なんでサンマ、4匹じゃなくて3匹なんだろう? とか、いや、ダメよそこは七輪の横ですぐ食べようよ、とか、庭でサンマ焼けるなんてなんて贅沢な!(ある意味、焚き火よりもハードル高そうな)とか、それはもう色々と勝手な突っ込みを入れながらにやにや笑って読んでました。
それと語り口が前回よりもこなれてきてるように思いました。こういう連作短編って、キャラクターが段々と勝手に動いてきてる感じで読んでて楽しいですね。それこそこの逃げ出した大根みたいに(以前、地元にあった直売所では、冬になると夫婦大根飾ってました。足プラスαの男性大根用品種があったら、とくだらない想像までしてしまいました笑)。
作者からの返信
あれ、そういえば? 見返してみたら確かに3匹でした。特に気にとめず3人だからと、そう書いてしまったようです。後でもう1匹、追加で焼いたということで(笑)。一応設定として、ここは東京近郊の郊外で住宅地だけれど畑も残っているようなところで、サンマくらい焼いても平気かな、などと考えておりました。そのヘンは読み流してください。でも笑っていただけたなら満足です(笑)。そうなんですよね、そういうところ、あります。短編集としていろんなお話を書こうとしていましたが、連作みたいにこのキャラクターたちが何度も登場することになってしまいました。次はまったくテイストの違うお話です。このお話、もちろんそうしたちょっと不思議な形をした大根から発想しています。お読みいただき、ありがとうございました。
お邪魔します。
読みながら顔が笑ってしまいました。
秋刀魚を焼くシーンで、天城さんが「燻されるのはだめなのです!」と、飛び出してくるかもと予想したり、天城さんの身のこなしから思うに、お狐様の類かしらと考えたり、いろいろと勝手に想像が膨らんでとても楽しかったです。
家庭菜園で二股、三股の大根を収穫したことがあって、歩きそうだなって思っていたのですが、やっぱり足のある大根って、逃げるんですね。ポストの口で大根が削られるって…笑いました。
作者からの返信
笑っていただけてよかった! シュールというかナンセンスというか、そんなお話を目指して書きました。あ、しまった。天城さんは燻されることに弱かったのでした。そのヘンを加えて、もうひとひねりできそうでしたね(笑)。私も天城さんを、お狐様のようなイメージで書いていたので、言い当てていただけてうれしいです。歩きだしそうな大根、ありますよね。お読みいただき、ありがとうございました。
これは!いつぞやのキャスティングですね!?
宇山さんには内緒ですね、炭焼きサンマ。
この部分(文章)すごく好きです。
> 大根をおろすのに手順なんかあるのだろうか。
> 真っ赤に熾きた炭がサンマの皮を焦がし、皮からしたたる脂をかぶって猛然と煙をあげた。焼けたサンマが燻されてゆく。
美味そう…と溜息漏れる文章が美味しいです。
サンマとビールで頂くシチュエーション(良いですね!)に、
そっと夜逃げする?とこなめ大根たち。
想像していたら、「あおくび大根」というキャラクターを思い出しました(^^)
作者からの返信
一旦、キャラクターが固まってしまうと書きやすくて、この後もちょくちょく出てきます。1話完結のお話にするつもりだったのに、これは創作に対する逃げなのかもしれない(笑)。サンマを焼くシーンをお気に召していただいて、とてもうれしいです。描写には力を入れているつもりですので。私もサンマは好きで、ビールの後はワタの部分で日本酒をいただきます。「あおくび大根」検索してしまいました。いいカオをしたキャラですね。こういうとぼけた雰囲気、好きです。お読みいただき、ありがとうございました。
やっぱり普通の大根ではなかったですね^_^
サンマ私も大好きですがが炭焼きでは食べたことがないなぁ。
コミカルでくすりと笑える小品で面白かったです。
作者からの返信
はい。お察しのことと思いますが、引き抜かれると叫び声をあげる、例のアレが元ネタで。^^; でも、楽しんでいただけたなら何よりです。私も炭火で焼いたことはありませんが、とてもうまそうなイメージがあります。秋になると食べたくなって、今時、季節を感じられる貴重な食材だと思います。お読みいただき、ありがとうございました。