第69話 フラッシュ町へ

 オーク討伐してから30分程、メイド達が馬車を持って来た。その間に血の匂いに釣られて来た、ラビットや熊などを討伐していた。

結果的に、オークキング1、ジェネラル2、キメラ2、オーク43、熊1、ラビット5、ブーハ2の討伐。


 町へ着いてさっそくギルドへ、オーク村の討伐報酬とオークの売却だ。すべての売却が終わり、一度屋敷へ。メイド達を集め、屋敷を売却し、中立派の領地に向かうことを告げる。向かう先々に故郷がある者(4人)は連れていき、残りは3金貨づつ渡して奴隷解除した。何人かはボコ村へ、残りは冒険者になるそうだ。

 オーク村討伐の影響で、かなりの時間をくった。いつカナータ伯爵が戻ってくるかわからない為、急いで準備にとりかかる。馬を7頭購入し、待ち合わせの村へ出発する。


 町から出る手続きを終えて町を出たら、双璧の刃と疾風の卵がいつでも出発出来る状態で待っていた。


ジャン「僕達も連れていって下さい。」


サリー「構わないけど、命の保障は出来ないわよ。」


疾風の卵&双璧の刃「ありがとうございます。」


サリー「時間がないわ。今日はヤートン村まで行くからそのつもりでいて」


 ヤートン村まで、馬で急いでも15時間はかかる。今が夕方前、明日の朝には着く予定だ。本来なら朝に出発するべきだが、レッドウルフのいる私達には関係ない。ヨルの森もAランクモンスターでもなければなんとかなる。この辺だとスネークジャングルにしかランクAモンスターは確認されてない。

 五時間程進んだ所で湖を発見し、少し休憩する。


 キィィキィキィィィ、ギャァギャァァァ。少し離れた場所で、モンスター同士の争う声が聞こえる。レッドウルフに討伐を任せて、水の補給などを行う。

20分ぐらいでモンキスネークとバーダリアンの死骸と共に戻って来た。

モンキスネークはレッドウルフに与えて、バーダリアンは私達で美味しく頂いた。


バーダリアン…鳥のようなモンスター、Cランクモンスター。強さはゴブリンより少し上ぐらいだが、肉が非常に美味しく、滅多に見つけきれないためランクが高い。


モンキスネーク…木の上に生息する。蛇の尻尾を持つ猿。ランクEモンスターだが、討伐以来などでは集団生活の為ランクCになる。


 1時間程休憩をしたあと出発し、昼前にはヤートン村へ着いた。もちろん近場で猪等お土産に狩って行くのを忘れない。






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