第21話 汚名
兵士の動員と集結には時間がかかる。あらかじめ出兵の時期と場所が決まっていればまだしも、今回の袮人の命令に即座に対応できる領主は限られていた。
それでも何とか二千人の兵士をかき集めた。「もう半月あれば倍にできるのですが」と諸井田が袮人にこぼした。それでも構わないと、袮人は進軍を命じた。
山を下った兎流衆と束塚の兵が合流し、そのまま穂羽領に侵攻して鬼ヶ崎城と周辺の砦の攻略にかかった。皇歴一二四〇年十月二十七日のことである。
鬼ヶ崎城は兎流と穂羽の領地の境目にある山城で、周囲を囲む複数の砦と相互に兵力を移動して柔軟に敵の侵攻を食い止めるように設計されている。
虎姫の指揮する部隊は迅速かつ苛烈に砦を攻めたが、防御に徹した鬼ヶ崎の守備部隊を抜くことができない。一進一退の攻防が続くうち、三十日の朝になると穂羽の領内より敵の増援が到着した。
「ご報告申し上げる! 偵察隊より、敵の援軍を発見! 一刻の距離! 敵の大将は、穂羽賢義!」
袮人は陣幕の中で報告を聞いて、深く息を吐いた。
「敵の数は?」
「確認中でありますが、四千から五千!」
「よし。偵察隊には引き上げるよう言ってくれ」
袮人の命令を聞いてすぐさま伝令が飛び出した。
「本隊という割には少ないのう」
と、虎姫が感想を漏らした。
おそらく虎姫の行軍が早すぎたせいだろう。援軍を送るのに時間をかけた結果、城が落とされれば鬼ヶ崎を見捨てたと喧伝されかねない。そうなれば賢義は政治的に死に体である。また、戦慣れしていない賢義がわざわざ戦場に出てきたのは自分に従う家臣たちへのアピールが目的だろう。
「それにしてもこちらよりは大軍だ。決して楽観はできないよ。それに、時間をかければ向こうはさらに援軍がやってくる」
仮に長期戦になったとして、袮人たちの動員兵力はせいぜい四千が限界だろう。一方で、穂羽宗家が領内から総動員をかければ一万を越える軍勢ができあがる。時間をかければかけるほど国土の差がそのまま兵力の差となって現れるだろう。
「素早く、確実に、徹底的に殲滅して欲しい」
「確認するが、お主の兄の命だけ助けられるほど器用には戦えんぞ」
「……ああ」
袮人の返事を確認して、虎姫は陣を引き払うように命じた。
鬼ヶ崎城の攻略を中止した袮人たちは直ちに後退し、城から一刻ほど離れた谷の中に兵力を展開した。
対する賢義軍も鬼ヶ崎城を通過して袮人たちを追撃した。しかし谷に展開する袮人たちが目前に迫る中、賢義は突如軍に停止を命じた。
賢義の先鋒部隊を率いていた宮上は即座に賢義に面会を求めた。
「何ゆえ軍を停止なさるのか。彼我の兵力差をお考えください。今なら正面からぶつかれば我々が勝ちましょう」
「……敵はなぜ退いたと思う?」
「それは。こちらが大軍だからでしょう」
「ではなぜ一度後退しておきながら、停止してこちらを待ち構える?」
「罠とお考えですか」
「袮人と虎姫はこれまで何度も寡兵で敵を退けてきた。この戦もまさか無策で攻めてきたわけではあるまい。戦端を開いたのは彼らの方なのだから……」
「しかし罠を警戒するにしても、それを恐れていたずらに時間を浪費するのはいかがなものか。敵は我らの半数ほどしかありませぬ。包囲も挟撃も難しいでしょう。敵の多少の小細工など、兵力差でひねり潰せましょう」
賢義はしばし熟考し、最終的には宮上の進言を退けた。
こうして、両軍は三十日の夕方には睨み合いの状態となった。
「それで、これからどうする?」
「敵は警戒しておる。特に、わしらがあからさまにこの谷に誘い込んだものだから、罠を疑っておる」
「まあ、そうだろうな」
「だから、敵はわしらの裏をかこうとする。――で、だ。谷に布陣するわしらの裏をかこうとすれば、打てる手はそう多くない」
「そこを予想して逆に罠にはめるということか。しかし、もし敵がこのまま突っ込んできたらどうする」
「よっぽどの無能であればそうするかもしれぬが……兎流衆が谷の両側に伏兵を置いているというのであれば、そのまま直進する大将はそうはいまい」
「そんな伏兵を置く余裕があったのか?」
「あるわけなかろう。欺瞞じゃ。敵方に兎流の者が忍んでおっての、そういう話を流したんじゃ」
虎姫がケラケラと笑った。
虎姫の狙い通り賢義に敵の伏兵の情報がもたらされた。それを受けて宮上は再度賢義に敵への先制攻撃を進言した。
「情報によれば、敵は谷の左右に部隊を伏せて、正面から当たる我々を半包囲することを目論んでいると思われます。そこで、本隊から別働隊を出して山を迂回させ、敵の背後を突きます。そうして敵の陣形が乱れたところに本隊が突撃して、そのまま包囲を食い破ります」
「……こちらが部隊を分ければ、下手をすれば各個撃破される危険がある。自ら数の有利を捨てるのは得策ではないと思うのだが」
「それでは、このまま全軍で正面突破いたしますか?」
「そんなことをすれば敵の思う壺だ」
「ではいかがなさるおつもりですか」
「……このまま持久戦に持ち込んで、彼らを戦場に釘付けにする。援軍が届けば兵力差はさらに大きくなるし、兎流には戦場で兵士を長期間養えるほどの蓄えもないはずだ。それに――」
交渉が進めば天作からの援軍も期待できる。
しかし、宮上は相変わらずの無表情で主君の考えを諌めた。
「寡兵の袮人様を大軍の我々がいつまでも鎮圧できないのを見て皆はどう思うでしょうか。あまり時間をかければ、賢義様の力を疑う者も」
もともと賢義は自分の力と才覚で彼らを従えさせたわけではない。賢義が家督を継いだから、そのまま惰性で従っているだけの者も多い。
戦術的には時間をかけた方が有利だが、戦略的には時間が経つほどに不利になってゆく。
結局、他の妙案も見つからず、賢義は宮上の作戦を採用するしかなかった。賢義は全軍四千五百のうち千を別働隊に振り分けた。それでもなお残された本隊には袮人たちを越える兵力があり、いざとなれば退却して援軍を待ってから再度侵攻するという選択肢もある。
……と、賢義の選択は戦術と戦略のバランスを考慮し、かつ作戦失敗の危険も見据えた選択を選んだのであるが、それは虎姫たちが容易に推測できる、ある意味で「驚きのない」一手であった。
一方の袮人たちは谷に篭もったまま軍を動かさず、しかし斥候だけは潤沢な数を周囲に放っていた。すぐさま賢義の別働隊の動きが袮人たちにもたらされた。
「すごいな、読みがピタリと当たったな。しかしその別働隊はどうする、反転進撃して各個撃破するのか?」
「それも手じゃが、こちらが反転すれば目の前の敵がわしらの背後に食らいついてくるじゃろ」
「天作のときのようにはいかないか」
「……さて、そろそろ戦支度を始めるぞ。主様、決戦じゃ」
「このまま正面の敵と戦うのか? 背後はどうする?」
「阿木楽たちに任せておる、気にするな」
何が何やら分からぬ。しかし袮人は虎姫に言われたとおり、全軍に命令を出した。
賢義の放った別働隊は谷に待ち構える虎姫軍の背後を目指して沢沿いに山を登っていた。
