ここにある言葉は全部小説に変換して盛り込んでるんだけれど、何か勿体無いからそのままの状態で書いたものを残しておいた。
ドブコン(ドラゴンブックのコンテスト)が近付いて来たので、健康第一だぞと戒めとして。
ドブコン(ドラゴンブックのコンテスト)が近付いて来たので、健康第一だぞと戒めとして。
ぎゃあっと、火を付けられたかのように走っていた。
毎日が懸命。
悪く言えば必死。
今から逃げるように、それは前ばかりを見ていた。
昨日の事も思い出せなくなるぐらい、それは先へ、先へと足を。
大人になって分かる。
お前は必死過ぎだ。
ちょっと気を抜くと、すぐムキになって、ころっと死んでしまえそうだ。
飯は食べたか?
ちゃんと寝たか?
こら。昨日は晩飯を抜いただろう。
ああ確かに、お陰で得たものは沢山だ。だけれどそれ以上に、お前の心身は傷んでいるのだ。
構いやしないと走って来たし、そうでもしないと追い付けない事も、守れないものも沢山あったけれども、見ている方はハラハラする。
いつかどっかに行っちゃいそうだねえ。
のんびりした調子でだけれど、何だか寂しそうに言われたのを思い出した。
しっかりしてるし、何でも出来るけれど、でも何だか、頼り無いよと。
余り逸るなよ。私よ。
時間と、能力を売っても、身と命は売ってはならんのだ。
どこでもいいなら、こんな場所を選んでいない。
どうでもいいなら、最初からここに立ってない。
何を寝ぼけた事を言っているのだ。
そこでないと満足出来ぬから、貴様はそこにいるのだろう。
……この若さを通り越し、鬼のようになっている激しさは、ばあさんになっても、変わらないのだろうか。
ちょっとは大人になったのか、宥めようとする落ち着き始めたこの心は、今日も困って息を吐いている。
程々にだぞ。程々に。
自分に火傷しそうである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます