ところで:飴ちゃんの行方
「パフィン!!」
「はーい!パフィンちゃんでーす!」
「飴ちゃんを落としまくってるでち!どうしてくれるでち!」
「ああっ!?パフィンちゃんの飴ちゃんが!」
「ジョフの飴ちゃんでもあるでちぃ!!全部で何個あるでちぃ!!でっぢい゛い゛い゛い゛!!!!」
「だ、大丈夫です!パフィンちゃんがぜんぶ集めるので!」
「ジョフの飴ちゃんも落ちちゃったでち……ジョフも集めるの手伝うでち」
「ありがとうございまーす!」
「ところでパフィン」
「何ですかー?」
「けっきょく飴ちゃんってぜんぶで何個あるんでち?」
「えっとー、41個あってー、そこからおじさんからまたもらってー……あれ?」
「……パフィン?」
「あれ?あれあれ?」
「パフィン!お前まさか……!」
「わ、忘れてなんかないです!何個もらったか思い出せないだけです!」
「それを忘れたって言うんでちー!!どうするんでちか!半分こにできなくなるでち!」
「と、とにかく飴ちゃんをひろいます!ひろってるうちに思い出せるかもしれません!」
「んもー!!」
________
「……?」
「どうしました?」
「あ、いや……今、二人の声がしたような……」
「……もしかすると、飴の数を忘れちゃってケンカしてるのかもしれませんね」
「あちゃー……たくさんあげすぎちゃいましたかね……」
「ごめんなさい。本当にケンカしていたら止めないといけないんで、少し急いでもいいでしょうか?」
「ええ、大丈夫です。急いで戻りましょう」
「すいません、終始振り回すような感じになっちゃって……」
「いえいえ。子供が元気なのはいい事ですから」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます