第68話 オーク村討伐
フラッシュ町へ向かう途中に双璧の刃と疾風の卵に会った。どうやら商人達に護衛を頼まれたようで、他に数人程と一緒に馬車の周りにいる。私達が近づいてくるのを警戒しているようだ。
後方を守っていたのが双璧の刃だった為、ジャンが早い段階でツインエンジェルに気づき、レッドウルフによる緊張は解けた。
アイリ「こんにちは、早い再開ね。」
ジャン「驚かせないで下さい。レッドウルフが来たので凄い緊張しました。」
商人「おや、知り合いかい?」
ジャン「ツインエンジェルの人達です。」
商人「確かに噂どおりの方々。」
どうやら商人のなかで、ツインエンジェルは有名になりつつあるようだ。
サリー「初めまして、私はサリー、あちらがアイリ。驚かせてすいません。」
商人「いえいえ、噂になっているツインエンジェルに会えたのですから、逆に幸運ですよ。」
サリー「提案があるのですが。」
商人「何でしょう?」
サリー「私達も護衛につきます。そのかわりフラッシュ町近くのオーク村を討伐するのを手伝って貰えるかしら?」
商人達もオーク村の事を知っているため独自で三つ(Cランク冒険者、Dランク冒険者二つ)を雇ってのにも関わらず、双璧の刃と疾風の卵を雇う事にしていた。
商人達と雇われている冒険者で話しが行われる。
商人「私達の取り分はいかほど?」
サリー「話ではオーク30、オークキング1、オークジェネラル2、オークキメラ2、が確認されてるわ。ジェネラルとキメラとキングは私達の物、それ以外を貴方たちで山分けでどう?もちろんキングとかを倒したら貴方たちに譲る。」
この提案が成立し、一緒に行動することになる。3日後、オーク村から四時間程の場所でいったん分かれ、一度フラッシュ町へ行きメイド達に馬車を10台用意してオーク村へ来て貰う。
サリー「待たせたわね。馬車も後から来るから大量に討伐しましょう。」
その言葉を聞いて、士気があがる。それもそのはず、オーク村を討伐したとしても半分も街へ運べない。それが運べるなら、それは報酬が増えるはけだから士気が上がるのも当然だ。
偵察に出てたアーサが戻って来た。どうやらオークが40になっているようだ。それと数人程小屋に監禁されているのを確認出来た。
サリー「私達はレッドウルフ三匹とジェネラル、キメラ、キングの討伐、疾風の卵は小屋にいる人達の救出、他はオークの相手、アーサは、劣勢になった所に、レッドウルフ二匹と助けに。異論は?」
数秒程待ち異論がないのを確認し、作戦を決行する。
オークキング、ジェネラルさえ倒せば烏合の集になる。レッドウルフに乗ってサリーとアイリが分かれてジェネラルを討伐、その後オークキングの所に向かう。レッドウルフにキメラを任せて、二人はキングと向かいあっている。
サリー「さすがにでかいわね。」
アイリ「こんなでかい相手初めてよ。どうする?」
6m近い大きさを持つオークキングを間近にしたら、更にでかく見えても不思議じゃない。
サリー「私が槍で注意を引いている間に、足もとを崩して頂戴。」
サリーがオークキングの前へ立ちはだかる。槍で牽制しながら闘うが徐々に押され始める。アイリが後ろに回り込もうとしてもオークキングは上手く間合いをはかる。その瞬間、押され始めていたサリーも踏みとどまる。10分程そのやりとりが行われていたが、一気に戦況が変わる。レッドウルフがキメラを討伐しここに来たからだ。オークキングがレッドウルフに気を取られた瞬間を見逃す二人じゃない。アイリが足もとをを攻撃し、膝を着いたオークキングの心臓をサリーが突く。一瞬の出来事だ。
サリー「二人だったらやられてたわね。」
アイリ「確かに…」
まわりを見るとまだ20以上のオークがいるが、ここから先は早い。10分もしないうちにかたがついた。
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