応援コメント

第123話 挿話3」への応援コメント


  • 編集済

    小説家になろうのほうで最新話まで一気読みさせていただいて「どうしても感想を書きたい!」と思ったのですが感想を受け付けてなかったので、初めて使うのですがカクヨムのほうで感想を書かせていただきます!
    この話の感想というよりは、この話までの全ての話を総括したような内容の感想になってしまうのですがご容赦ください。

    小説に出てくる人がみんな本当にやさしい。
    その「やさしさ」ででいろんなものを描いているこの小説は本当に凄いと思いました。
    この小説は、やさしさがいろんな人を救い心を温かくしてくれる、だけでなく、やさしいが故に心を抉られるような、そんな辛さもある。
    カインが勇者になった時の「懊悩することになる」や「なってしまった」という表現だけで察して余りあるほどのアインの優しさ、優しいが故の辛さ、そういったものが心を抉ってきました。
    (感情移入しすぎて丸一日、軽く体調を崩す程度には心を抉られました)

    勇者の誕生はよいことのように描かれがちですが、そんな危ないこと家族からしたら心配しないわけがない、何故自分の家族でなければいけなかったのかと思ってしまってもおかしくない、少し考えれば当たり前、でも蔑ろにされがちなそんなことを、当たり前に、丁寧に描いている。
    普通であれば喜ばしいはずの受爵すらも、いつも一緒だった3人を、これからの行動以外にも、地位や立場という点でも引き離されるかのような悲しいものに見える。
    そして、アイン自身が送る側になって初めて気付く皆の思い。

    そんな、温かかったり、辛かったりするのも全てやさしさが故。
    こんな風に優しさが描かれるこの小説は本当に素敵だと思いました。

    ここまで続きが早く読みたいと思った小説は初めてです。
    必死過ぎるカイル君の姿や、この世界での双子座の話もあって、つい最悪の結末が頭をよぎったりしてしまい、思い出すたびにいろんなことに身が入らなくなります……。
    物語と分かっていても、つい、皆が無事に再開できることを祈ってしまいます。
    双子の会話がみれなくなるだけでこんなにも淋しく思えてしまうのですね……。

    ここ最近の3カ月ごとに数話という投稿ペースを見るに、次は4月の終わり頃でしょうか?
    本当にとても好きな作品です。楽しみに待ってます!

    長文失礼しました!

    作者からの返信

    深く読み込んでいただき、ありがとうございます。
    自分が作ったものを誰かが楽しんでくれている状況を知る、というのは本作が初めてで、こうして感想をもらうたびに不思議な気分になります。

    なかなか返信もできないような状態で恐縮ですが、よければ今後とも化学で~を宜しくお願い致します。