#10 前へ、前へ

 避難した宗助が、敵に襲われて開始。

 レモンとデルクールが敵たちと銃撃戦をくりひろげる中、宗助は室内にたどりついた敵を罠にかけ、火ダルマにしたうえ射殺した。

……人的被害は0。レモンやデルクールが無事でよかった。


 一方、サンフランシスコでは、テッサ、マオ、クルツがマデューカスたちと合流。

 敵はボスのいない民主的な組織。

 倒すにはウィルスが必要。

 それを作れるのはレナード。

 目的を明確にし、どんな手段を使ってでも目的は達するとテッサは宣言をした。


 その後、休憩を取りに部屋に戻るテッサ。

……失われた部下達を思い出し、眠れない様子がせつない。


 そのころ、レナード方面では「あんたと結婚式をあげろとでも言うの」と、千鳥がレナードに毒づいていた。

 暗殺チームを派遣したが失敗したと、ファウラーに話をするサビーヌ。

 宗助が自分を探していることが伝わり千鳥がやる気を取り戻す。


 そして舞台はフロリダ。

 コートニー中佐を頼り移動した宗助がリハビリにあけくれていた。

 レモンと話すコートニー中佐。

「泥や汗、血や涙にまみれたこともない男に、一体なにが出来るというんだね?」

……信念を感じる中佐の言葉が頼もしい。

とはいえ、ピーのはいるF言葉(ファッキン○○)に根性論、困るレモンには笑った。


 そして、アラスカ。

 荷物を運ぶハンターが、新しいミスターカリウムであるカリーニンに襲われ、荷物を奪われ第10話終了。

……冷酷な仕事に低い声、カリーニンに緊張感があったなぁ。



●見直しで増えていくメモ

 原作では、襲撃でデルクールが死ぬが、アニメだと死ぬことなくフェードアウト。

……ナミで凹んでいるので、陰惨な成分が減ったのは助かったなぁ。


 原作では、33名が船を降りるが、アニメでは誰一人降りることは無かった。

……すっきりして見やすくなったのは良かった。

しかし、続くサックスや船員たちの軽口や人事もなくなってしまったのは残念。

原作にある、『復讐につき従ってくれる兵士たち』のくだり、クルツを曹長にと推薦したクルーゾーの話などが特にお気に入りです。


 P145を見ると、コートニー中佐の台詞が少しおさえれれていたもよう。

……内容はカットされているくらいなので、ここでも割愛。これまで陰惨な空気はかなり削除しているので、表現がおさえられるのは納得でした。

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