26翽▶春風の奥に夏











するり、音もなく開いた扉の向こう。


出入口のなかったはずの白い棺はとうとう口を開け、眩い光を夜に零しながらその小さな鳥を迎え入れた。

白い光。リノリウムの床。空調でも効いているのだろうか、冷えた、外に漂う春冷の空気とは打って変わって暖かな空気がデライアの頬を撫でる。



『ようこそ、小鳥遊バイオテクノロジー第4黄金加工施設へ』


「ひっ!?」



きっとセンサーか何かでデライアの存在を感知したのだろう、無機質な女声のアナウンスが歓迎の言葉を淡々と述べる。小鳥遊バイオテクノロジー第4黄金加工施設。それが“ 巣箱 ”の名前なのだろうか。

あっという間に無音に戻った空間の中、止まっていても仕方が無いと竦んでいた脚に鞭を打って前へ。



「あったかい……」



白い壁に白い床の無機質さは地下3層で見たあの街並みによく似ていたが、決定的な違いがひとつだけ。

温度感。

暖かな空間を満たす、ほんの少し暖色を帯びた白い光。それらがもたらす陽光のような、眩いながらも目を焼かない程度の程よい明度。そして何より、デライアの胸をいっぱいに占めた妙な懐古感。ここを知っている。鮮明に思い出せるほどには覚えていないが、肌が、感覚が不思議と覚えている。



『デライア』


「わぁあっ!?」


『……ほんとにビビりなんだな』


「う、うぅ……え、えっと。レヴォくん?」


『そうだけど』


「見えてるの?」


『もちろん。とりあえずさっさと歩いて』



地下3層、カコウジョの真下で聞いたあの声が、デライアの鼓膜を揺さぶった。芯があって落ち着き払ってこそいるがまだ幼い少年の声 。

廊下を行けば柔らかな光がどんどんと増して、やがて視界が一瞬焼けたかのようにホワイトアウトする。すぐに元に戻ったけれども、復帰した視界に広がる光景、その異様さに自身の目を疑った。


ずらり、ずらり、腰よりやや下程度の高さの長い台が一面に並び、その上に真っ白な卵が数え切れないほど並べられている。卵と台の間には青いクッションが、卵ひとつにつきひとつ添えられ、脆いそれらの支えとなっていた。

ぐるり、振り返る。やって来た通路の上に視線を滑らせたらば、「孵化室」なんて三つの文字。

ひい、ふう、みい、よお、数えてみようものならキリがない量の白い卵。暖かな部屋。奇妙な郷愁。デライアはここを知っている。



「…………これ全部、ドールの卵?」


「そうだよ、ようこそデライア。いや……」



唐突に背後から声がかけられたけれども、デライアは悲鳴をあげることがなかった。こう何度も同一人物からいきなり声をかけられまくっていれば、さすがに身体が順応してしまうらしい。まぁ、生来臆病なものだから、軽く肩は跳ねたのだが。



「この場合、おかえりって言った方が正しいんだろうな」



振り返る。恐れの色なく前を見る。不思議と振り向いた先のすぐそこに、脅威があるかもしれないなんてこれっぽっちも思えなかった。

ほんの少し困ったように眉尻を下げて微笑むドールは、デライアよりもほんの少し小さい背丈をした少年。レヴォ、スピーカー越しの協力者。

うねるようなクセのある黒い短髪、髪色と同じ色の小さな翼、無彩色の中でギュッと目を引く真っ赤なツリ目。しゃんと伸びた背筋の上に乗った子供の顏が、じっとデライアを射抜いていた。

畳まれることなく広げられたままの翼はレヴォの身体に対して小さすぎる。彼は飛べない。あるいは長らく飛ぶ必要がなかったが故に退化でもしたのだろうか。翼の色は健康的なぬばたま色だが、先の方が荒れていたり欠けていたりであまり状態はよろしくない。


レヴォくん?


そうだよ。


短いやり取り。しんと静まりかえる空間。小さく視線を逸らしたレヴォが、その薄い唇を開いて深呼吸をしてみせる。改まるかのように、ゆっくりその息を吐いて。



「……黒い卵を母様に届けに来たんだろ?」


「う、うん。そうなんだけど……えっと、君はなんでここに……どうやって来たの……?」


「……僕はドールになってから一度も“ 巣箱 ”から出たことがない。来たと言うよりは……ずっと居た。誰かと向かい合って話すのは久しぶりだ」



レヴォはソワソワと落ち着かない様子のデライアを眺めて、子猫を観察してでもいたみたいに、くすりと軽い笑みを零した。それからデライアに背を向けて、手招いて、長い通路を踏みしめ壁際へ。



