シ繝ウ繧クツ 3

「退け!!」


刹那、ヤマタノオロチが叫ぶと同時に周囲に轟音が響き渡る。

その音は空高く跳躍した後、地面に向けてヒグマが振り下ろしたハンマーが地面に小さなクレーターを作り出したと同時に、砂埃を巻き上げて視界をも遮る。


「ぎゃあーー!?」

「ぎにあああ!?」


タビーとジョフの叫び声を皮切りに、ヤマタノオロチが手を振り払う動作の意味を瞬時に理解したのか、蛇達がパフィン達に巻きつきながら滑るように地面スレスレを飛び去っていく。

そして蛇が反応するよりも速く、ヤマタノオロチの視線を受けていたスカイフィッシュはアカリを抱きしめながら一瞬で消えるように飛び去って行った。


「繧サ繝ォ繝ェ繧「繝ウ縺??」

「繝輔Ξ繝ウ繧コ縺ョ蟋ソ繧偵@縺ヲ縺?∪縺吶h?」

「繧ヲ繝ッ繧オ縺ッ譛ャ蠖薙□縺」縺溘s縺ァ縺吶?窶ヲ窶ヲ」


ヒグマ達のような何かはヤマタノオロチをおぞましい形相で睨みつけ、まるで異国の言語のようにも聞こえる不気味な声を発する。


「……貴様ら、操られているのか?あるいは……」


言葉など通じる筈もない。そう分かりつつも言葉を投げかけるヤマタノオロチは、残った4体の蛇と共に妖しく瞳を輝かせる。


「まあ、どちらでも良い。立ち塞がるなら……覚悟はできていような?」


〜〜〜〜〜〜〜〜


「あ゛ーーーー!!フレンズ魚雷ぃーー!!」


一方、パフィン達はミサイルになっていた。

否、ミサイルのようにまっすぐ飛び続けていた。


パフィン達に巻きつきながら飛び続ける蛇のスピードは空を高速で飛ぶトリのフレンズ並みに速く、ジョフに至ってはマヌルネコもビックリの変顔と化していた。


「うじゅいいゆうぃいいぎいいいい!!!!」

(うわぁ……)


その隣でシーラがドン引きしている間にも蛇達は高速でパークを飛び続け、つい先刻までいたはずの遊園地は既に地平線に隠れようとしていた。


「これどこに向かってるんですかぁー!?」

「俺が知るかよぉー!!」


困惑するパフィンにタビーが叫ぶも、風を切る音が声を遮り、お互いの声がよく聞こえない中、パフィンはふと奇妙な感覚を耳に覚える。


「ふえ……?」


何かが触れたような、囁■たような、ぶつかった■■な、如何と■形容し難いそれ■■フィンの意識■徐■■■く■■■い■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

















“危険です!ここから先に行かないで下さい!”


“お願いします!中に家族がいるんです!”


“もう船が出ます!戻れません!”


“待ってくれ!離してくれ!!まだ娘が!!妻が!!”

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