お邪魔してます。
逆から読んでしまいました。
思わず、あー!大家さん!
見た目はともかく、きっと面倒見のいい大家さんですね!
この不思議が当たり前の世界が普通の住宅街にあるのが、とても面白いです。
ユウコさんの気持ち、わかります。そんなお呪いがあっても使うことはないですが、頭の中では自分に都合の良いように想像してしまいますよね。
作者からの返信
でも逆から読んでいただいたことが幸いしました。このお話を投稿してからずいぶんと間が空いてしまっているので、11話の男が、ここに登場した大家さんだと気がついてくれる人がいるかな……なんて考えていました。大家さんはこの辺りの大地主で不動産経営までしているのです(笑)。一人でユウタ君を育てているのユウコさんを気遣ってあげる、優しい一面もあります(そんなことは全然書かれていませが)。お読みいただき、ありがとうございました。
『ユウタ君の憂鬱』というエピタイの割に、ユウタ君が淡々として見えるのが@sakamonoさん作品っぽいです。憂鬱を抱えているのはお母さんのユウコさんの方でしょうか。親子なのに親子っぽくなくて、大人も子どもも動物もあやかしも皆、同じ地平にいるのが面白いです。まあ、大人と言っても年ばかり喰って中身はちっとも進歩していないと言うか、なんなら子ども時代の方が大人っぽかったかも、と思うくらいの私なので、そういう意味でも@sakamonoさん作品は読んでいてすんなりと心に入ってきてしまいます。
キノコカレーは大人テイスト✨ キノコ大好きです♪ でも、カレーならジャガイモの方が人気が高そう。特に子どもには。そう言えばイモ掘りなんて行事もありましたね。初夏くらいだったか。懐かしいです🥔
作者からの返信
「憂鬱」というほど本人は悩んだりしていませんよね。むしろ仕方ないと受け入れているみたいな。ユウコさんにいいように扱われているのに、我関せずと、よほど大人です。と、あらためて考えるとご指摘の通りだな、と思いました(笑)。この作品、書いている途中でつまって、あれこれ考えているうちに、何だかよく分からないごった煮のようなものになってしまいました。すんなりと心に入ったならよかったです。私も、キノコやジャガイモが好きなので食材としてよく使います。そういうところ、作品に出ちゃいますよね。お読みいただき、ありがとうございました。
編集済
ユウタ君の憂鬱なのに…!すみません、自分にはとてもコミカルなお話に思えて(決して馬鹿にしているわけでなく、読んでいてワクワクする方です)
大家さん、さらっと古狸ですし。毎度お馴染みツキヒコとトキヒコの見分けつかない心の声。伸び縮みするユウタ君!なにより、こんな不可思議な状況が〝普通〟な世界観。やっぱりこのアパートに住みたくなります(笑)
このシリーズ?独立させたら、面白そうだと思います。キャラクター達がしっかり確立されてると思うので。
それにしても、とても楽しかったです(^^)
作者からの返信
コミカルに書こうとする時が一番頭を悩ませます。これ、スベってないだろうか、と自問するので(笑)。笑わせることが一番難しいと言いますものね。だから、こんな感想をいただけてとてもうれしく思います。短編集でいろんな話を書こうとしていましたが、同じキャラクターが頻出するとシリーズみたいになってしまいますね。たまに出るくらいにして、いろんな作風の作品を書かねば、と思います。お読みいただき、ありがとうございました。
編集済
第十話まで読み通したところで、初めてコメントさせていだきます(あ、間違って第九話に応援入れてしまいましたが w)。
短編集ということで順に読んでまいりましたが、どの話も緻密に書き込まれた描写とイマジネーション豊かな設定があふれていて、唸らされっぱなしでした。
ホラーと言うよりは幻想譚の趣が強い第一話、第六話、一転してユーモラスな日常系あやかし話の第二話、第三話、第七話、第九話、第十話、そして恩田陸の一連のシリーズを想起させるような、暗めの伝奇系ながらノスタルジーに満ちた第四話、第八話。第五話は不思議話と言うよりは、来し方を振り返っている女性の内面を寓話的に描いた文芸掌編とでも言いますか。
食や動植物に関する描写がとても手慣れていて味わいがあるのもいいですね。だいたい食事風景のシーンを読めば、その書き手の実力なり本質が分かると聞いたこともあります。第八話でのシカの解体シーンには賛嘆しかありませんでした。いったいどれだけの引き出しを持っている方なんだろうと。
