こんばんは!久しぶりにお邪魔しております😊
なんだか読むのがもったいなくて……と言うと失礼でしょうか、大事に読んでおります。
ライチョウ、雷鳥かと思ったら、もっと違うものだったんですね。
渡りをする生き物(?)なんですね。
雑木林の空気、雷。静かなようなザワザワするような気配が感じられて、このお話もとても好きでした。何となく、実家の裏にある雑木林が頭の中で再生されました。
そしてなんだかやけにたまごが食べたくなってしまいました。天城さんみたいに豪快に、とは行きませんけど笑。
作者からの返信
おはようございます。一応、ライチョウとカタカナにして、雷鳥とは違う生き物だということを表現しようとしました。でも、本当の雷鳥も普通にカタカナで表記することもありますよね(笑)。雑木林の中で渡りをするシーンをクライマックスとして力を入れて書きました。非現実的な不可思議な空気を、リアルに感じていただけたらなぁ、と考えていたので、楽しんでいただけたようで何よりです。「読むのがもったいなくて」というお言葉は、とてもうれしいです。感無量です。お読みいただき、ありがとうございました。
編集済
いよいよ最終話を迎えてしまいました。そこはかとなく、後ろ髪が引かれる思いような感慨深いものがありますね。本当にお疲れ様でした。
登場人物たちの個性が鮮明で、僕をその場の雰囲気に引き込みます。特に、雷様の渡りという神秘的な現象が、物語に幻想的な要素を加えていて、とても魅力的です。
日々の生活の中で見落としがちな、周りの人々や自然の美しさを再発見させてくれるような、心温まる物語でした。ありがとうございました。
作者からの返信
このシリーズは、一話完結でいろいろなお話を書こうと思っていました。でも書いているうちにキャラが固まってくると、彼らを主人公に書く方が書きやすくなってしまって、連作短編っぽい雰囲気にもなってしまっています。日常を少しだけ踏み外した、不思議な世界を描きたいと思っていました。このお話も、あの雷鳥とは少し違うライチョウという鳥を登場させてみました。幻想譚に魅力を感じていただけたなら、とてもうれしく思います。
そして……ああ! すみません! この物語、一応「連載中」でして……。更新があまりに遅くて、完結していると思われたかもしれません。ぽつぽつと思いついた時に更新しています……。
さらに、本当に偶然なのですが、ちょうど今日、更新しようとしていたところでして……。
それはともかく、ずっとお読みいただき、素晴らしいレビューまでいただいて、ありがとうございました。
編集済
お邪魔します。
相変わらずの主人公とアパート周りの人たちとのやりとりが面白いです。
ライチョウの渡りは圧巻でした。私の脳内には三羽のライチョウが一本の稲妻になって空に登って行く(逆稲妻?)画が浮かびました。無音なのに大音響を感じる空気の振動とか、目の前が真っ白になるような強い光とかを思い浮かべて楽しませていただきました。
天城さん、もしかして美味しくいただくことを期待して渡りを見に来てた? なんて思ってクスッと笑ってしまいました。
作者からの返信
一度キャラが出来上がってしまうと書きやすくて、易きに流れてしまっている感があります(笑)。渡りのシーンをクライマックスと考えていて、どう書こうかと試行錯誤したものですから、「圧巻」のお言葉が、とてもうれしいです。天城さん、しっかりしてますよね。卵をいただいて、あわよくばライチョウの方もおいしくいただいてしまおうなんて(笑)。お読みいただき、ありがとうございました。
コメント失礼いたします。
天城さん、いいですね。
豪快に食べる人は気持ちがいいです。笑
あと、「おいしくいただきます」というところが、このうえなく好きです。
実利的な人&SDGsですよね。
無駄にしないのがいいです。
冒頭のシーズンオフというのは、ライチョウが渡っていくからなんですね。
なるほどと思いました。
ところで、渡りって言葉、かっこいいですよね
僕も渡りの話を書きたいと思っているんですが、なかなかいいアイデアが思いつきません。
作者からの返信
天城さんのとぼけた感じを出したいお話だったので、彼女の言動をおもしろがっていただけて、うれしく思います。なかなかつかみどころのない人ですよね。このアパートの住人は、そんな人たちばかりですが(笑)。そうです、そうです。ほんの些細な伏線に、気がついていただけたこともうれしいです。「渡り」のお話。どんな物語ができあがるでしょう。パッと思いつきませんが、楽しみにしています。お読みいただき、ありがとうございました。
前半の軽やかさが好きです。特に天城さんが卵を飲んじゃう所。一緒になって、「あら、まあ」と思ってしまいました。
卵料理ならスクランブルエッグだってオムレツだってあるのに🍳と読みながらもだもだしてしまった私は、天城さんとあんまり変わらない食いしん坊なのかも。汗 でも、生卵を吸ったりは致しませんからね! ちょっと大人版「ぐりとぐら」みたいで面白かったです。
