第3話

え?もしかしてもしかすると、日本語通じるの?

「大丈夫?」

凛花が日本語で話しかける。それにイケメン少年は答える。

「その言葉、東の国・・・」

アメリカ人が話しているようなすこしなまった日本語。でも、日本語が通じるようだ。でも、言ってることが・・・少し・・・

「東の国?」

と首をかしげる。

「まぁ、日本ってめっちゃ東にあるらしいし。」

「日本・・・?」

今度はイケメン少年が首をかしげる。言葉以外の壁があるっぽい。

「と、とにかく、あなたの名前は?」

私は彼の、吸い込まれそうなほど綺麗な瞳を見つめて聞いた。

「俺は、キリヤ、ロロコ王国の第一王子。」

そしてキリヤは自分がどこから来たのか、話し始めた。

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