第42話 やっちまった。
朝起きて、気付いた。
レレイ対策だけを考え、他三人の対策を考えてない。やばい。早急に対応をしなければ、命取りになる。
エリーナにはいつも通り朝から稽古をしてもらっている。
俺は、一人対策を考えるために、宿へいる。オークションまで、後、五日。。宿に置いてたら間違いなく見つかる。
ツインエンジェル宅、それしかないか、だが屋敷だと家捜しされてもおかしくない。
今はレレイに目が向いているが、いつ三人の捜索に動いてもおかしくない。
貧民街の数人にパンと一銀貨を渡し、見なれない女性3人を連れた人が住みついたって噂を流させる。
貧民街を探しても見つからないって事になれば宿も探すだろうな。
訓練中のエリーナのもとへ向かい。リーリアとナーミを呼ぶ。レッドウルフでブルーフオウのいる草原まで行き狩る。
ブルーフオウ、青色の毛並みを持つ鹿の魔物。ランクDモンスターだ。3人と5匹で次々倒して30匹倒した所で、五匹以外は異空間ボックスへ入れて戻る。
相変わらずエリーナの指導は厳しく、全員が倒れている。回復するのを待ってからツインエンジェル宅へいく。もちろん、イチロージローにはブルーフオウの剥ぎ取りをしてもらう。
「エリーナ姉の事に集中しすぎて、3人の娘のカムフラージュを忘れてた。それで、予定変更で、ミナリーをボコ村へ届ける依頼をツインエンジェル指名でだす。ボコ村で、生活してもいいって言う奴隷を大量に買い。そこに混ぜて、町を出る。」
幸い、奴隷商を出て、ツインエンジェル宅へ行くのには宿の前もとおる。
明日の朝は、いつも通り訓練を行い。
昼にリーリアとナーミに宿へ行って貰い、大量の奴隷の中へ紛れ込みながらツインエンジェル宅へ行く。
ナーミには、ゲスの乙女に行った時の姿に変幻して貰い、貧民街を歩く。
明後日に、ボコ村へ行って貰う。
「異論がなければ、ギルドで依頼をしてくる。」
異論なし。ギルドへむかい。指名依頼をする。その後ティーダ食堂に行って、明日の17:00に、ガイヤーン10人分 ナムトックム-10人分 シシグ10人分 シニガン20人分 ビール一樽を取りに来ることを伝える。会計は先にすませとく。
ガイヤーン・・・鳥肉を独自のスパイスに漬け込み炭火で焼いたもの
ナムトックムー・・・炭火で軽く炙った豚肉をスパイスたっぷりのタレで絡めた物
シニガン・・・スープ料理
宿へ戻り眠りにつく。
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