黙々と行軍する彼らの様子を、沢を挟む左右の山からじいと見つめる者たちがいた。彼らは予め虎姫に命じられて二日前から山に身を隠していた斥候たちだった。彼らは兎流で特殊な訓練を受けた者たちで、この二日間木の上で身じろぎひとつせず、一睡もすることなく、いつ来るかも分からない敵軍を待って山に目を光らせていた。
その斥候たちが、敵の行軍を見つけて、一斉に合図の声を発した。それは山に疎い者が聞けば鳥のさえずりにしか聞こえない音だった。その音を耳にした斥候は、自分も同じ内容の音を発してさらに別の仲間に伝える。こうした声のリレーが山を駆け上り、最後は川上に密かに陣取っていた阿木楽たちのもとへと届けられた。
「そうか、何とか間に合いそうだな」
阿木楽は誇らしく自分たちの仕事を見上げた。それは、沢を塞ぐ形で作られた木の堤であった。本来この沢は水量はあまり多くないが、阿木楽たちは別の小川をせき止めて流れを変えてこちら側に水を引き込んだ。そこまでしても、最近は雨が少なかったので水のたまる速度にやきもきさせられた。
すでに堤の中には十分な水量が貯まっていた。
「では堤を破壊してください」
阿木楽の指示で、人足たちが木槌で堤の支柱を破壊した。ややあって、水圧でミシミシと軋む音が聞こえてきたかと思えば、木の千切れた音ののち、一瞬で堤の残骸が押し流された。
その下流を歩いていた賢義の別働隊たちは、遠くで地響きの音がするのを確かに聞いていた。最初は雷の遠鳴りと思っていたものが、音は途切れるどころかますます大きくなり、誰かが「洪水だ!」と叫んだ途端に大騒ぎになったが、川から逃げるにはすでに手遅れだった。
皇歴一二四〇年十月三十日の午後、袮人と賢義の戦闘が始まった。兎流および穂羽連合軍の数が約二千、それを迎え撃つ穂羽宗家軍が約四千五百、世にいう鬼ヶ崎の戦いである。
虎姫の指揮する袮人軍は、全軍が大きな三角形を形成する陣形で、敵陣の正面突破を図った。一方の賢義軍は、本営と騎馬部隊を中央に集め、左右に展開した歩兵を前方に突き出す凹型の陣形で、包囲と足止めによって虎姫の突撃を迎え撃った。
本隊の指揮にあたっていた宮上は、彼我の兵力差を考えれば、虎姫の狙いは本営への直撃に違いないと考えた。そこで宮上は、虎姫の突撃を半包囲して勢いを削ぎながら後退し、山から引きずり出したところで、予備兵力として温存した騎馬部隊を後背に回り込ませて一気に突き崩すことを狙った。
しかしその狙いを敵の陣形から察した虎姫は、すべての騎馬部隊に下馬を命じ、またたとえ敵の追撃のためであろうと谷から平地に出ることを固く禁じた。騎馬の取り回しの悪い山の中で戦うことで敵の騎馬部隊を遊兵とし、兵力差を少しでも埋めようという狙いである。
いつもは最前線に出たがる虎姫は、今回はあえて部隊の中央に位置取り、戦場の状況把握に努めていた。
一時間の戦闘の後、虎姫は戦術目標の放棄を決断。全軍に後退を命じた。
一方の宮上も、袮人軍が後退を始めたという報告を聞くと、すぐさま両翼に追撃を命じて敵を釘付けにしようとした。
これによって敵に足止めされた袮人軍の先鋒と後方に速度の差が生まれ、袮人軍は前後に伸び、先鋒部隊は敵中で孤立する危機に晒された。
虎姫はすぐさま袮人を呼び出して次の作戦の裁可を求めた。
「敵の両翼が前進して先鋒部隊を包囲しようとしておる。そこで、わしが部隊を引き連れて、先鋒と敵右翼の間に割り込む。砂坂は反時計回りに移動して、敵右翼の正面を攻めて、わしの部隊と挟撃する」
「私はどうすればいい」