「……君がそれを使ってここを開ける前に、少し話そう。僕のことを。この鳥籠のことを。母様のことを……それから、この籠の向こうのことも」



壁際に引っ付いたボタンが、レヴォの指先でかちりと沈む。内蔵されたLEDがぽんと明るく光を灯し、仰々しい音を立てながら、エレベーターが起動した。


















​───────​───────
















1200年前のこと。

ヒトの世は荒れ、火の手があがり、立ち込める異臭と煙が病をつくり、それは風に乗って広がった。



「血が枯れていき、生きながらにして骨と皮だけになっていくその病は枯病かれやまいと呼ばれた」



患えば最後、健康な血を輸血し続けなければ死に至るその病。諸外国ではとうに死人が億単位で出ていたその病は、旧ニホンにも魔の手を伸ばす。病がじわじわと広がり出して、水気と肉を無くした死体がぽつんぽつんと出始めた頃。



「ここ……小鳥遊バイオテクノロジーの所長。その奥さんと息子も枯病を患ったんだ」



所長本人は無事だった。だが、深く家族を愛していたその男にとって、妻と子が枯病を患ったという事実は自分自身が病に陥り死ぬことよりも恐ろしく思えて仕方なかったという。

死を免れる方法は、ただでさえ不足気味でいずれ枯渇するだろうとわかりきっている輸血を、半永久的に行い続けることのみ。男は妻と子を救いたい一心で、藁にもすがる思いで、ある研究に手を出した。

妻と子を、ニンゲンを、黄金生物に変える実験。どこの国のどんな研究施設も成し遂げなかったソレを何度も何度もやり直して、とうとう生きたニンゲンへ。自身の息子へ施した。


_____小鳥遊バイオテクノロジーの所長さんはね、世界で初めてニンゲンをやめるニンゲンに、自分の息子を選んだ。ニンゲンの理性的すぎる部分は道具として扱うのに不便だったから、野性的な……そう、ニンゲンよりも優れたスペックを持った道具にするために、他の動物を混ぜ物として施してね。



「所長は、自分の息子を助ける為に、息子にニンゲンをやめさせた。死んで欲しくなかったから、禁忌と呼ばれたそれをやってのけて……ドールをつくった。元々はな、戦争で勝つ為の道具を作る技術なんかじゃなくて、どうしても、何をしてでも救いたい人を、病から救うための技術だったんだ」



ニンゲンではない別のいきものにしてでも生かしたかった、愛する子供を生かすためにうまれた技術。そしてそれを施されたニンゲン達こそ、ドールだった。


レヴォが続ける。

所長の息子は記憶の混濁も自我の崩壊も起こすことなく生きながらえた。ヒトではなくなってしまったそれを、生きていると形容していいのか否かは定かで無かったが、息子が暖かな体温のままに笑いかけてくる最大の幸福を、所長はただただ享受したという。

所長はドールになったご子息の様子をしばらく観察し、なんら問題がなければこの方法を世間一般に公開するつもりだったという。ニンゲンではなくなるとしても、それでも生かしたい誰かがいる、自分のような人々を救う為に。

枯病を患った孤児達に協力を仰ぎ、ご子息の他にも何人かがドールになったという。無論、孤児達本人の同意の元だ。彼らは男女関係無く、皆鳥の翼と金でできた身体と、まごうことのない記憶や人格を持って戻ってきた。順調だったのだ。

こうして、純に人を救う為に、ドールはうまれたはずだった。



「……でも、外国から来た所長の友人……だった研究者が、小鳥遊バイオテクノロジーを乗っ取ったんだ」



旧知の仲ということもあって友好的、かつ知識も技術も申し分ないその研究者を、所長は生涯の友と呼んでいた。

ニンゲンをドールに変える研究の協力者として名を連ねていた彼は、最初こそ大人しく研究に手を貸していた。けれども、いつだったか。何人目かの孤児がドールになった時。

外国からやってきたという研究者は、所長を植物状態に変えてしまった。そこからはもうあっというまだったと言う。研究を乗っ取り、施設を乗っ取り、障害となりかねない研究者は排除して____



「息子と、既にドールになっていた孤児達は片端から殺された。息子はすぐに作り直されたし、“ 心 ”も持っていたけど……まぁ1回は死んじゃったから。残ったのは所長の奥さんだけ」



自我と記憶、外見に個性を持った女性のドールは、その所長の妻が最初で最後だったという。なんでも当時の研究員だった誰かが、女性ドールの製造だけを阻害するウイルスを仕込んだからだというが、その辺りの真偽は定かでは無いらしい。



