第2話 小学生、エッセイを書く。




「嫌いな人」


 やるなって言ってもわざとやってくるヤツ。

 何だかバカにされてる気がする。


 自分があほだと自まんする人。

 自まんできることでもないのに、やってる人見るとイライラする。


 先生にいうよって言ったら急にあやまりだす男子。強い人をひっぱり出してくるとおとなしくなったり……。それでもおとなしくならないのは、頭おかしい変人だけか。


 おこるとそれをバカにする人。

 こっちがマジメに言ってんのに、それをバカにされるとムカムカする。もう、けっとばしたい。




 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○




 なんか、読んでてすっごい心苦しい。ほぼ私の性格に当てはまってる。昔私こんな風に考えてたんだ。

 漢字の使用具合から見て、小学二年生化、三年生あたりだと思う。昔の自分に謝りたい。




 私は、そのメモをゴミ袋に突っ込んだ。

 こんなことは忘れよう!次、次‼



 机の中にはまだたくさんの«何か»が雑多に詰め込まれている。



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