第41話 最後の仕上げ
エリーナに姉と3人の娘を預けて、急いで馬車に乗り込む。
イーもアーもしっかりいる。
ナーミに、従者になって貰い門へ。
やはり尾行している。
約束通り門近くで、スーとウーが声をかけてきた。交渉するふりをして乗せる。
手続きのタイミングで変幻を解いて、日頃出入りしてたからすぐに手続きが完了した。
急いでブラックホースの所へ、行く途中に4人の奴隷解除を行い。暫くの生活費5金貨と、武器を渡す。
「短い間だったがありがとう。」
イー&アー「何を言う、俺たちこそ感謝している。」
スーとウー「奴隷のままのナーミが羨ましいわ。」
「スーとウー元気でな。」
ブラックホース近くでスーとウーをおろし、追ってを引きつけてから一気にブラックホースで逃げる。
林の街道を入ったのを見計らい。ツインエンジェル達が林から出てきて、追っての邪魔をする。
その間に別の街道に用意してあるブラックホースの所へ俺たちは行く、イーとアーをおろす。
イー&アー「またな。」
後は変幻をした状態で、街道を行きながらすれ違う商人に挨拶をして印象を残してもらう。
「ナーミ戻るぞ。」
ナーミ「はい。」
エリーナのいる部屋へ入ると、落ち着きを取り戻した、エリーナとエリーナ姉がいる。
娘3人は、怯えた表情で、こちらを見ている。
エリーナ「クーヤン様、ありがとうございます。」
「気にするな。」
あぁ。話し通り、ミレイは本当に、大切に扱われているのね。
「四人とも、名前を教えてくれ。」
姉はエリーナに教えて貰い。3人は紙に名前を書いて貰った。
姉はレレイ。娘3人はレーナ。サーナ。シシリー。
奴隷契約を行うのを承諾させてから、そのままの名前で契約をした。
「今後だが、オークションが終わるまでこの部屋で生活をしてもらう。狭いと思うが我慢してくれ。レーナ。サーナ。シシリーは目の見えないレレイの面倒を見てくれ。」
四人とも頷く、
「食事等はリーリア、ナーミに持ってこさせる。後から2人がお湯と食事を持ってくる。必要な物があれば、2人に言ってくれ。」
四人が頷くのを見てエリーナを連れて外へ出る。なれないことをしたせいで、かなり疲れた。
「黙ってて悪かったな。」
エリーナ「必要だったからでしょ。クーヤン様には感謝しています。」
エリーナと一緒に町をでる。エリーナと、一緒に林のモンスターをひたすら討伐する。夕方になった所で切り上げ宿へ戻る。
宿の店主から短剣5本と包丁3本セットを受け取る。そういやー鍛冶屋のガルーダに頼んでたな。
夕飯もまだだし、包丁届けながらティーダ食堂で食べるか。
看板娘「いらっしゃいませ。クーヤンきてくれたの?うれしい。」
クーヤン「お疲れさま、かずは」
かずはの笑顔は、心が癒やされる。
看板娘「ご注文は何になさいますか?」
クーヤン「シシグとビール」
看板娘「シシグとビールですね。すぐにお持ちします。」
シシグとは、細かく刻んだ肉を秘伝のたれ、ビネガー、にんにく、唐辛子で炒めた鉄板料理。ビールのつまみにとても合う。
看板娘「お待たせしました。シシグとビールです。」
シシグをつまみながらビールを飲む、ビールが本当に進む。すでに4杯目だ。
「会計頼む。」
看板娘「6銀貨になります。」
6銀貨と包丁3本セットを渡し、宿へむかう。
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