「残りの部隊を任せる。わしらが右翼を突破したら左翼を押さえ込むんじゃ。できるな?」
「……当たり前だ」
袮人の答えに、虎姫は嬉しそうに頷いた。
虎姫率いる兎流の直営部隊がすぐさま先鋒の側面、敵右翼との隙間に滑り込んだ。押し寄せる敵の軍勢を虎姫たちの兵士は鋼のように固い戦列で受け止める。
賢義の軍の兵士たちは割り込んできた敵の異質さにすぐさま気がついた。次いで、自分たちと衝突しているのが虎姫の精鋭部隊であることを知ると、兵士たちの間に動揺が走った。
「穂羽の農民どもに本物の『戦士』を教えてやれ! 前進!」
応、と虎姫隊の戦士たちが地響きのような返答を返す。虎姫はこの瞬間の、全身の肌が震える感覚が好きだった。
虎姫の軍団が、徐々に敵右翼部隊を押し返してゆく。鉄のぶつかる音。血と砂埃。削り取るように、敵の陣形が一枚一枚剥がされてゆく。
そのとき、大きく回り込んでいた砂坂の部隊が敵右翼部隊の側面を攻撃した。
「兎流に遅れを取るな!」
砂坂は叫びながら一番に敵の中に飛び込んだ。
虎姫と砂坂の挟撃を受けた敵右翼部隊は、一瞬で潰走状態へと急落した。
右翼部隊の壊滅を受けて、しかし賢義方の宮上もすぐに次の手を打った。袮人方の先鋒部隊が虎姫と砂坂の攻撃に合わせて後退すると、そこにできた隙間に左翼部隊を転進させて、今度は虎姫隊の左側から圧力をかけて拘束した。
その状況を伝令から聞かされた袮人は、当初は虎姫の事前の指示に従って敵左翼の押さえ込みをするように命令した。しかしその命令はすぐに撤回された。
「……部隊を編成しろ! 敵の本陣を直撃する!」
敵左翼が中央に移動したせいで、今度は敵軍の左側ががら空きになった。今ここを通れば敵の本営まで何者にも邪魔されることなく進撃できる。
袮人の指示で袮人軍の後方から部隊がかき集められ、合図と同時に早足で谷の縁を一気に駆け下りた。
袮人の動きを遅れて知らされた虎姫は、
「なんじゃ、主様は好き勝手しおって。……しかしそれも面白い! 全隊、敵はここで食い止めるぞ! 主様の邪魔をさせるな!」
……それから、戦場は混沌となった。袮人も賢義も、自身が戦闘に巻き込まれたせいで、戦場の状況が満足に把握できなくなっていた。
しかし夕方になり、本営を直撃された賢義がとうとう戦場から撤退し、そのうち指揮系統が停止した他の部隊も順次戦場から散り散りに逃げ出していった。
「全軍、持ちこたえるのだ! ……なぜ別働隊は来ない! 何をしているのだ!」
賢義が撤退したことを知らぬ宮上昌盛は、その後も前線で指揮を続けた。最後は半狂乱になっても戦場を離れなかったが、そのうち流れ矢に顔を射貫かれて一瞬で絶命した。
こうして、三十日の夜までに戦闘は終結した。賢義方の死傷者約千八百名に対して、袮人方はわずかに二百名であった。
鬼ヶ崎の戦いから二日後、穂羽宗家から、袮人のもとに賢義の首が届けられた。
袮人は首桶の中に、久方ぶりの安らかな兄の表情を見つけた。広間には虎姫や砂坂ら、袮人軍の重臣たちが揃っていたが、みな袮人にかける言葉がなかった。
「……兄上の最後は?」
「九弦城に戻る途中に自害なされたと」
宗家からの使者は怯えた声で答えた。
「……わかった。この首はこちらでひとまず引き取る。休戦の条件については、まずはそこの諸井田と話をしてくれ」
使者は長い時間平伏して、諸井田に連れられて広間を出ていった。
「……信じられませぬ。賢義様が……何か陰謀があったのでは……」
砂坂の声を聞いて袮人ははっと視線を上げた。重臣たちの表情に不安を見つけて、慌てて思考を働かせるように努めた。