「それから作られるドール達は、完全に道具として在るためだけに作られた……ドール達は戦争に…………、何?聞いた?ああ、じゃあいよ」



顔色を悪くしてしまったデライアが小さく首を振ったのを合図に、レヴォが軽く話を区切る。


小鳥遊バイオテクノロジーを乗っ取ったその研究者は、ドールから“ 心 ”を奪い、異能を与えて次々と量産を開始した。

やがて、道具としてのドールがうまれる。

ドールがヒトの暮らしに、道具として馴染み出す。

新たな道具がもつ無限の可能性。その一端に兵器という使い道があって、ヒトはドールを“ 兵器それ ”にするのを躊躇わなかった。

研究者の思惑通り、便利で強くかしこい道具は、兵器として売れに売れた。

そうしてドールを使った戦争が激化したことにより、ありとあらゆる環境が熱と硝煙で破壊し尽くされ、ヒトは段々と自分達の住処を狭めていく。新たな住処を得るための戦争だったろうに、もはや争う意味なんてとっくの昔になくなっていた。

環境の悪化によって、枯病が爆発的に流行する。悪意が死を呼び、そうして呼ばれた死がまた死を呼ぶ、負の連鎖。



「……戦争で大気が汚れて、土壌が荒れて、枯病が流行って……ニンゲンはあっという間に滅亡の危機に陥った」



戦争に決着をつける為に制作が進められていたという、戦争用ドール達が完成する前に。

残ったニンゲン達は滅亡の危機から逃れるべく、巨大なシェルターをいくつか作った。

資材を好きなだけ生み出せる“ 賢者の石 ”を有する、世界に数箇所しかないいくつかの研究所の傍に。鳥籠のような、巨大なシェルターを作った。



「鳥籠の隙間を目指して飛んだり、登ったりしたことはある?そこで黒い膜を見たことは?ない?そう……あるんだよ。そういうのが。あれはね、アンチドールフィルターって言うんだ」



他のシェルターからドールを使った遠隔攻撃をされないように、内外問わず一切ドールを通さないフィルターを張った。汚染された大気が入ってこないように、そのフィルターの上にもう一枚、別のフィルターを張った。

そうして、生き残ったニンゲンと、“ 賢者の石 ”の動力源となる黄金生物と、溜め込まれたバックアップの人格データを元に際限なくドールを生み出し続ける“ 巣箱 ”とが収まった鳥籠はうみだされた。



「その後は……知ってる?聞いた?そう。それじゃあ、いいよ」




ちん、と高いベルの音。エレベーターが止まった。身体を襲った浮遊感に足元がふらついたけれども、レヴォが小さく手を差し出してそれを支えた。

開いた、扉の向こう。



「っひ!あ、うぁ……」


「そんなビビるなよ、母様と会うのは2回目だろ」


「あんまり覚えてなくて……!」


「まぁそうか」



ふわり、大きく広がるベールを頭から被った大きな女性__の、形をしたロボットが、扉の奥でしんと静まり佇んでいた。

デライアの頭よりも高いところに首があって、首の上には顔の無い頭。銀の糸で細かく、煌びやかな刺繍が施された、露出のほとんどないマーメイドドレスが揺れている。見覚えがあった。話には聞いていた。ドール達がうまれたあと、いちばん最初に目にする大いなる母。



「マザー、綺麗」


「顔は無いけど……僕もそう思う。ドールにも鳥の習性が残っちゃうんだろうな。刷り込みで、みんながみんな母様を自分の母だと思い込むし、母様は何においても特別だと思い込んでしまうんだ。ロボットなんだけど」


「ロボット……あれ、え、えっと、レヴォくん、なんでマザーを母様って呼ぶの?レヴォくんはロボットってわかってたのに……」


「……デライア、ドールは元々ニンゲンだったんだ。つまり、親がいる。ニンゲンの時の親を覚えてるか?」


「おぼえてない……」



そも、ドールが元々ニンゲンだったということもつい数刻前に知ったのだ。知っているはずがない。



「それと同じ感じ。僕は1200年ここにいたから、ヒトの頃を覚えてるには覚えてるけど……ほら、さっき所長の息子も殺されたって言ったでしょ。作り直されたときに、母様のことは上書きされて……こっちのロボットの方を、僕の愛した母様だと思ってるんだ」



レヴォが歩き出す。マザーを避けてその奥へ。

奥に聳える機械の前へ、デライアはとうとうやってきた。煌々と、青白く光るモニターがいくつも並んだ巨大な空間。部屋の中央に飛び出たマシンは、鳥の巣のように真ん中あたりが窪んでいた。丁度、デライアの抱いた黒い卵が収まりそうな程度のサイズ。



