第4話 小学生、詩を書く。
机の片づけが終わって、いらないノートを捨てている時、小説とか詩とかをやたら書きまくってた自由帳が出てきた。試しに中身を見たら、本当に黒歴史だらけ。私、小学生のころ中二病だったんだなと自覚した。その中に、割とましな「命」って題名の詩があった。ただし中二病が混じってて「命」っていう字の最後に書く線ををもったいぶるようにやけに長くしてる。まあ、内容は他のに比べれば割とまし。
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
命
生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
おこれるということ
幸せでいること
自由でいること
生きているということ
だれかが自分のために
泣くということ
おこっていてくれるということ
うれしいと思ってくれるということ
好きになってくれること
大事にされるということ
親身になってくれるということ
生きているということ
人を見るということ
人を聞くということ
世界中の人を見るということ
世界中の人を聞くということ
生きているということ
世界中の人が見てくれるということ
世界中の人が聞いてくれるということ
世界中のぬくもりをわかちあうということ
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
全然まし、じゃなかった。ひどい。中二病全開だ。もう、何もコメント付けない。
小学生、小説を書いてみる。 月村はるな @korehahigekinokiokudearu
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