第67話 一方その頃
ボコ村に残ったツインエンジェル達は、村の発展と訓練を行う日々を送っていた。
クーヤンに(教えることは教わること)と習ったツインエンジェル達は、ツインエンジェルが双璧の刃と疾風の卵に教えて、双璧の刃と疾風の卵が村人に戦いの基本を教える。
一カ月がたち、村の防壁も整った事で、ツインエンジェルはデスタ街へ、双璧の刃と疾風の卵はフラッシュ町へ向かった。
今更ながら町は人口5000未満 5000以上は街となる。
村長「今日まで、本当にありがとうございます。」
代表してサリーが村長に対応する。
サリー「クーヤンに頼まれたからしただけよ。それに私達も多くのことを学べたわ。」
村長「クーヤンにお会いなったら感謝してます。と伝えてください。」
サリー「わかったわ。私達も今日までお世話になったわ。ありがとう」
村長「いえいえ。防壁も立てて頂き、こちらがお世話になりました。」
サリー「ふふっ。じゃぁ、行くわね。」
村長「はい。道中気をつけて、いつでもこの村へ来て下さい。」
簡単な挨拶を交わし出発する。1時間でデスタ街へ着いた。レッドウルフの機動力はさすがだ。門で手続きを行い中へ入る。レッドウルフの嗅覚でクーヤンを探させようとしたが、時間が悪い。人の行き交う時間、ましてや屋台なども並んでいては、匂いを探すことも出来ない。仕方なくギルドへ行く。
サリー「誰?」
ギルドの扉を開こうとした瞬間、背後から鋭い殺気を感じ、咄嗟に身構える。
アカメ「驚かせてすまない。私はツヴァイヘンダーのリーダーをしているアカメと申す。」
エリーナ「お久しぶりね。少しだけお時間貰えるかしら?」
見知らぬ女性と師匠とも言える存在、エリーナ?がいる、それにしてもここまで近づかれたのに気づけなかったのはショックだ。
アイリ「えっと、、エリーナ?。」
エリーナ「そうか、この身体か。アカメから万能薬Bを頂いてな。」
クーヤンからでわなく、アカメから頂いたことにする。幸いアカメも何も言わずにいてくれた。
サリー「お久しぶり。時間あるわよ。」
アーサ「お久しぶりです。」
場所を変えて話しをすると、衝撃的な話しを聞くことになる。クーヤンは一人だけで旅だった。それも、途中、カナータ伯爵に見つかり漂流流しをされた。ただ、奴隷の状態が外れてないから生きてはいるだろうと。
現在カナータ伯爵がこの街に滞在しているから、見つかる前に出た方が良いと。
サリー「エリーナはこれからどうするつもり?」
エリーナ「ツヴァイヘンダーとともにカナータ伯爵をうつわ。」
サリー「私たちも協力したい。」
エリーナ「話しがはぶけて助かる。仲間に誘いたくて声をかけに来たの。」
アカメ「2日後に中立派の貴族達の護衛で街をでる。それまで私たちのアジトで滞在して、必要なのがあればツヴァイヘンダーの誰かに買わせると良い。」
サリー「ありがたい話ですが一度フラッシュ町へ行くわ。」
残して来たメイド達を何とかしたあげないといけなかったから、申し出を断る。
アカメ「そうか、それなら途中の町か村で合流しましょう。」
ルートを教えて貰い、一度フラッシュ町へ向かう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます