。)と思う事にした。とりあえず私は檻のような扉を通り抜ける黒い大地から某有名ランドのような敷地に入っていった。

何故自分の意識がはっきりとしてるのかも分からないがここはゲームのように言うと日本のサーバーだと言うこと、私の見る夢も他人が見る夢も全ては同じものだそうで見る人によって感じ方が違うとの事。イメージとして立体的なAというブロックがあったとしよう。それは私の方から見たらAには見えるかもしれないが、他の人間から見れば『食』という字に見えるような物だと。それくらい夢に対しての感じ方は様々らしい。

と無形の様な何かから説明された。

この敷地に残ってるものの多くはもう戻る体が無くなったか、動かなくなったかのどちらかの為移動することは無いと言う。そういう奴の他にこの敷地に居座ろうとする奴もいる。そういう奴らは現実世界で酷いことが起こり何本かネジが飛んでしまったやつだそうだ。何とかして追い返すもネジの飛んだ奴らはその場の記憶を有しているためまたこの世界に来ようと眠ろうとするか、自壊してこようとするとか。だが、ここに永遠と至ることがてできるのは運良くここに来て息絶えるか、身体が動かなくなったものだけ

そんな話を聞き続ける私の身に最初はつま先から、だんだんと内蔵の方をグズグズにかき混ぜられる感覚に襲われた。

最後にしれた知識は、なにかの図形らしきものが縦横無尽にその場で回転し続ける何かからの言葉が途切れ途切れで


「ここに来るのは夢を見る人間か、壊れた人間。夢を見る人間は頭の中にある記憶を手で持ってくるが終わる頃には何も持たずに帰っていく。稀に記憶を持たないでくるやつがいるが、そういう奴らは往々にして混ぜこまれ悪夢を見る。よく死ぬ夢を見たり不幸になる夢を見る時は大体混ぜこまれる時の痛みが夢に影響を与えるから」とか。


そして私は今日も嫌な夢を見た前半が本当にあったことなのか知らないし、実際にそう言ったシステムがあるのか知らない。しかしまぁ、こう言う事は普通覚えていられ無いようにするとか無いのかと思ったが、夢の中で何があったとか他の人に説明しようとそれはただの夢なのだからと片付けられるのかと少しスッキリとした。

多くの人の夢の中に現れる『ディスマン』も結局見る夢は同じなんだからそれは仕方ないのかなとも思うし、アレだけ認知されるのはなぜなのかと少し思い出すと笑えてくる。

アレと言ったのは世の中で少し前から都市伝説としてメジャーとなった『ディスマン』は一見顔のように見えるだろうが、私には顔のような何かにしか見えなかったから。

結局これも夢である。情報の整理のために脳が行っている作業なので別に陰謀とかはなんにもないだろう。しかし面白かったまた見てみたいものである

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