「そこから膨大な量の電力を供給すれば、シェルターのロックが解除されて、フィルターと扉が開かれる。夜明けくらいまで時間はかかるけど……」



指をさされた、腕の中の黒い卵。



「……これを、ここに置けばいいの?」


「そう。そしたら後は僕がやる。君は……そうだな。外で待ってて」


「外って、」


「籠の外で」



レヴォの背の向こう、所々の画面がノイズまみれになっているモニターには、覚えのある景色がいくつか並んでいた。



「……お前が空を飛べないことにも、僕達がドールにうまれてきたことにも、全部に意味がある。その意味がなんなのか、僕にはわからないけど」



デライアの青い瞳が、モニターの光を受けて揺らいで、一等星のように煌めいて。



「少なくとも、こんなところで燻るためにうまれてきたんじゃないだろ」



空にははばたけなかったけれど、誰より籠の無い空を、夜空を、一等星を望んだ鳥が、そうして最後の殻を破った。






















​───────​───────
































「カラくん、カラくんどこ?」


「動くな梦猫、目が覚めたばっかりなんだからじっとしてろ!」


「じっとしてるって。あ、この匂い、ニアくん?」


「そ、そぅ、だよ……」


「こっちは誰?」


「セレンに触らないで」


「ミュカレ……その、ごめん、俺が動けなくなってからずっとこんなんで……」



夜が明ける。深い深い群青の向こうから橙色が上がってきて、柔らかな梔色に変わっていく。



「わぁ、みてー!きれいだよサファイアさん!」


「わーちゃん、危ないから待って!シア兄さんも!!」


「もう夜明けで明るいから大丈夫!!ねっ、大丈夫だよねリベルおにいさん!」


「…………まだ足元は暗いんだから、はしゃぐのは早いんじゃない?もう少し落ち着けないわけ?」


「そうは言ってるけどぉ、いちばん翼膨らんでない?」


「うんうん!僕より羽の量があるように見えるよ!」


「アンド、シリル……!!」


「あはぁ♡俺いちばんのり。ねぇ、早く行こうよ」


「……そうだね、見に行こう、何があるかな!外にもガードレールはあるかな!?」



灰色の壁が、下へ。東の空を閉ざしていた壁だけが地中へのまれていって、朝日の昇る空の色をつまびらかにしていく。



「ティアー!ここッスよ!!ここ!!」


「わっ、見えてますよ、もう……」


「……地平線ッスね」


「ええ、はじめて見ました」



格子は残ったままだった。けれども遥か彼方、地平線と山の稜線とが逆光の中に眩く光るその光景の前では、口を開けたままの鉄の群れなんて気にはならなくて。



「…………あーあ……あいちゃった」



望むものも望まぬものも、皆等しく夜明けの光に包まれて、淡い朝焼けの色味を帯びていた。ざっくりと、争う内に切られて短くなったコラールの髪が、壁の向こうからやってきた春風に煽られる。ちかちか、頬を撫で落ちる水滴が朝日を反射して主張していたけれど、コラールはそれを無視して目元を擦った。


廃ビルの屋上。ホルホルの翼が陽光をあっちこっちに跳ね返して、辺り一帯を彩る。陽の化身のような彼がもたらす煌めきがなんだか鬱陶しくて、ルァンがそっと眉を顰めた。



「……あまり見ないでくれるかな」


「自分でやったのか、これ」


「他人に身体を開けられるなんて真っ平御免だからね」


「…………これは、オレが責任もって預かるんだぞ」



コンクリートの上にむき出しのまま放られた白い核。ルァンが自分で胸を開いて取り出したのだろうそれを、ホルホルの小麦色の指先がすくいあげて持ち上げる。

早朝の空気の中でまろやかな光を放つそれは暖かかった。



「……お前もだからな。中のそれはオレが一旦預かる」


「…………わかってるよ、俺は欲しくてとったわけじゃないからねぇ、これ。そっちが欲しかったんだけど」



とん、とん、アルファルドが自身の胸元を指先で軽く叩いてみせる。先程から逸るばかりのこのコアは、自分の手には負えそうにない。



「……マルク、大丈夫か?無理はしないでいいんだぞ」


「大丈夫すっ、大丈夫、まだやることがあるすっから……!早くみんなのこと直すすっよ!」



滅びを讃えていた壁が、とうとう消えて。
















「……明けの明星、だ。綺麗。きれい……」



陽の光の中、春風が夏の香りを連れてきた。

やってきた夏風がデライアの、空を飛べぬ白い羽をさらって高く高く持ち上げる。


そうしてとうとう、夜が明けきって、明星も消えて、淡い空の色以外にはなんにも見えなくなってしまった。


















​───────

Parasite Of Paradise

26翽─春風の奥に夏

(2022/10/15_______22:20)

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