第56話 感激

 イウとユイを連れて街の外へ出る。そこには、先に稽古をするために外に出ている。エリーナ達、戦闘奴隷がいる。


「エリーナ悪いが、この二人の稽古をお願い」


エリーナ「かしこまりました」


ユイ「え?私は…」


「せっかくだからユイも自衛できるぐらいになると良い」


ユイ「ありがとうございます。」


イウ「失礼ですが、ミレイさんではないですか?」


 まさか、ミレイを知っているとは。


エリーナ「今はエリーナと申します。イウ殿」


 イウ、ユイには口外しないようにお願いして、後はエリーナに任せて、モンスター討伐へ行く。最近岩山とは反対側の森でオーク村が出来たみたいだからオーク討伐をすることにした。


オーク村とは・・オークキングがオークを30匹以上率いて出来た場所をさす。中にはオークキメラやオークジェネラルと言った亜種が存在する キメラやジェネラルはCランクモンスターで、キングはBランクモンスターだ。


 リーリア、サン、テッサを連れてオーク村があると言われている場所まで行く、かなり遠くにあるようで、歩いて2時間かけてたどり着いた。まだ、出来たばかりか、40匹ぐらいで、防壁を作ろうとしている。

 ジェネラルとキメラも2対づつ確認できる。返り討ちに合うのが想像出来るため、村から出てきた、三体を討伐して森で獲物を探す。ブーハやスイーピなどを討伐しながら森を出た。


エリーナ「クーヤン様オーク村はどうでしたか?」


「ジェネラルもキメラも2対づついて、さすがに討伐は無理だから、ブーハやスイーピ討伐しながら戻って来た」


 ジェネラルは人との間で出来た魔物の為、頭脳が優れていて厄介だ、その上キメラまでいる。今回のキメラは一匹は毒蛇とのキメラだ。万能薬があるとは言え、厄介な敵には違いない。もう一匹のキメラは何とのキメラかがわからない。それにしても・・・


「相変わらず厳しい訓練をしているな。」


イウ「僕が望んだ事です。」


エリーナ「初日だから軽くする予定だったんですが、望まれたので厳しくしました。」


「明日から四日間は今日と同じ訓練で、残り5日間は午前訓練、午後から討伐がてら実践を行う。」


イウ「はい。お願いします。」


 馬車の中へ今日討伐したものを、異空間ボックスから出して街へ入る。そのままギルドへ向かい。依頼をお願いする。オーク、ブーハ、スイーピの解体が出来る者、報酬は解体した10%を渡す条件。

 すぐに三つのパーティーが名乗りをあげる。まだ、冒険者成り立てが二つ(不知火と隼)ともう一つ(若葉)は1年程パーティーを組んでる者達だ。

 解体を若葉のパーティーにお願いして、明日から不知火と隼には討伐した物を運ぶ依頼をお願いする。若葉には明日からも運ばれた物の解体をお願いした。

 



 

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