2つ目のお

2つ目のお話

パーティーには、男子3人女子3人の計6人。男子は、買い出しに行った島田優と、その友達の、大川海斗(高2)と鎌田馨(高2)。女子は、私と、その友達、千尋あき(高1)と佐藤にこ(高2)

「おお、帰ってきた!」

鎌田が、こっちを見てくる。

鎌田は、お調子者、うるさくてムードメーカー顔は、島田よりは、劣るがかっこいい……らしい

「寒かった〜」

文句を言うような目をしながら鎌田を見返す島田

「ももかっ楽しかった〜?」

にこが、私の肩に顔をのせてニヤッとしながら問いかける。にこも、お調子者というかお転婆。お団子が可愛いというか顔もかわいい女の子

「楽しいって何が?そんなことより外見て!ホワイトクリスマスだよ!」

「本当だ〜」

「すげえ」

大川とあきが同じタイミングで窓を見る。大川は、鎌田同様にかっこいいらしいそして大人しい、あきは、かわいいとにかくかわいい天使でこの、イツメンの唯一の1年だ。小さい窓なので二人の頭がぶつかる。

「「いてっ」」

「あ、あぁご、ごめんなさい!!!!!」

「……こちらこそ、大丈夫だった?」

大川の手があきの頭に伸びる。

「……あ」

まこの顔がぶわーっと赤くなる。それに釣られたのか、大川も赤くなる。

「ちょいちょいおふたりさーん?」

鎌田が水を差すように口を出す。

「そこだけでイチャイチャすんなよ〜」

「してねぇよ」「してません!」

「「あ、」」

2人の声が重なる。また顔が赤くなるのがわかる。

「仲いいわぁ」

にこが、羨ましそうに見る。

「……おい、ケーキ溶けるよ?」

島田が、口を出す。

「そうだよ!はやくたべよ?」

「そうだね!じゃあパーティーの始まり!!!!!」

にこが大声で開会のスタートをきった。

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