第53話 岩山
岩山に着いた俺は、入る前に飯にする。その時、レレイに異空間ボックスを見せた。
出来たての食事がそのまま出てきたレレイが驚いて口を開いた。
レレイ「これを誰かに見られたら争い事になるわ。マジックポーチですら殺されて奪われる事件があるのに・・・」
「だろうな。だからこそ奴隷の前でしか使わない。」
レレイ「クーヤン様は元農民と聞きましたが、しっかり考えて行動してたのね。凄く信頼関係があったツインエンジェルの前でも使用してなかったわね。他にも何か隠してそうね。」
食事を取りながらスキルの話しをした。能力強奪や回復系生成など、
レレイ「なるほどね。瞬足が使えるなんて驚いたわ。それに、10個のスキルを持っているのも驚きよ、話しだと七つって聞いてたから。クーヤン様は失われた魔人とのハーフなのかもね。」
レレイとの会話で気付いた。七つのスキルを所有したから他のスキルが強奪出来なくなった事や攻撃力や防御力が足りないためにスキルの隣に☆が着いた。
何よりレベルが上がらなくなった原因は、瞬足によって一瞬で倒したから経験値が貰えてなかった。それもそのはず、レベルの高い相手を寝てるとき倒したとしてもレベルがあがるはけない。瞬足を使っていたから、瞬足のレベルは上がっていた。
そもそもレベルの概念が間違っていた。レベルとは生きてきた経験をさす。ただ生きるではなく何をしたかだ。
現にレレイのレベルは29だ。だが攻撃力や防御力や素早さは50もない。知識を得るためにいろいろと経験したからこそのレベル
だ。
レレイとの会話は今まで思っていた疑問を払拭させてくれる。
食事を終え、デスタ街へ向かうため岩山の中を歩く。
暫くして、アイベックスを発見。しかし、岩山に登っていて手出しが出来ない。対抗手段が思い付かず今回は諦める。
更に街へ進むと、オオヨロイトカゲだ。全身にとげ状のうろこが並んだ、ランクDの動物だ。
鱗はヨロイや手甲にも使える為、状態が良ければ、高値で売れる。その上、肉も弾力があり串肉として非常に美味しい。
「ここは俺一人で戦う。」
技術を磨くため一人で戦う事にした。幸い相手は一匹、他の相手がきた時は任せて、一匹に集中する。
少しずつ間合いを積めて、10㍍入ったぐらいで、オオヨロイトカゲが一気に積めてきた、横に逃れ胴体へ一撃を加えようと上段から槍を振り下ろす前に、尻尾の攻撃が来た。そのまま払い流して、距離を取る。
槍を下の地面にぶつけて、そのまま小石を払いあげてオオヨロイトカゲの目を潰す。そのまま前へ出て、下口から上口へ向けて刺して、持ち上げる。小太刀を心臓へ刺して見事勝利。
その場で解体を行い。馬車の中に入れて。そのまま街へ。
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