二回目の手紙



 次の日、セディに手紙を読んで貰えたポムリエはご機嫌にセディの膝の上でパンを食べていた。

 食後にセディは簡単な文の返事をノートの切れはしに書いて渡すとポムリエはすごく喜んで見ていた。

「お兄ちゃんの字上手」

とポムリエは部屋で新しい紙を取りだしその文字の真似て書き始めた。

 その夜またポムリエから手紙をもらった。

 解読すると「大好きなお兄ちゃんへ。お手紙ありがとう。ポムリエは元気です。明日も一緒に遊んでね」

と書かれていた。

 昨日もらった手紙も似たような内容だったが、今朝あげた手紙に使われていた文字が上達している。

 セディはその返事に全てのアルファベットを使うできるだけ簡単な文を作り書いた。


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