夢の中だけでも
誰でも夢の中では自分が主人公の夢を見たことはあると思う。ヒーローだったり、好きな人と付き合ってたり、もしくは死ぬ夢を見たりと。これから私が書くのは厨二病真っ盛りの私が夢の中で現実を突きつけられた気がした話だ。
その日の夢の中、私は世界を救うヒーローだった。現実とは違い敵をやっつけ人々を救いみんなから応援されていた。夢の中なのだからそのまま続いてくれれば私は朝気分よく目が覚めたはずが、何故なのか途中からあまり雲行きの良くないストーリー展開となった。今まで人々を救っていたヒーローが1人救えなかったのである。そして救えなかった人が死ぬ前に私に言った。
『驕るなよ。お前は物語の主人公でもなんでもないんだ。誰でも助けられるとか自惚れるにも度が過ぎてるぜ』
救うはずなのに救えなかった人に言われた。
おかげとはいいがたいきもするが、その日の朝のから私は拗らせていた厨二病をほんの少しだけ卒業してしまった気がする。
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