作者からの返信
ぐりとぐら! なるほど、その発想はありませんでした。あれはカステラを作るのでしたっけ? 雑木林の茂みで、ごそごそと卵を探す。似ていなくもないですね。生卵を飲ませちゃうところは、ちょっとやり過ぎか、と思わないでもなかったですが(笑)。卵はよく使う食材です。目玉焼き、玉子焼き、ゆで卵。麺類に落としたり。最近、お高くなっちゃいましたね……。お読みいただき、ありがとうございました。
キャラの記憶が少し怪しくなっていたので、拝読後に天城さんの登場回をざっと読み直してみました。最初から食べることに目がない人でしたね。今回の、ライチョウの渡りを見に来たことにしろ、風流な趣を見せながらも、基本的には渡りに失敗した鳥の肉狙いだったということでしょうか ^^。それはそれで、自然のありように忠実な生き方ということなのかもしれません。
今回の白眉はライチョウの渡りのシーンだったと思いますけれども、これは例によって何かの信仰か儀礼のイメージが入っていたりするんでしょうか? 多分「雷鳥」の名にちなむ形で、季節の巡りととその尊さを寿ぐミラクルな何かを、筆の赴くままに綴られたのではないかなと想像しますが。
当たり前のように移り変わっている四季の(昨今ではそれが当たり前でなくなりつつあるのですけれど、それはさておき)、決まりきったようなサイクルの中に、人が知り得ぬ神秘の数々が埋もれている――そんな妄想をたっぷりと満たしてくれる短編でした。あ、でも今思い出したんですが、たしか雷鳥って特別天然記念物で、絶滅危惧種。卵を丸呑みって……。
作者からの返信
あ、湾多さんも読み直していただいたようで恐縮です。そうですよね、ライチョウは高山に住む貴重な鳥です。ここでいう「ライチョウ」とは、「雷の鳥」といったことを示す名前の架空の鳥ということで^^;。おっしゃる通り、季節とか風景描写が好きなので割とたくさんしてしまいます。渡りのシーンがクライマックスなので、頭をひねって書きました。読んだ方に、不思議な空気感を感じていただければ、という思いです。あまり儀礼的なことを考えていたわけではありませんが……でも言われてみると、そんなふうにも感じられますね。三羽の鳥が山桜の大木に、逆三角形の位置にとまっているところとか。意識して、信仰とか儀礼とかを取り込んだら、また違った味わいのものが書けそうな気がしてきました^^;。お読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは。コメント失礼します!
春先のリコちゃんのお話に出てきたハンミョウ!!と画面の前で手を叩く気持ちになりました。地主のタヌキさんの再登場にもにっこりです。大家さんのお気に入りが分かるスペースと言うのがかなり人間味あふれていて、笑ってしまいました。他のも埃くらい払ってあげて!笑
落ち葉で埋め尽くされた雑木林の、鬱蒼とした描写が心地よく、雨が近い時の土の匂いまで感じ取れるようでした。いつもながらの素敵な描写力。惚れ惚れします。
ライチョウの「渡り」に遭遇中の緊迫した空気感を経ての、最終的には味玉にしてしまう結論の気楽さ。良い主人公だなぁ。癖のある天城さんも無邪気でかわいらしいです。悪い人ではなさそう。
素敵なお話をありがとうございます。また楽しみにしております!!
作者からの返信
「春宵奇譚」を読んでいただいた皆様の記憶が新しいうちに、早くこのお話を公開しなければ、と気ばかりあせって結局この時期になってしまいました(笑)。覚えていただけていて、よかったです。コレクターという人は、文字通り収集家で、次第に集めるコト自体が目的になってしまうような、そんな気がしていました。たまには昔のコレクションも眺めて、キレイしてあげて欲しいですよね。大家さんは、商売には敏いですが割と雑な人のようです。雑木林って、何か好きです。昔はうちの周りにたくさんありましたが、今ではすっかり開発が進んで少なくなってしまいました。天城さんは「我が道をゆく」みたいな人で「供の者」まで連れていますが、弱点もあってどこか憎めない人です。この短編集、一話完結でいろんなお話を書くつもりでしたが、連作短編みたいになってきちゃいましたね。考えねば。お読みいただき、ありがとうございました。
ひさしぶりに覗かせていただきました。
主人公が、天城さんがよく分からないことを言っても、なんとなく受け入れているのが良いですね。
良い関係です。
ライチョウとか大家さんとか、謎の存在も、こちら側もなんとなく受け入れてしまうのが、sakamonoさんの文章の凄さですね、
楽しく、読ませていただきました。
ありがとうございます☺️
作者からの返信
この主人公、基本的に深く考えることもせず何でも受け入れてしまいます。だから天城さんともフツーにつき合えるのでしょう。他の人たちとも(笑)。読み手の方もフツーにこの状況を受け入れてもらえているのなら、とてもうれしいです。お読みいただき、過分なお言葉まで、ありがとうございました。