紙の本になったら枕元に置いて読みながら寝たい、とおっしゃっていた読み手さんがいらっしゃいましたが、私も同じ気持ちです。連載中ということですんで、改めてこの先を心待ちにしたいと思います。また読ませてください。
作者からの返信
何と1~10話、全部読んでいただけたとは! 感無量です。それだけでなく、丁寧に見事に分析されていて、とても感謝しています。自分ではあまり意識せず、単に「日常の少し不思議」な話を書こうとしていて、こんなふうに整理されたものを読んでみると、なるほど自分が何を書きたかったのか、分かるようで、今後の創作に生かせそうに思いました。「日常系あやかし話」が書きやすいので、多くなっているんですね。幻想譚や第四話、八話みたいな話を、もっと書きたいと思っていたはずでした。それと確かに五話は、この並びの中だとちょっと毛色が違う感じもしますね。シカの解体シーンは、その手順を写真入りで解説している本を読んで書きました。都度、調べながらで……。以前に自己分析をして思ったことが、私は登場人物の内面が全然書けてなくて、その分、描写が増えてるんじゃないか、ということでした。この点を改善しようか、それともこのまま、などと思案しています。
丁寧なコメントに、過分なお言葉まで。更新はゆっくりめですが、また来ていただけたら幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。
こんにちは、コメント失礼します。
@sakamonoさんのこちらのシリーズがとてもとても好きで、もし紙の本になったら毎晩眠くなるまで頁をめくってそのまま枕元に置いて眠りたいくらい、大好きです。なので、今回は新作が読めてとても幸せです。
少し不思議な登場人物たちと、力の抜けた主人公のフラットな視点と、おとぎ話のような柔らかな情景がいつもとても美しいです。
素敵なお話を読ませて下さり、ありがとうございます。
作者からの返信
「ヨム」方は、よくやっているのですが、ひさしぶりに「カク」ことができました。それでこのような過分な言葉をいただいて、とてもうれしく思っています。書く活力が湧いてくる思いです(笑)。定期的に更新されている方を見ると、すごい! と思ってしまいます。
不思議なことを違和感なく受け入れる日常、そんな物語を書けたらいいな、と思っています。お読みいただき、ありがとうございました。
武蔵野の雰囲気を見せつける某公園のイメージが漂います。ユウタくんの成長が行ったり来たりしている様子が心の変化とリンクしているようにも思えて、年頃の不安定さが出てますね。カレーはどんな時でも正義です。じゃがいもが美味しく実りますように☆
その場に居るかのような自然の描写と細やかな心模様、いつもながら引き込まれる作品にほろ酔い気分です (*´ω`*)
作者からの返信
どうも場所からイメージすることが多くて、場所から入ってその場所で起こる出来事、というふに書いてしまいます。その場所を知らない人にとっては、どうなのだろう? という逡巡もあります。カレー、おいしいですよね。単体で酒のツマミにすることもあります。ジャガイモが好きです。何となく不思議な空気感を感じてもらえればと、そんなふうに思って書きました。まとまりのない感じもしますが^^;。読んでいただき、ありがとうございました。
ペーパーウェイトの日常感も好きなのですが、こちらの不思議感も好きです。
少し不思議、というにはずいぶん不思議な気がするんですが、登場人物たちにとってはあくまで少し不思議、くらいの感じなんだなあという手触りが面白くて。
この空気、素晴らしいと思います。
うーん、すごいです。やっぱり。
作者からの返信
ここで起こる出来事を、登場人物たちが当たり前に受け入れてしまう、そんな空気感がお伝えできればなぁ、という思惑でこのシリーズを書いています。だから「手触り」や「空気」という言葉がコメントにあって、とてもうれしく思います。一話完結でいろんなお話を書こうとしていましたが、キャラが固まると書きやすくて、連作みたいになってしまったところもあります。お読みいただき、過分なお言葉まで、ありがとうございます。あと、素晴らしいレビューも、ありがとうございました。