「仮に真実が何であれ、誰かの裏切りや落ち武者狩りに遭ったというのであれば穂羽の名を汚すことになるし、それで喜ぶ者はこちらにも向こうにもいないよ。その点については詮索無用とする」
「差し出がましいことを申し上げました」
「それよりも、兄上の葬儀の日取りを手配しなければ……葬儀の取り仕切りは私がやるにしても、実務に明るい人間が何人か必要だから……西宿、手配を頼む……」
「かしこまりました」
「詳細は諸井田が詰めることになるだろうが、もうすぐ私たちは九弦城に移ることになると思う」
「凱旋ですな!」
束塚が景気の良い声で言う。
「ともかく移動の用意はしておくように。兎流衆については我々についてくる者とここに残る者を選んでおくように。……向こうの仕置についてはまたあとで」
袮人は実務的な問題の多くを棚上げしたままで評定を締めくくった。
広間から退出しようとする砂坂を袮人が呼び止めた。
「砂坂に頼みがある。すぐに九弦城へ向かい、兄上のご家族を保護してほしい。……兄上亡き今、停戦に納得できない側近が、ご家族を担ぎ上げて挙兵しないとも限らない」
「はっ。しかしまだ正式に降伏も決まっていないというのに、そのようなことが許されるのですか?」
「今さらそれを理由に降伏を撤回するわけもないさ。もしまだ戦うというのであれば、今度は九弦城を灰に変えてやるだけだ。奴らがいくら無能だとしても、それくらいは分かるだろうさ。……何か?」
「いえ……分かりました。手勢を連れて先に九弦城に乗り込みます」
「頼んだ」
砂坂が一礼してから退出した。
広間には袮人と虎姫だけが残った。
「さっきから何だ、ニヤニヤして。そんなに私のことが面白いか」
「ああ、面白いぞ。大名の仕草がよく身に付いておる。賢義についた家臣たちはどうする? 皆殺しか?」
「そんなことをしたら政が立ち行かなくなる。……まあ、何人かの責任は追求することになるだろうが、基本的には前と同じような形に戻すことになるだろう」
「兄から家督を簒奪した気分はどうじゃ?」
「――――」
袮人の頭の中で血が沸騰して、気の利いた皮肉でも返してやろうと思ったが、何も頭に浮かばない。
「これからはますますそういう僻み妬み誹謗中傷がついて回るぞ。わしのときもそうじゃった。町人がお主のことを何と噂しているか知っておるか? 大室を謀殺した男が次は自分の兄だと」
「……知りたくもない」
「わしら、大悪人として歴史に名前が残るかのう」
カカカカ、と虎姫が笑った。
「そう渋い顔をするな。わしらのことを歴史がどのように評するかは、わしらにはどうすることもできん。どうにもできんことを憂いても仕方なかろう」
「私が憂いているのは百年後の悪評ではなく、今年の悪評なんだが。……兄殺しの汚名がずっとついて回るというのでは志陽の統治もやりにくくなるだろう」
「噂はしょせん噂じゃろ? わしらが勝ち続けている限り、ただの陰口にしかならんわ」
「負けたらどうする?」
「明日のことも分からんというのに、死んだあとのことを気にしてどうするんじゃ」
潔すぎる虎姫の言い分に、賛同こそしなかったが、袮人は笑みをこぼした。
それから半月後、穂羽宗家は穂羽袮人と正式に休戦し、袮人が穂羽家の家督を継ぐことで話がまとまった。これが実質的な降伏であることは誰の目にも明らかであった。
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